近本光司デザインのドリッパー発売決定、HARIOのショールームへ
「チカブレンド」の今回はロケ回です。RYUさんによると、コーヒー器具で知られるHARIOからコラボレーションの提案があり、近本光司さんがデザインするドリッパーが発売されることになりました。
番組では、その打ち合わせと、HARIO本社のショールームを見学する様子が紹介されています。HARIOの社員によると、このショールームは一般の人は基本的に入れず、来社した人や取引先だけを案内している場所です。
こちらが弊社のショールームでございます。今は新製品を展示しております。
ショールームで近本さんが最初に手に取ったのは、チタン製のドリッパーでした。HARIOはV60 ── HARIOの代表的なハンドドリップ用ドリッパー。円すい形の内側に渦状のリブがあり、大きな穴が1つ開いているのが特徴ですというドリッパーをいろいろな素材で作っていて、チタン製のシリーズは今年の新製品として発売されたといいます。
めっちゃ軽い。
HARIOの社員によると、コロナ禍でアウトドアの人気が高まった時期から、外でも使える素材でコーヒーを楽しめるラインナップが増えてきました。近本さんは外でコーヒーを入れてみたいと言いながらも、実際にはなかなか入れられず、自宅で入れているそうです。
入れてみたいな、外で、ほんと。
チタンのほかにも、耐久性が高く熱に強い樹脂製のV60や、台座にオリーブウッドを使ったタイプが並んでいました。HARIOの社員は、素材違いでいろいろな製品を作ることが自社の得意分野だと説明しています。
誰が入れても同じ味に?スイッチ式ドリッパーと遠征のV60
話題はスイッチ式のドリッパーに移ります。RYUさんに飲んだことがあるか聞かれた近本さんは、まだ試したことがなく、早くやってみたいと答えています。
いや、ないんですよ。やりたいんですよね。
HARIOの社員によると、スイッチ式ドリッパーはもともと初心者向けの製品です。ハンドドリップは難しいと思われがちなので、誰が入れても毎回同じ味にできることをテーマに作られました。
ところがスイッチ式ドリッパーは、バリスタたちの手で別の使い方も生まれています。蒸らしのときだけスイッチを上げ下げする、2投目まではお湯を溜め、3投目からは一気に落とす、などのカスタマイズです。
初心者向け。1回お湯を入れてスイッチを押せば、誰でも毎回同じ味にできる
蒸らしや投ごとにスイッチを操作し、オリジナルの入れ方を再現する
スイッチ式ドリッパーの仕組みは、外側の熱で隙間ができてコーヒーの液体が流れるという、HARIOの社員いわく「結構単純なギミック」だそうです。
一方で近本さんの普段のコーヒーはV60で入れています。遠征のときもV60を使っていて、RYUさんによればグラインダーまで持って行っているといいます。
僕(は)遠征の時はV60ですね。
近本さんはケトルまで遠征に持って行っているそうです。HARIOの社員も、ケトルは一番かさばるのではと驚いていました。近本さん自身も、ケトルを運ぶのは大変だと認めています。
沸かしながら抽出するサイフォンと、一滴ずつ落とす水出し器
続いて案内されたのは、HARIOの歴代サイフォンが並ぶ展示です。近本さんはここで、耐熱ガラスと普通のガラスの違いがよくわからないと質問しました。
そもそもあんまり僕、耐熱性のガラスとそうじゃないガラスの違いが全然わからなくて。
HARIOの社員によると、耐熱ガラスは普通のガラスと膨張係数 ── 温度が変わったときに、物がどれだけ伸び縮みするかを示す値。この値が小さいガラスほど、急な温度差による割れが起きにくくなりますが違い、温度差に耐えられるようになっています。簡単に言えば、熱いものを入れても割れない仕組みです。目には見えないものの、耐熱ガラスも膨張はしているそうです。
サイフォンで入れたコーヒーは味わいも違うといいます。HARIOの社員は、ケトルで沸かしたお湯を注ぐハンドドリップとサイフォンを比べて、サイフォンの特徴を説明しました。
ケトルで沸かしたお湯を、ドリッパーに注いで入れる
お湯を沸かしながら高温で抽出するので、香り高く入れられる
次に近本さんの目に留まったのは、電球のような形をした器具でした。近本さんは自分から「水出しコーヒーメーカー」と名前を言い当てています。
HARIOの社員によると、この水出しコーヒーメーカーは水を一滴ずつゆっくり垂らして抽出する器具です。イメージとしては点滴に近く、落ちる量を調整できるようになっています。
最近ちょっとそれ(水出しコーヒー)に興味あるんですよ。
コールドブリューじゃなくて、なんか氷で溶かしながらとか。
氷を溶かしながらポトポト落とす抽出に興味があるという近本さんに、RYUさんもHARIOの社員も「詳しい」と反応しています。HARIOの社員は、思ったよりも詳しくて焦ったと笑っていました。
カバンに入る薄型V60と、置くだけで落ちる浸漬式ドリッパー
次の展示は、アウトドア向けのブランドブランの製品です。HARIOの社員は、レザーをあしらった「男心をくすぐるギア感」があると紹介しています。
コーヒーミルの話では、豆によって挽くときの手応えが違うのがいいという説明がありました。近本さんは、自分が好きな浅煎りの豆は硬いと応じています。
硬いんですよね、浅煎りは。
近本さんたちが特に盛り上がったのは、外に持ち運べるように作られた薄型のV60でした。ガラスほどしっかり形は保たれないものの、カバンに入れて運べるといいます。
これはいいね。
知らんかった。
薄型V60は、マグに直接差して使います。サイズは1杯用と2〜4杯用が用意されていました。
隣にはハンドドリップではない、置くだけで落ちる浸漬式の器具も並んでいました。HARIOの社員によると、浸漬式の器具も初心者向けで、使い方は次のとおりです。
こう自分で持たなくていいってことですよね。
この浸漬式ドリッパーは、蓋が使用後の置き場にもなります。HARIOの社員は、朝の支度をしながらでも、デスクでも楽しめることがテーマだと説明しました。においが移るのが気にならなければ、お茶や紅茶にも使えるそうです。
ドリッパーに当たるケトルの注ぎ口、近本光司の悩み
ショールームの最後に話題になったのは、組み立て式のケトルでした。ケトルを見ながら、近本さんは自宅のケトルについてずっと考えていた悩みを打ち明けます。
家のケトルあれなんすよ。ちょっと斜めなんで、入れる時にドリッパーに当たるんですよ、ここ(注ぎ口)が。
これどうしようかなと思ってずっと考えてたんですよ。
近本さんの悩みは、自宅のケトルの注ぎ口が斜めのため、ドリッパーの近くから注げないことです。その場では、注ぎ口が斜めのケトルは多く、HARIOのケトルは他と比べると割とまっすぐな形状だ、という話になっていました。
毎日コーヒーを入れる中で感じていた小さな不便を、近本さんはそのまま器具メーカーの前で口にしています。番組はこのあと、近本さんがデザインするドリッパーの打ち合わせへと進みます。
まとめ
今回の「チカブレンド」は、近本光司さんがデザインするドリッパーがHARIOから発売されることを受けたロケ回でした。近本さんはショールームで素材違いのV60やスイッチ式、サイフォン、水出し器具を見て回りました。そのあいだ、遠征にもコーヒーセットを持ち歩く習慣や自宅のケトルの悩みなど、自身のコーヒー体験を重ねて語っています。
- HARIOからのコラボ提案で、近本光司さんデザインのドリッパーの発売が決まった
- V60はチタン、樹脂、オリーブウッドなど素材違いで展開され、アウトドア向けの製品も増えている
- スイッチ式ドリッパーは初心者向けに作られたが、バリスタが独自の入れ方に使うようになっている
- 近本さんは遠征にもV60やグラインダー、ケトルを持参するほどのコーヒー好き
- 近本さんは、注ぎ口が斜めのケトルがドリッパーに当たるという悩みをずっと抱えていた







