今日のテーマは「ペットと牛乳」
配信は牛乳月間のさなか、六月九日の火曜日に届けられました。
この日は最高気温二十五度で、曇り時々雨の梅雨らしい天気だったと話されています。
雨が降ると気温が下がり、牛たちの食べる餌の量が変わるとのことです。
雨が降ると気温がぐっと下がるので、牛たちの食べる餌の量が全然違いますね。このまま続けばいいのにと思ってますけど。
そのうえで、今回のテーマとしてペットと牛乳の話題が持ち出されます。
昔のアニメや絵本では、捨てられた犬や猫にミルクを与える場面が多かったと振り返られます。
ところが今は、犬や猫に牛乳を与えるのは控えた方がよいと言われるようになりました。
今、なんでこんな犬や猫に牛乳与えるみたいなのが少なくなってるんですか?というね、質問が来ておりますので、そちらにお答えしていこうかなと思います。
質問「なぜペットに牛乳を飲ませなくなった?」
最近、ペット、猫、犬などに牛乳を飲ませなくなったのはなぜなんでしょう?
この質問に対して、川上さんはまず前提となるイメージを共有します。
昔のアニメでは、猫が目の色を変えてミルクを飲む描写が定番でした。
「猫にはミルク」というイメージが根強くあったと話されています。
結論は「危険だから」ではない
川上さんの結論は、牛乳が危険になったからではない、というものです。
理由は、犬や猫の多くが牛乳に含まれる乳糖を分解するのが苦手だからだと説明されます。
人間の赤ちゃんも子犬も子猫も、母乳を飲んで育つため、乳糖を分解する酵素ラクターゼをたくさん持っています。
ところが、離乳して大人になると、犬も猫もこのラクターゼが減っていくとのことです。
すると牛乳を飲んだ時に乳糖をうまく消化できず、お腹がゴロゴロしたり、軟便や下痢になったりすることがあります。
これは人間でも起きる乳糖不耐症乳糖を分解する酵素が少ないために、乳製品をとるとお腹の不調が起きる状態。程度には大きな個体差があると同じ状態だと話されています。
個体差が大きく、専用ミルクという選択肢もある
ただし、犬や猫が牛乳を飲んだら必ず病気になるわけではないと補足されます。
少量なら全く問題ない子もいて、農家の猫が牛乳を飲んでいたという話も珍しくないそうです。
昔は、余った牛乳を皿に置くと野良猫が来て、害獣を追い払ってくれるという関係もあったと話されています。
一方で今は、家畜防疫上、犬や猫を牛舎の中に入れてはいけない決まりに変わり、そうした光景も少なくなっているとのことです。
乳糖を分解できるかどうかは個体差が大きく、平気な子もいれば下痢をする子もいます。
ある猫は平気だったり、ある猫は下痢したり、ある犬は問題なかったり、ある犬はお腹を壊すみたいな。なので最近はわざわざ与えなくてもいいよねという考え方になってきました。
そこで、犬や猫専用のミルクという選択肢が紹介されます。
ペット用ミルクは乳糖を減らしたり消化しやすくしたりして、犬猫向けに栄養バランスが調整されているそうです。
飼い主としては専用ミルクの方が安心だと話されています。
牛乳を大人になっても飲むのは人間だけ
川上さんは、牛乳を飲む動物は自然界にはほとんどいないという点を面白いこととして挙げます。
哺乳類は基本的に自分の母親の乳を飲むように進化していると説明されます。
人間だけが牛や羊、ヤギの乳を利用し、しかも大人になっても飲み続けています。
人間だけが牛のお乳を利用し、羊のお乳を利用し、ヤギのお乳も利用しています。しかも大人になっても飲み続けています。これって実は結構特殊なことなんですよね。
だから犬や猫に牛乳を与える文化は、人間が「おいしいから分けてあげたい」と思って始まったものだと語られます。
なお、チーズやヨーグルトなら大丈夫な犬や猫もいるそうです。
これは発酵によって乳糖が減っているためで、人間の乳糖不耐症の人がヨーグルトを食べられるのと同じ理屈だと説明されます。
今日のまとめと飼い主へのアドバイス
川上さんは、昔より犬や猫に牛乳を与えなくなった理由を改めて整理します。
牛乳が危険になったからではなく、犬や猫の体の仕組みが詳しくわかるようになり、乳糖を消化できない子がいると知られるようになったからだと話されています。
少量なら平気な子もいますが、下痢になる可能性もあるため、今はペット用ミルクが推奨されているとのことです。
川上さんの牧場でも牛舎の犬や保護した猫がミルクを欲しがり、体調に問題がなければあげていると語られます。
乳糖とか分解できて、あんまり下痢するようだったり、体調不良になるようだったら控えた方がいいよっていうのがね、最新の情報なので、ぜひ皆さんも気をつけて、美味しく楽しく動物も人間も食べていただけたら嬉しいなと思うところでございます。
まとめ
犬や猫に牛乳を控えるようになったのは危険だからではなく、乳糖を消化しづらい子がいると分かってきたためです。個体差が大きいことを踏まえ、心配なら専用ミルクを選ぶのが安心だと解説されました。
- ペットに牛乳を控える理由は、多くの犬や猫が乳糖を分解しづらいから
- 大人になるとラクターゼが減り、消化しきれず下痢などが起きることがある
- 乳糖を分解できるかは個体差が大きく、平気な子も体調を崩す子もいる
- 今は乳糖を減らしたペット用ミルクが推奨されている
- 大人になっても乳を飲み続けるのは人間だけで、ペットに与える文化は人間発祥
