観客のお題から数十秒でラップが完成?
2026年10月20日、日本のからくり株式会社ともう1社の企業名の2社が、「AI大道芸人」を共同開発したと発表しました。AIが即興でラップを作り、人間型のロボットがその場で披露するという仕組みです。
ヒロちゃんはこの話題を「ちょっと楽しいAIのニュース」として紹介しています。AI大道芸人の面白さは、あらかじめ用意された歌を披露するだけではない点にあるといいます。
AI大道芸人は、観客がその場で出したお題をもとに即興でラップを作ります。たとえば観客が「富士山」や「たこ焼き」といった言葉を出すと、AIがその言葉から連想を広げ、韻を踏んだ歌詞を組み立てます。
AI大道芸人が作るのは歌詞だけではありません。音楽のリズムに合うように言葉の長さを調整し、ラップの歌声まで生成します。その音楽に合わせて、人型ロボットが体を揺らしたり手を振ったりしてパフォーマンスをします。
お題
観客がその場で言葉を出す(例: 富士山、たこ焼き)
歌詞づくり
AIが連想を広げ、韻を踏んだ歌詞を作る
歌声の生成
リズムに合わせて言葉の長さを調整し、ラップの歌声を生成する
パフォーマンス
人型ロボットが音楽に合わせて体を揺らし、手を振る
AI大道芸人では、お題を受け取ってからラップが完成するまで、わずか数十秒だそうです。この速さについて、ヒロちゃんは素直な驚きを口にしています。
いや、これはちょっとね、見てみたいなと思いますよね。
工場向けのロボットが、なぜ大道芸の舞台へ?
AI大道芸人に使われるロボットは、ハイランダーズが開発している国産のヒューマノイド ── 人間のような形をしたロボットのこと。二足歩行や腕の動きなど、人に近い動作を目指して設計されますロボット「N」です。
ロボット「N」は、もともと工場などの産業現場で活躍することを目指して開発されているものだそうです。ところが今回は、工場ではなく大道芸の舞台に登場します。
工場などの産業現場での活躍を目指して開発
大道芸の舞台で即興ラップのパフォーマンスを披露
AI大道芸人の舞台は、10月31日と11月1日に開催される「大道芸ワールドカップin静岡2026」です。観覧は無料で、予約も必要ないそうです。
いやー、これは面白いのが来ましたね。
日本語ラップはなぜAIにとって難しいのか
ヒロちゃんによると、日本語のラップはAIにとってすごく難しいものらしいといいます。ラップの歌詞は、ただ文章を作ればいいわけではないからです。
日本語ラップを成り立たせるには、いくつもの条件を同時に満たす必要があると紹介されています。
| 条件 | 内容 |
|---|---|
| 意味 | 言葉の意味が通っている |
| 韻 | 韻を踏んでいる |
| リズム | 音楽のリズムに合っている |
| 発音 | 正しく日本語で発音できる |
こうした難しさに対して、AI大道芸人のAIは複数の歌詞を作り、その中から韻や意味が適切なものを選ぶ仕組みになっているそうです。さらに、不適切な言葉が出てこないようにチェックする機能も備えているといいます。
AI大道芸人のロボット側も、決まった動きを繰り返すだけではありません。言葉のリズムに合わせて体を動かし、タイミングがずれた場合には自動的に調整する仕組みもあるそうです。ヒロちゃんは「なかなか高度な技術が使われてますね」と評しています。
「AIの活用って、こういうのでいいんだよ」
AI大道芸人の話題を受けて、ヒロちゃんが繰り返し口にしたのが次の一言です。
ヒロちゃんは、最近のAIニュースには「AIが人間の仕事を奪う」「AIが危険な行動をした」といった難しい話題が多いと振り返ります。そうした問題もとても重要だとしたうえで、今回はAIを使って人を楽しませようとしている点に目を向けています。
AI大道芸人では、観客がお題を出し、AIがその場で歌を作り、ロボットが披露します。ヒロちゃんは、人間が参加することで、その場でしか生まれないパフォーマンスになると話しています。
しかもこれ、AIが作ったものを画面の中で見るだけではなく、実際に目の前のロボットが動いて見せてくれると。
ヒロちゃんは、現実で動くという点こそが面白いと語ります。こうした現実世界で動くAIは、フィジカルAI ── ロボットや自動運転車など、センサーや機械の体を通じて現実世界で知覚し、動作するAIのことと呼ばれています。
フィジカルAIというと、工場で動くロボットや自動運転の車などが注目されがちです。ヒロちゃんは、AI大道芸人のように人を楽しませるために使う方向もあると指摘しています。
工場で動くロボットや自動運転の車
人を楽しませるための大道芸パフォーマンス
即興漫才ロボットも?エンタメAIの未来と静岡の舞台
ヒロちゃんは、AI大道芸人の先にある楽しい使い方も想像しています。たとえば、お祭りやイベントで観客と会話しながら即興で漫才をするロボットや、子どもが考えた物語をその場で演じてくれるロボットです。
まあこれ(漫才や物語のロボット)はもう未来の想像というか妄想ですが。
一方で、AI大道芸人は、即興でラップを作って歌って踊るフィジカルAIが実際のイベントで披露される段階にあります。ヒロちゃんは、どんな反応があるかはまだわからないとし、見に来た人たちの反応も含めて注目したいと話しています。
ヒロちゃんは、AIが人間の仕事を手伝うだけでなく、人間と一緒に楽しい新しい何かを作る可能性を感じるニュースだったと締めくくります。
お近くの方はよかったら見に行ってみてください。お近くじゃなくてもわざわざ見に行く価値もあるのではないかなとちょっと思っちゃったりもしております。
まとめ
AI大道芸人は、観客のお題からAIが数十秒で即興ラップを作り、工場向けに開発された人型ロボットが披露する試みです。ヒロちゃんは、難しい話題の多いAIニュースの中で、人を楽しませるフィジカルAIの可能性を示すものとして受け止めています。
- からくり株式会社ほか2社が、観客のお題から即興ラップを作るAI大道芸人を共同開発した
- 意味・韻・リズム・発音を同時に満たすため、AIは複数の歌詞から適切なものを選ぶ
- 国産ヒューマノイドロボット「N」が、大道芸ワールドカップin静岡2026で披露する予定
- AIを人を楽しませるために使う方向を、ヒロちゃんは「こういうのでいいんだよ」と評価している





