Xを面白いと思い始めたきっかけ
今回のテーマは「もしかしたら今Xが結構面白いかもしれない」という話です。
西野さんは、Xについてずっと殺伐としたメディアだと感じていたと話します。
Xってさ、もうなんか経営者がずっと喧嘩してるみたいなイメージあるじゃないですか。
揉めた方がインプレッションを稼げる構造があり、そこから抜け出せなくなっているのかもしれない、と指摘します。
もうずっとみんな揚げ足取り合って、くだらない話して、芸能人の不倫だとか、お前らに関係ねえよって話じゃないですか。
鬱陶しいと思っていたものの、ただ思っているだけでいいのだろうか、と考え始めたそうです。
殺伐としたXに「ほっこり」を投げてみようとした結果
西野さんはまず、殺伐としたXの中に一人だけ前向きで可愛らしい投稿を投げてみようと考えました。
しかし、みんなが本質的に何を求めているのかを考えたところ、別の答えにたどり着きます。
みんなが求めてんの、現代人が求めてんの、これ何かなと思った時に、あ、これ他人の失敗だわと思ったんです。
そこで西野さんが選んだのが「謝罪」というフォーマットでした。
企業の謝罪文フォーマットで発信する
西野さんは、企業の謝罪文のフォーマットを使い、そこに発信したい内容を載せる方法を試しています。
稲刈りでこんなことしてしまいました。大変申し訳ございませんでした、みたいな。
一日に一、二回、こうした謝罪の形をとった投稿を続けているそうです。
象徴的だったのが、相方の梶原雄太さんの誕生日に合わせた投稿です。「オナシャス」が浸透していないこと、テレビ出演は能力的に難しいことなどを、謝罪の形で発信したと話します。
オナシャスも誕生から八年経ちますけれども、一向に流行る兆しがありません。梶原雄太本人はテレビいつかと言ってますけど、不可能です。
フォロワーとインプレッションの伸び方
この謝罪投稿を続けた結果、Xの数字が明確に動いたと西野さんは言います。
真面目にやっていなかったXのフォロワーが、一週間で五千人ほど増えたそうです。
この時代にあんまりフォロワー増えるってもうみんな大体落ち着いてきてるじゃないですか。ですけど五千人ぐらい増えたなと思ったんですよ。
インプレッションも、YouTubeやInstagramでは見ない数字が当たり前に出るようになったと話します。
先ほどの梶原さんに関する謝罪投稿は、収録時点でインプレッションが八百万ほどに達していたそうです。
以前はこうした数字が出ることはなかった、と西野さんは振り返ります。時事ネタの中心にいる人でようやく届く規模だったといいます。
他のSNSとの「広がり方」の違い
西野さんが特に注目しているのが、Xの「横に広がっていく」感覚です。
YouTubeもインスタも別にやっても広がりはないじゃない。横にガーって広がっていくことってないですけど、Xだけはなんか広がりあるんですよね。
数年前のXと比べて、ハマった時の当たり方が変わってきたと感じているそうです。原因はわからないものの、X沼にハマっている人が意外と多いのかもしれない、と推測します。
三週間ほど自分で触ってみた結論として、Xは狙えば数字が取れる、わかりやすいメディアだと話します。
よし、ちょっと数字取りに行くかって思った時に、ちゃんとXは数字取れる。
Xで数字を取るための考え方
西野さんは、フォーマットを作り、人が興味を持つものに自分のメッセージを載せる、という考え方を語ります。
例えば賛否や議論が起きるような議題に自分のメッセージを一つ載せると、とんでもない数のリーチができるといいます。
フォーマットを作る
謝罪や議題など、人が反応する型を用意する
メッセージを載せる
その型に発信したい内容を乗せる
広がる
横方向に大きくリーチする
一方で、リンクを貼ると伸びにくいなど、押さえておくべき基本的な注意点もあると補足しています。
動画メディアとしてのXと今後
西野さんは、自身の生活スタイルとの相性からもXを選んでいます。移動が多くYouTubeをマメに撮れないため、飛行機の中でテキストを書ける点が合っているそうです。
さらに、動画メディアとしてのXの大きさにも触れています。
YouTubeにショート動画上げるぐらいだったらばXにショート動画上げた方がっていう。
ただし、露出は広がるものの、それがバックエンド商品や成約率につながるかはわからない、と冷静な留保も付けています。
品のない人や下世話な人が増えたことが、この熱狂の背景にあるのかもしれない、と西野さんは話します。
明らか他のSNSとちょっと広がりが違うな、っていうお話でございました。皆さんも一回試してみてください。
まとめ
西野さんは、殺伐としたXを逆手に取り「謝罪フォーマット」で数字を伸ばした体験から、今のXが持つ独特の広がりに注目していると語りました。露出という点では今のXが再び面白くなってきた、というのが今回の見立てです。
- Xは経営者の喧嘩や他人の失敗を求める空気が強まり、殺伐としてきたと西野さんは感じていた
- その空気を逆手に取り、企業の謝罪文フォーマットで発信を続けたところ、一週間でフォロワーが約五千人増えた
- 梶原さんに関する謝罪投稿はインプレッションが約八百万に達し、以前では出なかった数字が出るようになった
- YouTubeやInstagramにはないXの「横方向の広がり」が、他SNSとの違いとして挙げられている
- ただし露出が成約につながるかは不明で、動画メディアとしての大きさも含めた「試す価値」として語られた
