すでに知っていた「問題解決思考」との再会
たいぞーさんは先週末、会社から派遣されて管理者マネジメント能力向上研修に参加しました。
研修のキーワードとなっていたのは「問題解決思考」でした。実際に自分たちの事例に落とし込んで考える時間もあったといいます。
この思考方法は、薬剤師が現場で薬学的に考えることと通じる部分もあり、学びの多い研修だったと振り返っています。
目新しさはなかった、それでも価値は下がらなかった
一泊二日の宿泊型研修で、今回は2日間トータルの学びが語られます。
実はたいぞーさんは、前職で社内研修の企画立案や運営を担当していた立場でした。
その中で問題解決思考を学び、実践する研修プログラムを自ら考えて行っていたといいます。
このプログラムは前職でかれこれ5年以上続き、3ヶ月に1回、全スタッフ共通のものとして問題解決思考を学び、現場の課題解決に実践していく取り組みでした。
そのため今回教わった内容そのものは、正直目新しいものではなく、以前学んでいた内容が概ねそのままだったといいます。
知ってることだなというようなことを思いながら、復習のような感覚で話を聞いていました。
それでも、研修の価値が下がったかというと、まったくそんなことはなかったと語ります。
「わかる」と「できる」の間にある壁
新しいことが学べなかったにもかかわらず、学びは大きかった。その理由は明確だといいます。
問題解決思考のような思考力を学ぶ研修は、思考方法そのものを学ぶことにも意味があります。
しかし、その思考方法を実際に自分自身が使って初めて、価値が生まれるとたいぞーさんは考えています。
学べてよかった、いい話が聞けたで終わってしまえば、現場は何も変わりません。
知識が自分の中に蓄積されて終わり。現場は変わらない
学んだ内容を実践し、チームや会社が一歩ステップアップする
特にマネジメント能力の研修だったため、知識の蓄積で終わらず、現場や業務が改善されることが求められます。
自分自身だけでなく、チームや会社、組織が一歩ステップアップすることが、研修の最終ゴールになるのではないかと話されています。
壁を意識していたから、前のめりで臨めた
自分のレベルが上がるだけで留まらないためには、実践という大きな壁を超えることが重要になります。
たいぞーさんは前職の研修を繰り返す中で、このわかるとできるの壁を常々意識していました。
だからこそ今回の研修でも、問題解決思考を「教わる」と知った時点で、大事なのは知識を蓄えることではなく、いかに実践するかだと捉えられたといいます。
研修を通して、自分がいかに考え、次の一歩を踏み出す道筋を見出すか。その姿勢が、受講の向き合い方を変えました。
こんなの知ってるしみたいに、斜に構えた感じではなくて、前のめりに主体的に研修に向き合うことができたのではないかなと思います。
薬剤師の学びにも通じる、実践までの一歩
研修などで学ぶ機会は薬剤師にも多いものです。
そこでわかるとできるの壁を認識しているかどうかで、学びの価値は大きく変わるとたいぞーさんは改めて感じたといいます。
知識を学んで自分が成長したところで留まるのではなく、その知識を現場で患者さんに使うこと。
そして患者さんの薬物治療の質を上げられて初めて、薬剤師が学んだことにも価値が生まれると考えています。
自分は本当にこれを使いこなすことができているのだろうか、真に理解して、現場の中で実践できているのだろうかと思いを馳せてみる。
すでに知っている内容を聞く研修でも、この問いを持つことで、もう一歩踏み込んだ学びを得られるのではないかと話されています。
まとめ
すでに知っている内容の研修でも、わかるとできるの壁を意識することで学びの質は変わります。実践し、現場や患者さんの変化につなげて初めて、学びに価値が生まれるという視点が語られた回でした。
- 今回の研修のキーワードは「問題解決思考」で、たいぞーさんには前職で5年以上扱ってきた既知の内容だった
- 目新しさはなくても、実践を意識して臨んだことで研修の価値は大きかった
- わかるとできるの間には壁があり、わかっただけで終われば現場は変わらない
- 壁を意識していたからこそ、斜に構えず前のめりに主体的に研修へ向き合えた
- 薬剤師も、学んだ知識を患者さんに使い治療の質を上げて初めて学びに価値が生まれる
