8年Androidの折りたたみを使ってきて、iPhoneに戻った
折りたたみの『iPhone Duo』が発売されたので、さっそく使っています。
前提として、僕は『Galaxy Fold』が出たときから折りたたみスマホを使っていて、たぶん8年くらいになります。
めちゃくちゃ使えるなと感じたのは、3か4くらいの世代からです。5とか6くらいからは2台持ちもせず、それ1台だけで過ごしていました。
なので、iPhoneに戻るのは3、4年ぶりくらいなんです。2015、16年くらいからは『Pixel』や、その前の『Nexus』の頃からAndroidも使っていて、両方使ってきた中で、久しぶりにiPhoneをメインにしてみた訳です。
いい点もたくさんあるし、悪い点もたくさんあります。
閉じた画面が小さいのは「正解」だと思う
最初に感じたのは、閉じた画面が他のiPhoneと比べて狭いことです。パスポートサイズよりちょっと小さいくらいなんですが、個人的にはこれがめっちゃ好きです。
これまでの折りたたみスマホは、普通のスマホより縦長で横が狭いものが多かったんです。開くと、縦に持ったiPad miniのような感覚でした。
iPhone Duoは逆に、ポテッと横に長くて縦が短い。開くと、横向きにiPad miniを持ったようなサイズ感になります。
これはすごく正解の形じゃないかと思っています。『Galaxy Fold』も8でパスポートサイズになって使いやすくなりましたが、おそらくiPhoneがこの形だという情報を得てシフトしたんだろうなと思っています。
そのうえで面白いのが、よく使うアプリを固定する場所が、下ではなく右になっていることです。アプリの中でも、メニューが右側に出ます。
横に長くて縦が短いからメニューを右にしちゃえ、というAppleでしかできないプレイなんですよね。
ただ、今まで下だったものが右になるので、慣れるのに時間がかかります。対応しているアプリもまだ相当少なくて、『X』は下のタブがやたら長くなって7つくらいメニューが並んでいたりします。
右と下を両方使うアプリもあって、このあたりはまだ揺れているところです。とはいえ、右メニュー自体はそんなに使いづらくなくて、統一されていないなというくらいなんです。
開いた画面と2画面表示、そしてアプリ対応の問題
開いた画面は、『Kindle』で本を読むときなどは当然めちゃくちゃいいです。
画面の質感は他のスマホと少し違っていて、ざらっとした粗い感じになっています。指紋が目立ちづらいし、たぶん折り目を目立たせないようにしているんだろうなと思います。
折り目は、暗くするとバリバリにわかります。でも、折りたたみスマホを使っている人で折り目を気にしている人って、いないと思うんですよね。ほとんどの時間は画面が光っているので、そもそも気にならないんです。
今回の売りになっている2画面表示も、すごく使いやすいです。右と左で別のアプリを並べられて、Galaxyの頃から僕もよく使っている機能です。
横幅を1対3にしたり、縦に並べたりはできないので、Androidとは機能の差があります。そこはいずれできるようになるんじゃないかと思っています。
一方で、上にスワイプすると右側だけホーム画面に戻れるので、右と左でいろんなアプリを切り替えるのは、Androidよりやりやすいんです。
Appleのマップアプリや、『Slack』『Claude』のようにちゃんと対応しているアプリは、めちゃくちゃいいです。
ただ、Galaxyはすべてのアプリを無理やり全画面にできるのに、iPhone Duoはそれができません。昨日、PDFのファイルを『Google Docs』で見ようとしたら対応していなくて、狭い画面で見るしかなく、画面が大きい意味ないじゃんとなってしまいました。
この状況は、あと1、2ヶ月は続くかなと思っています。でも、対応するでしょうと思えば、そんなに問題にはなっていません。
むしろ対応が進めば、みんな折りたたみに適したアプリにせざるを得ないので、使い心地はAndroidより上がる可能性もあります。
僕はてっきり、iPad用のアプリをそのまま使うんじゃないかと予測していたんです。でもAppleは、iPadはiPad、iPhoneはiPhone、iPhone DuoはiPhone Duoでアプリの対応を変えさせるやり方を取りました。
開発者にめちゃくちゃ負担をかけつつ、最高の体験をさせようとする。そこがAppleらしいなと思いましたし、良い方向に行きそうだなと感じています。
純正カバーとエコシステムは強い。でもキーボードには不満も
意外だったのが、純正カバーのフォリオがめちゃくちゃいいことです。びっくりしました。
MagSafeでペタッとつくのですぐ外せるし、ちゃんとガードもしてくれて、質感もいい。閉じた状態でケースをパタパタすると画面がついたり消えたりするのも使いやすいんです。
Apple WatchやAirPodsとの連携も、やっぱりすごくスムーズです。Androidで外部のイヤホンを使うと、専用のアプリを入れて設定する必要があったりして、使いづらくはないけれど毎回そこに慣れなきゃいけないんですよね。
OS自体は僕はAndroidの方が好きです。ただ、エコシステム全体で見るとiPhoneは強いですし、ケースなどの選択肢も膨大になると思います。
外部キーボードも、iPadと同じような感じで使えるので重宝しています。ただ、ここは不満もたくさんあります。
Macにある、打ちながら勝手に変換してくれるライブ変換がないので、毎回スペースで変換しなきゃいけません。しかもそれがちょっと重いんです。
ライブ変換のついた『Azuki』AzukiのようなIMEを入れても、OSの制限でハードウェアキーボードには対応していません。結局、ハードウェアキーボードではApple純正を使うしかないのに、そこはあまり考慮されていない感じです。
日本語でハードウェアキーボードを使う人がそもそも少ないので、Appleさんも優先順位は高くないんだろうなと思っています。
開いた状態での入力も、純正キーボードはかなり使いづらいです。ただ、『FlickMe』というアプリで両手でフリック入力できるようになって、これですごく解決しました。
パソコンを開かなくなりそうな使い方
では、iPhone Duoがあればパソコンを開かなくなりそうな使い方はあるでしょうか。
意外とバカにできないのが、右に『Claude』、左に『ChatGPT』を開いて、2つのAIに聞きまくるような使い方です。これまでパソコンでないとできなかったことが、スマホでできるようになります。
画面の切り替えがあると脳の切り替えも必要になるので、認知負荷が高いと思っているんですよね。
文章を書くのもそうです。iPhoneでも書けますが、キーボードでやった方がいいかなと思います。
あとは、本を読むようになります。縦長のiPhoneって、実は本が読みづらいんです。
縦長なのはたぶんアメリカ人が作っているからだと、わりと本気で思っています。横書きの本なら縦長でも読めますが、縦書きの本が多い日本だと向いていなくて、横にすると今度は縦が短すぎるんです。
iPhone Duoなら閉じていても本が読みやすいし、開くとめっちゃ読みやすい。だから本を読むようになって、インプットが増えます。
普通のiPhoneだと『X』が見やすすぎてついやってしまいますが、折りたたみだと本や漫画の方が読みやすく感じるので、Xもショート動画も開かなくなるんです。いいコンテンツに触れやすくなるのは、結構でかいんじゃないかと思っています。
iOSで折りたたみとなると、選択肢はiPhone Duoしかありません。薄さや重さではAndroidの方が勝つ場面もありますが、全体のバランスとしてはいいんじゃないかなと思いました。
折りたたみスマホはちょっと高いですけど、損はしないんじゃないかなと思っています。ただ、一般の人は2世代目、3世代目を待ってもいいかもしれません。僕みたいにガジェットにお金を使うこと自体が一種の仕事みたいな人なら別ですし、Galaxyならもう全然買っていいと思います。値段も安いですしね。
それでは、今日はこのあたりで。ではでは。
まとめ
8年折りたたみのAndroidを使ってきた僕から見ても、iPhone Duoは横長で縦が短い形と右メニューという大胆な設計が光る端末です。アプリ対応やキーボードにはまだ不満がありますが、対応が進めばAndroid以上の体験になる可能性があると感じています。
- 閉じた画面が小さく、開くと横向きのiPad miniのようになるサイズ感は正解だと思う
- 2画面表示は使いやすい一方、全画面化できないアプリがあり、対応にはあと1、2ヶ月かかりそう
- 純正カバーやApple製品との連携は強いが、日本語の外部キーボード入力には不満が残る
- 本が読みやすくなり、XやショートよりいいコンテンツのInputが増えるのが大きい






