朝の映画館で「いってらっしゃい」──西野亮廣が見つけた"熱狂じゃないコミュニケーション"の心地よさ
西野さんの朝礼にて、西野亮廣お笑いコンビ・キングコングのメンバー。絵本作家・映画プロデューサーとしても活動し、オンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」を運営。さんが、映画『えんとつ町のプペル 〜約束の時計台〜』の上映回に足を運んだ際に感じた「朝のコミュニケーション」の心地よさについて語りました。夜のイベントとはまったく違う、静かだけれど深い時間の話から、靴下の手渡し会や新サービス「チムニー生活」のお知らせまで、その内容をまとめます。
モフぎゅうぎゅう展と靴下手渡し会のお知らせ
映画公開に合わせて開催中のモフぎゅうぎゅう展映画『えんとつ町のプペル 〜約束の時計台〜』に登場するキャラクター「モフ」のぬいぐるみを会場いっぱいに敷き詰めた体験型展示イベント。が大盛況とのこと。映画を観た後に立ち寄る場所として定着しており、特に子どもたちがモフのぬいぐるみを抱きしめている光景が「愛おしい」と西野さんは語ります。ただし、このイベントは4月22日で終了予定です。
そこで4月19日(日)18時から1時間、会場にてTABIO靴下専門ブランド。日本製にこだわった高品質な靴下で知られる。とのコラボソックス(ルビッチの刺繍入り)の手渡し&記念撮影会を開催するそうです。10分おきに整理券が出るため、長時間並ぶ必要はないとのこと。グッズ購入者にはサインも対応するそうです。
この期間が終われば、また私はアトリエにこもる日々が続きますんで、この期間中に会っておこうということで
新サービス「チムニー生活」の狙い
番組内で丁寧に紹介されたのが、新サービスチムニー生活CHIMNEY TOWN関連の新サービス。格安モバイル回線と光回線を提供する。株式会社フィナンシェが運営を担当。です。スマホの格安モバイルと光回線をセットで提供するもので、コンセプトは「値段を下げることだけに集中する」というシンプルなものです。
安さを実現する理由として、西野さんは公式記事を読み上げる形で3点を挙げました。
キャンペーン期間中(2026年5月31日までの契約者対象)は全プラン6ヶ月間500円オフで、3GBプランなら月額528円(税込)からという価格設定です。
朝の映画館で感じた"熱狂じゃない"心地よさ
ここからが本題です。西野さんは前日、渋谷HUMAXシネマ渋谷にある映画館。HUMAX(ヒューマックス)グループが運営。の朝11時の回に足を運び、上映前後にお客さんと交流したそうです。グッズ購入者とツーショット写真を撮り、サインを書き、作品の感想をもらう──そんな何気ないやりとりが「あまりにも気持ちよかった」と熱を込めて語ります。
ポイントは「朝だった」ということ。西野さんは夜のイベントとの違いを明確に意識していました。ミュージカル『えんとつ町のプペル』や「踊るハロウィンナイト」のような夜の催しは、会場全体が「うわーっ」となる熱狂がある。でも朝は違うのだそうです。
朝のコミュニケーションにあるのは熱狂じゃないですよ。ちょっとみんな声も落としてて……神社みたいなノリ、整えるみたいなノリで、すげえ気持ちよかった
会場全体が「うわーっ」となる熱狂。テンションが高く、エネルギーの爆発がある
声を落とし、静かに言葉を交わす。神社のように"整える"感覚。穏やかだけど深い
「おはようございます」で始まり、「いってらっしゃい」で送り出す。その一連のやりとりが、熱狂とは異なる種類の満足感をもたらしたようです。
「いってらっしゃい」が持つ力
西野さんが特に印象に残ったのが、あるアニメーターの男の子との会話です。「人生の十一時台が続いています」──つまり、もうすぐ報われるはずの"十二時"がまだ来ない、努力を積み重ねているけれど前進している実感がつかめない、という苦しみを打ち明けてくれたそうです。
他にも、この春から寿司屋をオープンする人、うつ病と闘っている人、舞台役者──それぞれが自分の物語を懸命に生きている人たちがいました。西野さんは彼らの肩を叩いて「いけるよ」「頑張ってこい」「いってらっしゃい」と声をかけたといいます。
夜のイベントだと「ありがとうね、また来てね」って言うことはあるけど、肩パンパンって叩いて「行ってこい」って言うことはなかなかない。でもこれ、朝だからだろうなと思った
夜なら「ありがとうございます」で終わる。でも朝は、これからの一日が始まるタイミングだから、「いってらっしゃい」で送り出せる。その違いが、コミュニケーションの質をまったく変えたのだと西野さんは分析しています。
さらに興味深いのは、「いけるよ」「頑張れ」と声をかけながら、自分自身にも言い聞かせている感覚があったという点です。送り出す側もまた、その言葉に背中を押されている。朝のコミュニケーションには、双方向の"整える力"があったのかもしれません。
映画を届け続ける、どぶ板営業の現在地
この体験があまりに気持ちよかったことから、西野さんはすぐにスタッフへ連絡し、渋谷HUMAXシネマでの「朝の映画鑑賞+交流」のスケジュールを押さえたそうです。4月17日(金)朝9時、18日(土)朝11時、19日(日)朝11時50分の回に出向き、上映前後にグッズ購入者を対象にサインやツーショット写真に対応するとのこと。子どもにはモフのイラスト入りサインを書いてくれるそうです。
映画の届け方について、西野さんは「公開後すぐにスマッシュヒットというスマートな届け方はできていない」と率直に認めつつ、毎日のどぶ板営業政治家の選挙運動に由来する表現。一軒一軒足を運んで直接訴えかける地道な営業活動のこと。──舞台挨拶ツアー、手渡し会、朝の映画館訪問──を積み重ねていると語ります。
全国の舞台挨拶ツアーも続いており、横浜・川崎(4/20)、東京・錦糸町・日本橋・上野(4/22)、幕張・船橋・市川(4/24)、福岡(4/30)と予定が並んでいます。口コミの広がりもあり、観客動員数はまもなく30万人を突破する見込みとのことです。
目標はその先にあるからね、まだまだなんですけども、コツコツコツコツ積み上げております
まとめ
今回のエピソードで一番印象的だったのは、「朝のコミュニケーションは熱狂ではなく"整える"感覚」という発見でしょう。夜のイベントが持つ爆発的なエネルギーとは対照的に、朝は声を落とし、静かに言葉を交わし、「いってらっしゃい」で送り出す。その穏やかなやりとりの中に、映画の前後の時間も含めた"作品体験"がありました。
西野さん自身も、お客さんに「いけるよ」と声をかけながら自分自身を奮い立たせている実感があったといいます。コミュニケーションは一方通行ではなく、送り出す側もまた力をもらっている。映画の上映期間という限られた時間の中で、こうした朝の時間を少しでも長く続けたいという思いが伝わるエピソードでした。
- モフぎゅうぎゅう展は4月22日まで。4月19日にはTABIOコラボ靴下の手渡し会を開催
- 新サービス「チムニー生活」がスタート。広告費・店舗費をカットし、モバイル3GBが月額528円(キャンペーン時)から
- 朝の映画館でのコミュニケーションは「熱狂」ではなく「神社のように整える」感覚で心地よかった
- 「いってらっしゃい」で送り出せるのは朝ならでは。送り出す側も言葉に背中を押される双方向の力がある
- 映画はスクリーンの中だけでなく、その前後に流れる時間ごと「作品」になり得る
- 観客動員数はまもなく30万人突破。舞台挨拶ツアーや朝の映画館訪問を含む地道などぶ板営業は続く
