春の出雲と日曜のコメント返し回
配信はこの日、4月5日の日曜日。出雲市の最高気温は19度で、晴れ時々曇りという春らしい天気だったと話されています。
お花見に行きたい季節だったものの、前日の大雨と風で桜がだいぶ散ってしまったとのこと。それでもまだ残っているので、お花見気分は楽しめそうだと語られています。
この日の仕事は町内会の溝掃除、採卵の牛の処置、そして堆肥の運搬。そのうえで日曜恒例の、まったりゆったりコメント返しのコーナーが始まります。
春休みの期間は学校給食がなくなることで牛乳の行き先がなくなり、需要と供給のバランスが崩れてしまうといいます。週末にお酒を飲む前に、まず牛乳を飲んでほしいと呼びかけられています。
モフモフの牛と海外の牛たち
最初の質問はYouTubeネーム・メイプルさんから。目が見えないくらいふわふわの毛の牛は「ハイランドキャトル」だったか、ペットのように飼いたいという願望のコメントです。
川上さんはハイランドキャトルだと答えたうえで、他にもペット用のずんぐりむっくりした別の牛がいると紹介しています。
これの受精卵を、輸入精液を取り扱っている業者さんが売ってて、買ってる人いましたよみたいなことを言われて。これ60万もしますみたいな話をしたことがあるんですけど。
海外にはいろいろな種類の牛がいる一方で、日本はこうした特殊な牛を飼いにくい環境だといいます。夏は暑く、餌も高いためです。
だからこそ視聴者の応援があれば、多様な酪農家が選択肢を持てるようになると話し、引き続き牛乳を飲んでほしいと語られています。
世界の牛乳価格と日本の圧縮構造
続いてYouTubeネーム・はだむもぐらさんから、世界の牛乳価格の回に寄せられた質問です。インドの牛乳が安く韓国が高いのは輸入の違いなのか、日本の圧縮構造は消費者に優しいのか、という内容でした。
インドは牛乳の消費量も生産量も多く、生産量では世界1位になり、アメリカを超えたと話されています。アメリカのように1万頭規模で飼う牧場もあれば、庭先で1〜2頭飼う昔ながらのスタイルもあるといいます。
韓国については、日本と同じように海外から餌を買っていると説明されています。ただし大陸で他国とつながっているため、ヨーロッパの牛乳などが入ってきやすく、自国の牛乳が高く売れないジレンマがあるとのことです。
実際に韓国の酪農家が川上牧場に視察に来たこともあり、日本と同じような構造だと感じていると話されています。
「消費者に優しいのか」という問いに対しては、厳しい現実が語られました。J-milkの報告で、牛乳を飲む人が減っているというアンケート結果が出ているといいます。
飲まなくなった理由が物価高で、食費を抑えるために牛乳を我慢する人が増えているとのこと。所得が上がらないと解決は難しく、給料を上げられる取り組みを酪農業界が考える必要があると話されています。
インドの牛乳専用列車と加工文化
再びメイプルさんから、牛乳を鉄道で運ぶ回へのコメントです。約2300kmを大量輸送する牛乳専用列車や、「牛は神様」のインドはすごい、という内容でした。
インドでは生産量が多く、牛乳専用の列車で流通させる取り組みがあると紹介されています。ただし、日本とは牛乳への価値観が違うといいます。
インドではギーというバターのような加工品を多く使うため、加熱前提で衛生管理がゆるやかでもよいという面があるとのこと。国ごとに事情が違い、それぞれに良し悪しがあると語られています。
生クリームの食レポと子どもの頃の思い出
TikTokの広告案件で、川上さんが生クリームを食べる動画を3本上げたところ、多くのコメントが寄せられました。
TikTokネーム・ハチさんからは、幼少期に兄と生クリームを泡立ててボウルのまま食べた思い出が語られています。
子供の頃の夢、生クリで思い出せますよ、皆さん。もう一回やってみませんか?
生クリームだけを味わいたいなら業務スーパーのホイップクリームもあるものの、飲める生クリームのふわふわ感やさっぱり感は生クリでしか出せないと話されています。
なお広告案件がなくなり、川上さんのショップには置けなくなったため、生クリの公式アカウントから直接購入してほしいと案内されています。
乳房炎の原因とヘルパーさんへの本音
メイプルさんからは、乳房炎の回にも鋭いコメントが届いています。ヘルパーが来て乳房炎になるのが嫌なら最初から頼まなければいい、原因を他人のせいにする思考では改善しない、という内容でした。
川上さんは以前ヘルパーをしていた経験もあり、この意見にまったく同感だと語ります。休ませてくれるだけでありがたく、急なことがあっても休めるのは最高だといいます。
もし乳房炎をヘルパーのせいにする酪農家がいたら、ヘルパーさんは自信を持ってほしいと励ましています。酪農家がヘルパーをいじめれば、後々自分たちが困るとも指摘されています。
そのうえで、乳房炎の原因は一つではなく、レベルの高い飼養管理をしていれば少しのことでは病気にならないと話し、そこを目指してほしいと語られています。
研修生配信の試行錯誤と視聴者との対話
TikTokネーム・カンシンさんからは「研修生のいる時の川上さんはちょっと違いますね」というコメント。これに川上さんは配信の構図の悩みを打ち明けます。
知識の少ない研修生と酪農家という立場から、どうしても先生のように上の立場になってしまうのが研修生配信の悩みだったといいます。
令和7年の研修生配信ではその点を改善し、研修生を前面に出す工夫をしたと語られています。試行錯誤が伝わればうれしいとのことです。
生クリの食レポ動画には、ふわふわ美味しそう、食べるシーンがない、スポンジも入っている、といった自由なコメントが多数寄せられました。「食べながら喋るな」というコメントには、食レポ配信だからと苦笑しつつ受け止めています。
ライブ配信では、牛乳ベースのカクテルの話も広がりました。カルーアミルクよりも、緑茶のカクテルを牛乳で割るのが一番おいしいと川上さんの好みが語られています。
牛乳のお酒の話をする時は、緑茶のカクテルを牛乳で割るやつが一番うまい。飲み過ぎに気をつけてほしいんですけど、あれがうまいですね。
さらに、牛乳や乳製品を販売する会社があれば、TikTokショップの紹介などで協力したいと呼びかけられています。牛乳だけでなく、生クリームやバターも含めて業界全体を伸ばしていきたいとのことです。
まとめ
日曜のコメント返し回は、海外の牛乳事情から乳房炎の現場、生クリームの食レポまで、視聴者との対話を通じて酪農のリアルが語られる回でした。
- インドは牛乳の生産量が世界1位で、専用列車での輸送やギーの加工文化など、日本とは異なる価値観がある。
- 韓国は日本と同じく海外から餌を買う一方、大陸で他国とつながり自国の牛乳が高く売れないジレンマを抱える。
- 日本では物価高で牛乳を飲む人が減っており、所得を上げる取り組みが業界の課題とされている。
- 乳房炎の原因は一つではなく、休みを支えてくれる酪農ヘルパーは欠かせない存在だと語られた。
- 研修生配信は立場の構図を改善する試行錯誤を重ね、視聴者コメントとの対話が配信の軸になっている。
