人材育成室での役割と若手薬剤師の学び
たいぞーさんは、今勤めている会社で人材育成室というスタッフ教育に関わる部署で働いています。
ただし現場での仕事がメインで、育成の仕事はプラスアルファでやっているという立ち位置です。
その役割の中で、若手の薬剤師たちがどうすれば頑張れるのかを考えてきたことが、今回のテーマです。
経験年数の浅い頃は、学ぶ習慣がまだ薬剤師として身についておらず、学ぶべきことも数多くあります。
だからこそ、習慣的に学んだり、日々の業務を振り返ったりすることが大きな学びにつながると話されています。
この先、20年、30年と続く薬剤師人生の中で、どのような薬剤師に成長していくかという根幹になる、とても大切な時期じゃないかなと思います。
SNSのような承認の仕組みを取り入れる
人材育成室では、振り返りや研修報告を上げるためのシステム開発も行っています。
最近そのシステムに取り込まれているのが、SNSのような機能です。
報告に対していいねを押したり、コメントをつけたりできる取り組みを、若手薬剤師の間で共有し合っています。
これによって、他者からの承認を得られる仕組みを作っているそうです。
自分の取り組みを報告して発信したい人もいれば、いいねやコメントをもらえることで頑張れる人もいます。
そうした承認を糧に、学ぶ習慣をつけて頑張ってほしいという狙いがある仕組みです。
承認欲求というのは一つ大きな、人間の原動力になるものだなと思います。
承認欲求だけが原動力ではない
承認欲求をうまく活用しながら学びの習慣づくりを進めるのはよい視点だと考えて運用してきました。
しかし取り組みを続ける中で、人はさまざまで、承認欲求だけが原動力になるわけではないと気づいたと話されています。
たとえば、的確なコメントを返すことで自分の頑張りを評価してもらう人もいます。
自分の頑張ったことから、さらにプラスアルファの学びを生み出すところに、やりがいや頑張りどころを見いだす人もいます。
また、発信せず見るだけでも学びになるため、見ることのほうが向いているという人もいると考えられます。
自分の取り組みを報告し、いいねやコメントをもらうことで頑張れるタイプ
他者の報告を見たり、的確なコメントを返したりする中で学びを深めるタイプ
その子独自の頑張る理由を浮き彫りにする
発信することや情報共有することには労力が必要です。
頑張っている人に承認やコメントを返して、より頑張ってもらうことは大切だと話されています。
一方で、さまざまな頑張り方があることを念頭に置き、そうした頑張りにもきちんと評価がつく形を考える必要があると言います。
何によって頑張る意欲が湧いてくるのかは、人それぞれ違うものだからです。
そこで、大枠の仕組みは作りつつ、その仕組みを通してその子の頑張る理由を浮き彫りにするという発想が語られます。
そうすることで、より介入しやすくするためのツールとして活用できるのではないかと考えているそうです。
まとめ
承認欲求は人を動かす大きな原動力ですが、それだけがすべてではありません。人によって頑張る理由は異なり、それを見つけてあげることが人材育成では大切だと語られた回でした。
- 人材育成室では、SNSのようにいいねやコメントができる仕組みで若手の学びを支えている
- 承認欲求は大きな原動力だが、それだけが人を動かすわけではない
- 発信で頑張る人、コメントで学ぶ人、見ることで学ぶ人など、頑張り方は多様である
- 大枠の仕組みを通して、その子独自の頑張る理由を浮き彫りにすることが介入のカギになる
- たいぞーさん自身も模索中で、一人一人を見る育成は労力もかかり難しいと感じている
