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ムスクと聞いて、洗いたての布を思い浮かべますか。セルジュ・ルタンスのムスク クビライカーンは、毛皮や肌を思わせる温かさに、甘い柔らかさを重ねた香水です。透明で粉っぽいクレール・ド・ミュスク、木とスパイスのあるル ラボのローズ 31と比べると、その厚みがつかみやすくなります。建築を目指していた調香師クリストファー・シェルドレイクの転機と、ルタンス本人が「大胆な作品が古典になった」と振り返る話も。秋冬の静かな夜、ニットやコートで過ごす日に、肌へごく少量を。初めの動物的な印象から、ローズや甘さをどう感じるか、時間をおいて確かめたい一本です。