シニアAI未来会議とは何をしている団体?
「毎日AI」はふだん、ひらちゃんさんがAIニュースを毎日届ける番組です。この回では、ひらちゃんさんが主宰するシニアAI未来会議の活動紹介と、前日に開いたAI勉強会の報告が語られました。
ひらちゃんさんによると、活動紹介は本当は週1回やるつもりだったそうです。ただ、AIニュースが毎日のように出てくるため、ニュースの話ばかりになり、自分の紹介が後回しになっていたといいます。
本当はこれ(活動紹介)週1でやるぞとか言ってたんですけど、すっかりAIニュースがたくさん、どんどんどんどん毎日のように出てくるので、そっちばっかりお話ししてしまって。
シニアAI未来会議は、シニア世代に生成AIを知ってもらうための活動です。具体的には、月に3回、AI勉強会とAI体験会を開いています。
定員10名が満席、60代から80代が集まった画像生成の勉強会
ひらちゃんさんが前日に開いたのは「画像生成を全力で楽しむ勉強会」です。定員10名で募集したところ、10名満席での開催になりました。
この勉強会の参加者は、初めての人とリピーターがちょうど半々ぐらいだったそうです。年代は60代が4名、70代が3名、80代が3名でした。
勉強会のゴールは、画像生成を使って自分だけのチラシを1枚作って持ち帰ることでした。ひらちゃんさんは、操作やAIアプリに慣れない参加者のもとへ順番に回り、手を挙げた人のところへ走っていくなど、一人ひとりに対応したといいます。
どうしてもね、このお時間、一人で一人一人に対応していると、どうしても他の方を待たしてしまうっていう場面もあるのかなっていうふうには思ってます。
ひらちゃんさんは待ち時間を課題と感じつつも、その間に参加者がそれぞれ新しいことを始めたり作ったりしていたので、全体としては楽しくできたのではと振り返っています。
半信半疑の顔が「このまま使える」に変わった瞬間
勉強会の結果、10名全員がチラシを1枚完成させて持ち帰りました。ひらちゃんさんはこの結果を素直に喜んでいます。
勉強会の冒頭で、ひらちゃんさんは自分のチラシを見せ、AIで作ったと説明していました。けれど参加者の表情は半信半疑だったといいます。
(チラシは)皆さんで作れますからねって言ってるんだけど、いやいやそんなはずないよというような顔をされていましたと思います、私は。
ところが、作り方やコツを聞いたうえで、参加者が自分でAIにお願いしてチラシができあがっていくと、皆さん驚いていたそうです。「これこのまま使えるね」という声も出ました。
講師のチラシを見ても「自分に作れるはずがない」と半信半疑
自分でAIに頼んでチラシが完成し「このまま使えるね」と驚く
勉強会では、チラシ作りのほかに自分の写真を加工する体験もしました。ひらちゃんさんは例として、自分の顔を自撮りして「イケメンにして」とAIに頼んでみせ、会場の笑いを誘ったそうです。
元が元なので、この変化がイケメンにしてもらった時の変化がとても大きくてですね、まあとりあえず一笑起きるのが面白いなって思っております。
満足度4.7点、全員が「また使いたい」と答えたアンケート
勉強会の後に取ったアンケートでは、満足度が5点満点中で平均4.7点でした。講座の難易度は「難しかった」「易しかった」「ちょうどいい」の3段階で聞き、10名中9名が「ちょうどいい」と答えています。
ひらちゃんさんが特に喜んでいるのは、「今後もAIを使ってみたいか」という質問に10名全員が「使ってみたい」と答えたことです。同じような体験会にまた参加したいかという質問にも、全員が「はい」と答えました。
これはね、楽しんでもらってるっていう証拠だと、何よりの証拠かなっていうふうに思っております。
アンケートの自由記述には、「目からウロコだった」「楽しかった」「新しい学びを得られた」といった声が寄せられました。リアルな勉強会ではわからないことをすぐ相談できるのがよい、という感想もあったそうです。
一人で10名を支える限界と、ボタン一覧表という難題
ひらちゃんさんは、勉強会を通じて自分自身も学ぶことが多かったといいます。参加者一人ひとりに生成AIを覚えてもらうために体験してもらう形式なので、どうしても「ここができない」という人が出て、そのたびに個別にサポートに回ることになります。
ひらちゃんさんは、10名を一人でサポートするのは大変だと感じたそうです。そのため、今後10名を超える回では、サポート役を頼む必要があると考えています。
参加者からは、ChatGPTの画面にある記号やボタンの一覧表がほしいという要望も出ました。初めて使う人にとっては、どこを押せばよいかわからないうえ、ボタンが小さく、触ってよいのか迷うものも多いからです。
(ChatGPTもGeminiも)使っていくとね、なんとなくわかってくるとは思うんですけど、最初はやっぱりわかんないですよね。
ただ、一覧表づくりは簡単ではないといいます。iPhoneとAndroidで画面が違い、アプリの更新や機種によってもボタンの配置や表記が変わるためです。チャットの新規作成ひとつ取っても、人によって押す場所が違うそうです。
いろんな人のね、スマホでChatGPTやってるところを見てる私だからこそわかったなっていうところなんですけど、人によってボタン違います。
それでもひらちゃんさんは、ボタンの一覧表は「どうにか作っていきたい」と話しています。
今月の残り2回の体験会、満席の墨田と空きのある緑
シニアAI未来会議では、今月さらに2回の生成AI体験会を予定しています。そのうち墨田区の生涯学習センターでの体験会は、16名の募集に対して16名の参加希望が集まり、満員御礼になりました。
墨田の体験会は10名を超えるため、ひらちゃんさんは前のセクションで触れた課題を踏まえて、サポート役のヘルプを頼むつもりだといいます。
もう1回は緑コミュニティセンターでの開催で、10月29日の14時から2時間の予定です。こちらはまだ若干空きがあり、ひらちゃんさんへの連絡か、AI未来会議のサイトから参加登録できるそうです。
大勢の勉強会が不安な人へ、ひっそり始めた生成AI教室
ひらちゃんさんは、勉強会とは別に、生成AI教室をひっそりと始めています。生成AIに興味を持つ人が増え、一度触ってみたい人もいれば、何度も参加して上達していく人もいるといいます。
一方で、大勢の勉強会だとついていけるか不安だ、という声もよく届くそうです。そうした声を受けて始めたのが生成AI教室です。
生成AI教室の会場は、墨田区のスカイツリーから徒歩1分のレンタルスペースと、新宿区のイベントスペースGOX東京の2か所です。
生成AI教室は「覚えてもらう、勉強してもらう」ことを理念にしていて、そのために習熟度カードを用意しています。文字入力や音声入力など、できたことを1つずつチェックしていく仕組みです。
ひらちゃんさんは、誰かとペースを合わせなくても大丈夫だと話します。教室だけでなく自宅でもAIを使えるようになってほしい、という思いで始めたそうです。
生成AI教室は有料で、1回2000円です。興味はあるが使えるか不安な人や、一度体験したのでもっとじっくり教えてほしい人に向けた場だとしています。
ひらちゃんさんは、そうした参加者の様子を見て、こういう場をもっと増やしていく必要があると感じたと締めくくっています。
まとめ
この回では、シニア世代に生成AIを届けるひらちゃんさんの活動が、勉強会の具体的な手応えと課題、そして新しい教室の形を通して語られました。
- 画像生成の勉強会は定員10名が満席で、60代〜80代の参加者全員が自分のチラシを完成させた
- アンケートでは満足度平均4.7点、全員が今後もAIを使いたいと回答した
- 一人で10名を支える負担や、機種ごとに違うボタン配置の一覧表づくりが課題として見えた
- 大勢の勉強会が不安な人向けに、習熟度カードで自分のペースで進める有料の生成AI教室を始めた





