📝 エピソード概要
インテリジェンスの上場を目前に控えながら、急逝する父の遺言を受け、急遽USEN(当時の郵船)の社長に就任した宇野康秀氏の激動の時代を振り返ります。800億円もの個人連帯保証という想像を絶する重圧を背負いながら、長年の懸案だった「電柱問題」の解決や世界初の光ファイバー事業へと突き進む、執念の経営ストーリーが語られます。
🎯 主要なトピック
- 父からの継承と800億円の負債: インテリジェンス上場直前、余命3ヶ月の父からUSENの継承を託され、巨額の借金と債務超過を引き受ける決断をした経緯。
- 電柱問題の正常化: 全国の電柱約720万本の利用実態を1年強で調査し、不法占拠状態を合法化。社員が誇りを持って働ける環境を整えたプロセス。
- 光ファイバー(FTTH)への挑戦: 次世代の高速通信を見据え、世界に先駆けて家庭向け光ファイバー事業を開始。将来の動画配信時代を確信していた当時の洞察。
- リーマンショックと苦渋の決断: 金融危機による経営難から、コベナンツ(財務制限条項)抵触へ。GYAOなどの主力事業を切り売りせざるを得なかった当時の葛藤。
💡 キーポイント
- 「8億も800億も同じ」という逆転の発想: 一生かけても返せない額であれば、額の多寡は関係ないという知人からの助言が、巨額の負債を背負う勇気となった。
- コンプライアンスと社員の誇り: 違法なインフラ状態を解消したのは、単なる法的リスク回避だけでなく、「自分たちの会社は悪いことをしている」という社員のモヤモヤを払拭するためだった。
- 未来への確信: 当時は「100Mbpsも必要ない」と言われた光ファイバーにこだわったのは、通信速度が上がれば必ずコンテンツの需要(動画配信など)が追いつくという大局観に基づいていた。
- 社員への想いと救い: 経営難でGYAOを売却する際、社員から「事業を継続させる道を選んでくれてありがとう」と言われたことが、苦しい時期の大きな心の支えとなった。

