ニュースアナの水曜日はこんな感じです
毎週水曜日、『Kiss FM KOBE』でニュースアナをさせていただいています。先日、その勤務の中でリスナーさんからお酒の差し入れをいただいたので、まずは私の1日の流れから書いてみます。
出勤したら、まず新聞とインターネットでその日のニュースをチェックします。それと同時に、コンビニで買ってきたお昼ご飯を食べます(笑)
プラスで、大好きな塩にぎりを1個だけ買っていきます。これは夕方ぐらいにまたお腹が空くので、そのとき用です。
タイミングが合うと、コーヒーにすごく詳しいミキサーさんが、豆から挽いた淹れたてのあったかいコーヒーをくださるんです。先週はインドネシアのコーヒーで、ちょっと酸味があってすっごく美味しかった。
しかも、なぜかいつも『母恵夢』を添えてくださるんですよ。今週は季節限定の栗味で、これがまたコーヒーに合う。わかってはるわ~と思いました。
そのあとNHKなどのお昼のニュースをチェックして、『BEAT IT』という番組の中で1回目のニュースを読みます。祝日やお休みの日は観覧の方がたくさんいらっしゃって、私にまで手を振ってくださる方もいるんです。
私はテレビ畑で育ったので、こういう距離の近い関係に慣れていなくて、その時だけはめっちゃ緊張します。でも、あったかくて、好きってなるんですよね。大感謝です。
夜のニュースの前などは早めにブースに入って、噛まないように口の体操をしています。あ行からや行まで、ぱぴぷぺぽからばびぶべぼまで、一通りすごく早口で言うんです。
1分もかからないのですが、緊張したり、いつもと違う環境だと私もやっぱりすごく噛むんですよ。だから、事前の準備で極力減らせるようにしています!
お天気の原稿はアナウンサーが作っていて、気温がぐんと下がる日の前などは、最後に「暖かくしてお出かけください」みたいな一言を入れるのがこだわりです。そして最後は夜のニュースを読んで終わり、という流れです。
手書きのお手紙と「無鑑査」の意味
差し入れはとっても嬉しいのですが、本当に気を遣わないでくださいね。ただ、今回はお手紙をつけてくださっていて、それが嬉しかったんです。
私はメッセージを読むのが大好きなので、お手紙は大歓迎です。このご時世、手書きのメモってあんまりないですもんね。
いただいたのは、宮城県の『一ノ蔵』さんの「無鑑査本醸造辛口」。初めて見るお酒でした。
「無鑑査」ってどういう意味なのか、ラベルに書いてあるんです。1992年まで続いた級別制度のもとで、審査を受けない上質な二級酒を「一ノ蔵無鑑査」として発売した、と。
そして「本当に鑑定なさるのはお飲みになるあなたご自身です」とも書かれています。こうやって消費者に判断を委ねるお酒って、珍しいなと思いました。
とはいえ裏ラベルには、お酒の性質や合う飲み方がすっごく親切に書いてあります。冷酒から熱燗まで全部に合って、柔らかめで軽快な飲み口、というのが蔵の評価です。
まずは冷で。軽くて爽やか
辛口と書いてあるので、冷が一番美味しいんじゃないかな、と思いながらいただきました。
辛口なんですけど、すっごく爽やか。「軽快」の意味が一口でわかる、めちゃくちゃ軽いお酒です。
お食事をメインにして、一緒に飲みたいお酒やなと思いました。
アルコール分は15%で、精米歩合 ── 玄米を削って残った部分の割合。数字が大きいほど、お米を削る量は少ないは65%。しっかりお米の旨味も感じられます。
熱燗はみたらし団子、ぬる燗はちょうどいい
次は必殺のレンジ燗。600Wで15秒、ホッカホカの熱燗にしました。
この表現が合っているかは本当にわからないのですが、香りがね、みたらし団子なんです。お酒でこんなにみたらし団子を感じたのは初めてかもしれません。
香ばしいような、甘辛いような香り。冷のときはそんな香りは本当にないので、不思議でしょう。
飲んでみると、ちょっと甘みが増していました。冷のときは鼻から抜ける少し癖のある独特な香りがあって、それも美味しいのですが、熱燗にするとそれが完全になくなる感じです。
まろやかになって、熱燗なのにこんなに軽い?っていうぐらい軽い。特に、温度で香りが変わるのが面白いんです。
おすすめの料理も公式に書いてあって、おでん、お刺身、餃子、牛タン、唐揚げ、牛すじの煮込み、鰹の藁焼き、豚の角煮。牛タンは仙台やからですね。
確かに食事を邪魔しない味で、さっぱり飲めます。私の長年の勘でしかないけど、次の日に残りにくそうな味もしています。
特別な日にではなく、毎日の晩酌に開けたいお酒ですね。辛すぎる辛口はそんなに量を飲めない私でも、これはいい塩梅の辛さで、グビグビいっちゃいます。
最後に、40度から45度ぐらいのぬる燗にもしてみました。香ばしさは残っていますが熱燗ほどではなく、ちょっとお醤油っぽいかな、ぐらいです。
熱燗だと酸味が全部飛んでいたのですが、ぬる燗だと辛口独特の酸味がまだ残っていて、甘みは丸みを帯びている。ちょうどいいところを取った、まろやかなお酒になりました。
でも熱燗のあの香り、ずっと嗅いでいたかったなあ。ほんまにみたらし団子やってん、信じて。
お酒をくださったリスナーさん、本当にありがとうございます。私の力では出会えなかった一本です。たぶんご自身の一番好きなお酒をくださったと思うので、それを共有させてもらえて嬉しかったです。
もう本当に気を遣わないでね。でも、お手紙やメッセージはよかったらください!待ってます。
InstagramとXもやっていて、目指せフォロワーさん1000人です。ぜひフォローお待ちしています。それでは、また晩酌しましょうね。おやすみなさい。
まとめ
差し入れでいただいた「一ノ蔵 無鑑査本醸造辛口」は、冷では軽くて爽やか、熱燗ではみたらし団子のような香り、ぬる燗では酸味と甘みのバランスがちょうどいい、幅の広いお酒でした。私は大好きです。
- 「無鑑査」は、度数で決まっていた級別制度への疑問から生まれ、鑑定は飲む人に委ねるというお酒
- 冷は辛口なのに軽快で爽やか。食事と一緒に飲みたい味
- 熱燗にすると香ばしく甘辛い、みたらし団子のような香りに変わり、甘みも増す
- ぬる燗は酸味が残りつつ甘みが丸くなり、ちょうどいいところを取った味わい







