初ゲストに迎えたZero Topicのヤモティとは?
Off Topicは、アメリカを中心にテックニュースやビジネス情報を紹介するポッドキャストです。今回は番組初のゲスト回として、10Xの矢本真丈さんが登場しました。ネット上では「ヤモティ」というハンドルネームで活動しているため、番組内でもその呼び名で話が進みます。
草野さんは以前から矢本さんを知っていました。一方で宮武さんは、Off Topicを始めてから「ヤモティさん経由でOff Topicを知った」という声を多く受け取り、矢本さんのチャンネルを見に行って知ったと振り返ります。
なんかすごいOffTopicのこと言ってくれてる人がいるんだと思って。で、(ヤモティさんの)チャンネルを見に行って、そこから知ったっていう感じです。
矢本さんは10Xというスタートアップを経営しています。友人と遊びで続けていたポッドキャストを通じて、2020年の頭ごろに音声の可能性に目覚めたそうです。そこで、自分で自由に試せる場所として始めたのがZero Topicだといいます。
Zero Topicでは、起業家として気づいたことを話したり、寄せられた質問に答えたりしています。先輩経営者や同世代の起業家をゲストに呼んだ対談も配信しています。
驚かれたのは、矢本さんを応援するSlackチャンネルが存在し、80人ほどが参加しているという話です。Zero Topicで扱う質問は、そこから上がってくることもあるそうです。
へー、(そのSlackに)入りたいです。
Zero Topicはなぜ「まともなもの」へ変わったのか
宮武さんはZero Topicを過去回からさかのぼって聴き、途中で内容が変化していると感じていました。初期は好きなリリックやラッツ&スターの話などパーソナルな内容が中心でした。最近はSmartHRの宮田さんやAnchorの関係者などへのインタビューが増えています。
矢本さんによると、最初は友人との番組では話さないパーソナルなことを自由に喋るつもりで始めたそうです。ところが趣味のつもりなのに何千人も聴いていることが見えてきて、下手なことはできないと思うようになったといいます。
もう一つのきっかけは、10Xの事業が2020年に大きく進み、会社としてフェーズアップできたことでした。矢本さん自身にも多くのフィードバックが集まり、それを消化して発信し、世の中に残すことに意味があると考えるようになったそうです。
そこで2021年の頭ごろからは、自分だけでは生まれないコンテンツを残す方向に切り替えました。たとえばラクスルの経営者を呼んで話すことで出てくる内容は、後から聴く起業家にも役立つと考えたといいます。
個人的に、その2020年の振り返りの回があったじゃないですか。その回すごい面白くて。
振り返りをするって、しかもそれを公開するっていうのがすごい面白いなと思ってまして。逆になかなかやる人がいないので。
宮武さんは、経営の振り返りを公開する人は少なく、起業家にとって学びになるうえ、似た境遇の起業家がいると気づくきっかけにもなると評価します。
矢本さんは、すべての人のためのコンテンツはどんなクリエイターにも作れないと話します。届けたい相手は「自分みたいなやつ」だといいます。起業しか生きる道がなく、やると決めたもののどうすればいいかわからない人や、家族を大事にしている人に向けて作っているそうです。
事業もポッドキャストも、切り分けないのはなぜか
宮武さんは、矢本さんがZero Topic、フリーアジェンダフリーアジェンダ、10Xのポッドキャスト、ブログ、Twitter、そして事業と、多くの場で発信していることに注目します。そのうえで、媒体ごとにどう切り分けているのかを尋ねました。
矢本さんの答えは「切り分けはない」というものでした。経営者としての自分とZero Topicの自分を分けると、それぞれを取り繕わなければならなくなります。そのメンタル的な負荷に耐えられないため、ありのままでいることを大事にしているそうです。
それでも強いて言えば、媒体ごとに性質が違うと矢本さんは続けます。それぞれを「表現のポートフォリオ」の1つとして捉え、特徴に合わせて選んでいる感覚だといいます。矢本さんが挙げた媒体ごとの違いは、次のように整理できます。
| 表現手段 | 届き方 | トレードオフ |
|---|---|---|
| ポッドキャスト | 深く届く | 範囲は狭い |
| ブログ | 全文を読む人は10%もいないかもしれないが、目にする人は1万人ほど | 全部は読まれない |
| 拡散力がある | 正しいことは伝わりにくい | |
| 事業 | 多くの人にインパクトを与え、お金も稼げるかもしれない | プレッシャーがかかる |
宮武さんは、音声のリスナーは最初から友達感覚で接してくると感じているそうです。耳元で声を聴く体験は、テキストで読むのとはかなり差があると話します。
矢本さんは2012年からブログを書いています。古い記事ほど何かに「キレている」そうで、新卒で入った総合商社で入社半年のときに上司への怒りを書いた記事もあるといいます。矢本さんはその半年後に商社を辞めています。
そのため文章だけを読んだ人からは、矢本さんは怖い人だと思われていました。ところがポッドキャストを始めてから、怒っているわけではなく、思ったよりずっと優しい人だという印象に変わったそうです。
宮武さんは、感情のこもったブログは批判されやすい一方で、リーチは意外と大きいと指摘します。ロックバンドには怒りを原動力にする人が多く、怒りが冷めると音楽が変わったり作れなくなったりする例もあると紹介し、矢本さんの創作のきっかけを尋ねました。
「明日死ぬかも」から、会社に遺伝子を残す発想へ
矢本さんは、20代前半は生き急いでいたと振り返ります。2011年の東日本大震災の際に現地にいて、死にかけた経験があったそうです。それ以来、明日死ぬかもしれないという恐怖にずっと襲われていたといいます。
当時の矢本さんは、無駄なことをしたくない、嫌な人と一緒にいたくないと考えていたそうです。本人は自分を「ちょっとそういう嫌な奴だった」と表現しています。
えー、でもそれはそれで正しいんじゃないですか。
その感覚は今も根底にあるものの、起業してからは考え方が変わったといいます。自分の名前は消えてもいいので、会社の思想のように長く残るものを社会に残したいと考えるようになりました。
Zero Topicの収録では、ベゾスがイノベーターとして優れすぎているという話題が出たそうです。矢本さんはそうではなく、会社に遺伝子を残し、人に依存せずに会社が自ら作っていける状態を理想としています。
20代前半。震災体験から「明日死ぬかも」という切迫感があり、怒りを原動力に書いていた
起業後。自分がいない先も見据えて、いい意思決定や表現をし、長く残るものを残したい
宮武さんは、Off Topicは2人で運営しているため、どちらかがいなくなるとコンテンツが作れなくなると話します。そのうえで、10Xとしてのコンテンツをどうスケールさせるのかを尋ねました。
矢本さんの答えは「あまりスケールしなくていい」でした。良いクリエイターの作品はたくさんある必要はなく、1つでいいといいます。毎年世の中を騒がせるバンクシーのような人もいれば、代表作が1つある人もいて、いろいろなタイプがあっていいという考えです。
矢本さんは、会社が一番作るべきコンテンツは事業だと考えています。10Xのコンテンツは会社として頑張るものではなく、中にいる人の中身を見せるためのものだそうです。理想は、社員がそれぞれポッドキャストや記事を発信し、社員にファンがつく分散型の形だといいます。
「広がるから愛される」から「愛されるから広がる」へ
宮武さんは、矢本さんが語る分散型の発信がアメリカでも増えていると紹介します。例として挙げたのがMorning Brew ── アメリカのビジネス系ニュースレターメディア。カジュアルな文体の朝刊ニュースレターで多くの読者を集めましたです。
Morning Brewでは従業員がTwitterで積極的に発信しており、会社はトレーニングなどで支援しているそうです。インフルエンサーになりたい人はどんどんなってよく、スピンオフして自分の会社を作るのも1つのやり方だという姿勢だといいます。
宮武さんによると、ダンキンドーナツでも従業員がTikTokerになる動きがあるそうです。アメリカでは「ブランドの裏にいる人間を前に出す」ことがマーケティングのキーワードになっており、10Xのやり方はそれに近いと話します。
矢本さんは、SNS以降のこの15年ほどで、「広がるから愛される」が「愛されるものが広がる」へと順番が変わったのではないかと語ります。代表作を1つ持つ人が強く、CMを打てる会社より、深くエンゲージされPMFしたプロダクトを持つ会社が広くスケールするという見立てです。
矢本さんはこの考えを「今初めて言語化した」と前置きしつつ、2人に同じ感覚があるかを尋ねました。
アテンションがいろんなところに散らばるからこそ、多分いいものに人が寄るっていうところと、どんどんニッチなものでも人が寄ってくるっていうところだと思うので、そこはまさにそう感じますね。
ポッドキャストは採用と取引に何をもたらしたか
草野さんは、顧客がZero Topicを聴いていて、矢本さんがやっているからサービスを使ってみたいと考えたという話を以前に聞き、とても印象に残っていたそうです。宮武さんは、コンテンツを作ることの具体的なメリットを尋ねました。
矢本さんは、メリットは狙っていたわけではまったくないと強調します。後に続く人や自分のような人のために、考えや経験を蓄積できる形で残すことが、ブログやポッドキャストを続ける一番の理由だそうです。そのうえで、大きく2つの効果があったといいます。
1つ目は採用です。求職者は会社を比較し調べますが、10Xの場合は創業者の考えや会社の目指す先がすべて公開されています。しかも音声で耳元に届くため、理解度の高い状態で応募してくれるそうで、矢本さんは「採用前からオンボーディングしてくれている」ようだと表現しています。
この成功体験を会社として形式化しようと、矢本さんではないメンバーが自発的に始めたのが、10Xのポッドキャスト「10X FM」です。矢本さん自身はまったく関与していないそうです。
まさに多分ヤモティさんが想像してた会社の動きが勝手に動いたっていうところです。
2つ目は、パートナー企業との関係です。10Xは大手上場企業の社長や取締役と話して事業を進めますが、相手側には「30人ほどのスタートアップで大丈夫なのか」という不安があるといいます。
そうした相手が、デューデリジェンスの一環として矢本さんの考えを調べて聴き、共感して安心してくれたことで、協業の機会が生まれているそうです。矢本さんは2020年を「ポッドキャストサプライズイヤー」と呼んでいます。
採用の規模感も具体的に語られました。10Xは2020年の頭に10人ほどでしたが、収録時点で40人が見えてきているそうです。応募者のほとんど全員のレジュメに「Zero Topicいつも聞いてます」と書かれていたといいます。
宮武さんは、ミステリアスな社長より人となりがわかる社長のほうがいいと話します。アメリカでは社内ポッドキャストで社長がメッセージを残す例が増えているそうです。
草野さんは、Patreonの社長が資金調達の報告をYouTubeで発信した例を挙げました。宮武さんは、Coinbaseが上場時にマーク・アンドリーセン ── 米国の著名ベンチャーキャピタル、アンドリーセン・ホロウィッツの共同創業者。初期のWebブラウザMosaicやNetscapeの開発者としても知られますとYouTubeで対談した例も紹介しています。矢本さんは、次の調達ではラウンドに参加した投資家を呼んでやってみたいと応じました。
そういう動きは完全ダイレクトに行く時代にはなったので、場合によってはその一般のメディアを飛ばして直接話しに行くっていうところになってますよね。
矢本さんによると、メディアの取材でも「ポッドキャストで言っていたあの件を詳しく」と聞かれることが増えたそうです。発信している分だけ、伝わっている範囲が広がっていると感じているといいます。
バーンアウトしない秘訣と、企画型と関係性型の間
宮武さんは、アメリカのクリエイターの間では、作り続けるプレッシャーによるバーンアウトが課題になっていると紹介し、矢本さんに経験があるかを尋ねました。
矢本さんの結論は「ない」でした。採用などの外部的な成果を狙ってコンテンツを作るのは気持ち悪く、自分にはできないそうです。あくまで自分の創作したい気持ちを満たすためにやっているといいます。
オフトピックでもやっぱりその記事出して、Twitterでちょっとなんか出てコメントしてくれると、やっぱりなんか同じレベル、もしくはその上のクオリティのものを出さないといけないっていうプレッシャーってやっぱり感じるので。
期待値へのプレッシャーをどう乗り越えているのかと問われ、矢本さんは「乗り越えてない」と答えます。ブログのほうがプレッシャーは強く、ポッドキャストは自分に関心のある人がサブスクライブして何本も聴いてくれる媒体だからだそうです。顔は見えなくても、オーディエンスとの信頼関係があるので、乗り越えようとも思わずにいられるといいます。
宮武さんは、過去回で扱ったYouTuberの対比を持ち出しました。宮武さんによると、矢本さんはこの2タイプのちょうど中間にいるように見えるそうです。
アイデア勝負。YouTubeのアルゴリズムと相性がよい
緩いコンテンツでも、関係性によって信頼感を得られる
宮武さんの見立てでは、矢本さんはインタビューや質問回答という企画で人を引きつけ、パーソナリティでつなぎとめる両軸を持っています。Off Topicもそれを考えないといけないと話しました。
矢本さんはOff Topicを全話聴いたうえで、公開フィードバックを送りました。特に好きなのはジャック・ドーシー回とクリエイターエコノミー回だそうです。そのうえで、Off Topicはコンテンツのレベルが高すぎるので、2人のパーソナリティを3回に1回ぐらい挟んでほしいと提案しました。
矢本さんによると、毎回通知を見て聴く何千人ものリスナーは、すでに2人の掛け合いや背景に関心が向いているはずだといいます。最後には2人が朝食べたお茶漬けの話をしても盛り上がるような状態になる、と話しています。
個人的にあんまり自分を出すってあんまり、まあだいたいその普通に話してもあんまりしないんで。
いや、でも宮武さんが好きなトピック、テック以外のトピックで話振ったら、もう1個質問したら10返ってくるみたいなことは全然ありますよ。
矢本さんは、自分は自然にさらけ出すタイプなのでバランスを意識していないといいます。2人の番組は掛け合いができるので、自分だけの話をする必要はないそうです。「コーヒーどこで買ってるんですか?」程度の話でも面白い、とまで話しました。
その1日何やってたかを知りたいとか、なんかすごいパーソナルなことでもいいので、なんか好きな音楽って何なんですかとか、それってなんか面白いんですかねっていうところ。
矢本さんは、宮武さんの就職活動の話などを例に挙げます。コンテンツが充実しているからこそ、2人が何者なのかはベールに包まれていると指摘しました。
ファンが勝手に作ったSlackコミュニティの成り立ち
草野さんは、冒頭で話題になった応援Slackがどう始まり、どう運営されているのかを尋ねました。矢本さんの答えは、このコミュニティも自分では作っていないというものでした。
矢本さんは起業前、プロダクトマネージャーとしてブログで発信し、その分野で名前が知られていました。日本では2015〜2016年ごろから、プロダクトマネージャーの求人が多くの会社で出始めたそうです。
発信
矢本さんがプロダクトマネジメントについてブログで発信する
メンション
別のスタートアップの執行役員が、面接で「PMには社内に師匠がいない」と盛り上がり、参考にしている矢本さんをTwitterでメンションする
提案
コミュニティサービスを運営するその人の場で「コミュニティがあれば嬉しい」という声が出て、「作るので運営してもらえますか」と話が進む
拡大
Slackグループが作られ、気づけば数十人が参加する
Slackでは、ポッドキャストの感想が届いたり、一般には公開できない社内ドキュメントを見せて意見をもらったりしているそうです。10Xがプレスリリースを出すと、拍手が送られてくることもあるといいます。フリーアジェンダでも、運営を手伝う人が自発的に同様のコミュニティを作ったそうです。
質問をコンテンツにするっていうのも1つインタラクションのやり方なので、それでコミュニティ側も「あ、質問すればコンテンツにもしてくれるんだ」っていうつながりにもなりますよね。
矢本さんは、Off Topicで同じことをすれば月2000円ぐらいは取れると話します。矢本さん自身は稼ぐ目的ではなく、人数を制限するために月500円・100人までと決めているそうです。
Off Topicのリスナーは新しい事業の種やアイデアを求めている人がほとんどだと考えられるため、矢本さんは、ちゃんとしたビジネスになるだろうと見ています。
ファンの人たちが立ち上げたっていうのがいい。
草野さんは、チャットツールを使ったコミュニティは自分たちで立ち上げても発言が集まりにくく難しい印象があったと話します。矢本さんは、ダンバー数 ── 人が安定した関係を保てる人数の上限とされる数で、およそ150人といわれます。人類学者ロビン・ダンバーが提唱しましたを超えるとコミュニティは壊れやすいという肌感覚があり、自分は管理する気がないので少ないほうがいいと語りました。
矢本さんは、このコミュニティの背景には、発信を通じて顔も知らない人たちとの間に信頼が生まれていることがあると考えています。矢本さん自身もOff Topicの2人に会ったことはないものの、強い信頼を持って毎回聴いているそうです。その信頼を今っぽい形で整えれば喜ばれるだろうと話しました。
「日本版レニー」とニュースレター、編集者というスキル
宮武さんは、元AirbnbのPMで、有料ニュースレターと会員向けコミュニティを運営する米国のレニー・ラチツキーレニー・ラチツキーさんを紹介しました。矢本さんはすでに同じようなことをしている、と2人は話します。
思いました。日本版レニーさんだなって。
宮武さんはさらに、コミュニティにホワイトレーベルのジョブサイトを組み込めるPalettePaletteというスタートアップを紹介します。AWSのクレジットのような特典をコミュニティに提供する例も挙げ、矢本さんにも向いているのではないかと話しました。
矢本さんが試したいと考えているのは、Twitterにも統合されたニュースレターです。ニュースレターは、ブログ、ポッドキャスト、Twitterの3つの真ん中に位置するものだと感じているそうです。
宮武さんによると、レニーさんは無料記事と有料記事をうまく分け、Slackで得たコミュニティのインサイトをまたコンテンツ化しているといいます。
一方で矢本さんは、すでに多くの発信をしているため、1人ではやりきれないと話します。自分のバックエンドが必要だと感じているものの、会社のお金でやってよいのかは悩ましく、自分のお金で試すにも腰が上がっていないそうです。
誰を採用したいかと問われ、矢本さんは編集者のイメージだと答えます。ポッドキャストで喋った内容を文字起こししてもらうニーズがあり、実はそれをすでにコミュニティに頼んでいるそうです。お礼として30分のビデオ会議の枠を贈っているといいます。
うまいですね。それめちゃくちゃうまいな。
アンカーコンテンツがある中で、それをいろいろそのニュースレターにする形もあれば、それをもう少し小さく切り取って別のプラットフォームに出すとかっていうのも、そこまでできればすごい能力がつくと思うので。
矢本さんは、YouTubeでは10分、15分の動画が長尺と呼ばれ、ディスカバリーが弱いといわれていると話します。そのため今YouTuberが最も採用したいのは、動画をTikTok向けの30秒動画にする人だといいます。宮武さんは、そうしたサービスとしてJellySmuckJellySmuckなどが出てきていると紹介しつつ、結局は人の力になると話しました。
Off Topicのネタはどこから来ているのか?
矢本さんは逆に、Off Topicではブログやニュースレターをどう使い分けているのかを尋ねました。宮武さんの答えは「結構適当」というものでした。
この間、そのカリフォルニアの課題についてポッドキャストを2回分やったんですけど、実は記事先に作ってて。
宮武さんによると、自分の頭を整理するために記事を書き、それをポッドキャストにし、その後に記事としても公開したそうです。アイデア自体は、シリコンバレーで流行っていることを事前に草野さんと話しながら決めているといいます。
矢本さんがマイアミやAppleの件の続報を楽しみにしていると話すと、宮武さんは、Apple対Epicの結果は8月ごろに出て、その後にEpic対Googleも控えていると紹介しました。
ネタが尽きないです。アメリカがずっと動いてくれるんで。
最後に矢本さんは、多くのリスナーには2人のネタの出どころが見えていないはずだと指摘します。そこで、パーソナルコンテンツの第一弾として2人の情報収集術を配信してほしいとリクエストしました。
コンテンツ自体は面白いと思うんですけど、そこを雑談する姿が面白いのかがちょっとわかんなくて。
山Tさんを信じてやります。
番組の最後には、草野さんと宮武さんがZero Topicにゲスト出演し、米国のリテールテックについて話した回も紹介されました。
まとめ
矢本さんの話に一貫していたのは、狙わずに自分のために作ったものが、結果として事業を助けるという姿勢です。媒体を切り分けずありのままに発信し続けた結果、採用、取引、コミュニティが後からついてきました。
- 矢本さんは事業と発信を切り分けず、媒体ごとの性質に合わせて表現を選んでいる
- ポッドキャストは、採用候補者の理解を深め、大手パートナーの安心感にもつながった
- SNS以降は「愛されるものが広がる」順番に変わった、と矢本さんは見ている
- 応援Slackや文字起こしの協力など、ファン側から自発的な動きが生まれている
- Off Topicには、2人のパーソナリティや情報収集術を見せる回が提案された





