毎日ニュースになる情報漏洩、一般ユーザーにできることは?
ジョルノさんは、ここ最近は情報漏洩のニュースを聞かない日がないほどだと話します。ただ、一般ユーザーにできることはあまり多くないといいます。
一般ユーザーにできる対策としてジョルノさんが挙げるのは、パスワードをこまめに変えることです。Chromeでパスワードを管理している人は、パスワードマネージャーで変更したほうがよいものにビックリマークが付いているので、ぜひ変えてほしいと勧めています。
一方で、ユーザーがパスワードを変えても、サイト側から流出してしまえばあまり意味がありません。そのため情報漏洩の対策は、どちらかといえば企業の担当者が頑張らなければならない段階だと、ジョルノさんは見ています。
セキュリティの仕事をするジョルノさん自身も、この土日は当番として対応に追われたそうです。「やらされました」と言いかけて、やる必要があったと言い直すあたりに、現場の本音がにじみます。
ジョルノさんによると、AIの進化で、知識がなくても高度な攻撃ができるようになりました。それでも防御側にできることは、実は基本的な対策が中心だといいます。
AIのおかげで、知識がなくても高度な攻撃ができるようになった
できることの多くは基本の「き」。ただ、その基本を徹底するのが難しい
ジョルノさんは、防御の要点が基本の徹底にあると考えつつ、その基本を守ることこそが難しいと話します。
大企業の例としては、今週はGMOの話を聞かない日はなかったといいます。ジョルノさんは本当に個人情報が漏れているのかを確かめようと、情報が出ているサイトを探しに行ったそうです。
ジョルノさんがそのサイトで見たのは、LINEのIDやお受験に関する話などでした。当事者は違うと言っているそうですが、GMOの社長が謝罪に動いているようなので本物だったのだろう、というのがジョルノさんの受け止めです。
怖い世の中になっちゃいましたけど、皆さん注意していきましょう。基本的なことをね、やるしかないんでね。
飛行機で丸見えだった、仕事のパソコンとスマホの画面
身近な情報漏洩の例として、ジョルノさんは飛行機での体験を話します。斜め前の席で、コンサル関係と思われる男性がノートパソコンを広げて作業していました。
その男性のノートパソコンには、斜めからの覗き見防止フィルム ── 画面に貼ると、正面以外の角度から表示が見えにくくなるフィルム。プライバシーフィルターとも呼ばれ、移動中や公共の場で作業する人の情報保護に使われますが貼られていなかったそうです。どれくらい見えるのか試そうと、ジョルノさんはiPhoneのカメラで拡大してみました。写真は撮っていないと断っています。
拡大してみた結果、ノートパソコンの画面ではクライアントの情報などが丸見えだったといいます。ジョルノさんは、飛行機や新幹線で作業する人にはぜひ覗き見防止フィルムを買って情報を守ってほしいと呼びかけます。
ジョルノさんが「もっとやばい」と感じたのは、別の飛行機での出来事です。通路側に座ったジョルノさんの2つほど前の2人席に、70代か80代と思われる女性と、その夫らしき男性が並んでいました。
その男性は、日本人には珍しく左手でスマホを持ち、右側の窓際には妻らしき女性が座っていました。左斜め後ろにいたジョルノさんからは、男性のスマホの画面がはっきり見えてしまったそうです。
見たいわけじゃないですか。見えちゃうんですよ。もう、バリバリに見えちゃうんですよ。
男性のスマホの画面には、露出の多い女性の写真が映っていました。ジョルノさんは、そうしたサービスを提供する店のホームページだったのかもしれないと推測しつつ、確かではないと断っています。
その後、男性はLINEを開いてしきりに見ていました。妻から見えない角度にスマホを傾けているようにも見えたといい、ジョルノさんは「携帯にも覗き見防止のものを貼ったほうがいい」と強く思ったそうです。
情報を扱う仕事をするジョルノさんの職場では、プライバシーシートを付けようという教えが浸透しています。高齢の人がIT機器を使いこなすこと自体には大いに賛成しつつ、情報リテラシーの大切さを改めて感じた出来事だったと振り返ります。
シニア携帯の「電話した?」問題
高齢者と携帯の話から、ジョルノさんは祖母のことを話し始めます。祖母は年齢のわりにしっかりしているものの、持たせているガラケーのシニア携帯の使い方が怪しくなってきたといいます。
祖母からは仕事中にも電話がかかってくるそうです。ジョルノさんが用件を聞くと、9割ほどの確率で決まったやり取りが始まります。
着信
仕事中に祖母から電話がかかってくる
「何?」
ジョルノさんが用件を尋ねる
「電話した?」
9割ほどの確率で祖母から聞き返される
「かけてないよ」
深呼吸してから答える
「あ?」
耳に受話口がうまく当たっておらず、聞き取ってもらえない
つい、キレそうになるんですけど、ちょっと1回深呼吸して、「かけてないよ」って言うんですよ。
ジョルノさんが不満に思うのは、以前のシニア携帯から今の機種で仕様が変わってしまったことです。高齢になると機械の使い方がわからなくなったり、新しいことを覚えたりするのが難しくなるので、メーカーにはそこを考えてほしいと話します。
今のシニア携帯は、知らない番号からの着信を受けるのに段階を踏む仕組みになっているそうです。オレオレ詐欺 ── 家族や親族を装って電話をかけ、事故や借金などを口実にお金をだまし取る詐欺。高齢者が狙われやすく、特殊詐欺の代表的な手口とされていますから守るための機能ですが、余計なお世話すぎて電話に出られなくなることもあるといいます。
ローストビーフ用のブロック肉は、なぜ真っ黒になったのか
介護の話の続きとして、ジョルノさんはローストビーフの一件を語ります。冷凍していた牛のブロック肉を解凍し、帰宅したらローストビーフを作るつもりでした。作っておけば、祖母も勝手に食べてくれると考えていたそうです。
祖母の家には週に数回ヘルパーさんが来て、介護サービスの一環でご飯を用意してくれます。いつもは使いやすい細切れの豚肉や牛肉を煮物や炒め物にしてくれて、ジョルノさんが余りを食べても普通に美味しいといいます。
ところがその日、ジョルノさんが祖母の様子を見に行くと、真っ黒な肉が置いてありました。もしやと思って温めて食べてみると、ジョルノさんでも噛み切れないほど硬かったそうです。
解凍したブロック肉で、帰宅後にローストビーフを作る予定だった
ヘルパーさんがカットして焼いてしまい、真っ黒で硬い肉に。祖母もあまり食べられなかった
ジョルノさんは、ローストビーフ用の大きなブロック肉は扱いが難しく、ヘルパーさんは使い慣れていなかったのだろうと推測します。結局、ローストビーフは作れませんでした。
細切れ肉もちゃんと買ってあったのに、なぜブロック肉を使ったのか、とジョルノさんは首をかしげます。解凍してあったので使おうと思い、祖母に聞いたところ、祖母が深く考えずに「いいよ」と答えたのだろうと想像しています。
チャレンジするのはいいんですけど、せめて美味しく作れよと思いましたね。
ジョルノさんは「性格が悪いかもしれない」と前置きしつつ、今度とびきり美味しいローストビーフを作ってヘルパーさんに食べてもらおうかと冗談めかします。ブロック肉ならビーフシチューにする手もあったが、素も赤ワインもなかったと付け加えます。
一方でジョルノさんは、他人の家の冷蔵庫と慣れない調理道具で料理を作る難しさにも理解を示します。文句を言うつもりはないとしたうえで、使い慣れたものを使ったほうがいいのに、と締めくくりました。
分割キーボードより純正品、「純正品原理主義者」の言い分
「使い慣れたもの」から連想して、ジョルノさんはガジェットの話に移ります。コテンラジオ ── 歴史を題材にしたトークで人気のPodcast番組。樋口聖典さんらが出演し、歴史以外のテーマを語る回もありますで、樋口さんがガジェットについて話していた回があったそうです。
その回で、ヤンヤンさんは分割キーボード ── 左右2つに分かれた外付けキーボード。肩幅に合わせて離して置けるため、姿勢が楽になるとされ、近年人気を集めていますを使っていると話していたといいます。ジョルノさんの職場にも持っている人がいて、確かに流行っていると感じているそうです。
それでもジョルノさんが分割キーボードを使わないのは、新しい道具に慣れる時間や手間がかかり、さらに別のものに替えるときにも手間が増えるからです。ジョルノさんは純正のMacのキーボードを使い続けています。
少し前まではWindowsとMacの2台持ちで、日本語キーボードの配列が微妙に違うのが面倒だったといいます。今は職場のパソコンも自分のパソコンもMacなので、ノートパソコンのキーボードで快適に打てているそうです。マウスも職場と自宅の両方でMacのマジックマウスを愛用しています。
昔使っていたマイクロソフトのエルゴノミクスキーボードは、打ちやすさは確かでした。ただ非常に大きく持ち運びにくいうえ、置いておくだけでも場所を取るので、外付けキーボード自体を使いたくなくなったといいます。
僕も純正品原理主義者として、ちょっと頑張って生きていこうと思います。
寒い夜のフリースパジャマと、リカバリーウェアへの疑問
最後にジョルノさんは、夜の収録時点でかなり寒くなり、この日からフリースのパジャマを出したと話します。とても暖かいそうです。
最近は高価なリカバリーウェア ── 着て休むことで疲労回復を助けるとうたう衣類。特殊な繊維を使った商品が多く、一般的なパジャマより高価な傾向がありますも売られていますが、ジョルノさんは効果に半信半疑です。ユニクロのフリースのパジャマが、動きやすく寝やすいので気に入っているといいます。
ジョルノさんはリスナーにおすすめのパジャマを募りつつ、来週はできれば福岡市長選挙の話もしたいと予告して、番組を締めくくりました。
まとめ
情報漏洩のニュースから始まった今回の雑談は、飛行機の覗き見、シニア携帯、ローストビーフ、ガジェット、パジャマへと移りながら、使い慣れたものと基本の大切さにゆるやかにつながっていきました。
- 情報漏洩への備えは、パスワード変更や覗き見防止フィルムなど基本的な対策の徹底が中心
- 飛行機や新幹線では、パソコンやスマホの画面が思った以上に周囲から見えている
- シニア携帯の仕様変更や過剰な詐欺対策が、高齢者の使いにくさにつながることもある
- 料理も道具も、使い慣れないものより使い慣れたものを選ぶほうが失敗しにくい






