リスナーからの質問「どこまで代用できるの?」
この日の配信は、ポポポという配信アプリのリスナー、もぐらさんから届いた質問がテーマです。
牛乳の代わりになる飲み物、豆乳やアーモンドミルク。こちらってどこまで代用できるの?
川上さんは自分を豆乳やアーモンドミルクの専門家ではないと前置きしつつ、牛乳を中心に答えていくと話します。
結論から言うと、代わりになる部分もあるものの、完全な代替食品ではない、というのが川上さんの答えです。
そもそも豆乳とは何か
川上さんはまず、豆乳が日本に入ってきた歴史から説明します。もともとは豆腐を作る前段階のものとして伝わり、最初から豆乳という名前ではなかったといいます。
海外で「ソイミルク」という名前で広まり、それを逆輸入する形で「豆乳」として近年売られるようになった、という流れです。
川上さんが気にしているのは、この「ミルク」という言葉の扱いです。
このミルクという言葉は、動物から出たお乳以外には使ってはいけないというので、法律でバリバリに今闘ってたりとかする国もいっぱいあったりとかして。
アメリカの一部の州やオーストラリア、ニュージーランドなどでは、「ミルク」という言葉の使い方をめぐって法廷で争われることもあると紹介します。
一方で日本ではそうした議論があまりされず、牛乳を少し加工したものが豆乳だと思っている人もいるかもしれない、と川上さんは指摘します。
牛乳と植物性ミルクは「別の飲み物」
川上さんが繰り返し強調するのは、牛乳と植物性のミルクはまったく別の飲み物だという点です。豆乳は植物を絞った絞り汁だと表現します。
そのイメージを伝えるために、川上さんはひき肉のたとえを持ち出します。
牛のミンチにしたやつの汁、牛乳って言わないですよね。つまり豆乳は豆の絞り汁だと僕は思っています。
ここで川上さんは、栄養面での違いをざっくり整理していきます。
| 種類 | タンパク質 | その他の特徴 |
|---|---|---|
| 牛乳 | 100mlあたり約3.3g | カルシウムが豊富でバランスがいい |
| 豆乳 | 多め(牛乳に近い) | 脂質は植物性、カルシウムは少ない |
| アーモンドミルク | かなり少ない | 低カロリーでビタミンEが豊富 |
それぞれ得意分野が違うため、単純にどれかが優れているという話ではない、と川上さんは説明します。
どこまで代用できるのか
本題である「どこまで代用できるか」について、川上さんは場面ごとに整理します。
代用できるのは、栄養を気にせず飲み物として楽しむ場面や、コーヒーに入れる場面だといいます。料理についても、豆乳がおいしい料理と牛乳がおいしい料理はそれぞれ別物だと考えています。
一方で、完全な代用が難しい場面もあります。子どもの成長期の栄養補給や、タンパク質・カルシウムをしっかり取りたいときは、やはり牛乳のほうがいいと話します。
チーズやバターを作るには牛乳が欠かせない点も挙げ、目的によっては代用にならないと結論づけます。
豆乳を固めたものはもう豆腐ですから。豆腐を食べればいいんじゃないかって思ってます、僕はね。
よくある誤解と選び方
川上さんは、よくある誤解にも触れます。「全部同じ健康飲料でしょ」という見方です。
たとえばアーモンドミルクは健康そうなイメージがありますが、タンパク質は少なく、イメージと中身は違うといいます。逆に牛乳は栄養バランスがかなり完成されていると言っても過言ではない、と話します。
では、どう選べばいいのか。川上さんの答えはシンプルで、目的別で選ぶことです。
栄養重視
牛乳、または栄養が強化された豆乳飲料を選ぶ
カロリーが気になる
カロリーの少ないアーモンドミルクを選ぶ
乳糖不耐症
牛乳の代わりにヨーグルトやチーズを取る
どれが正しいということではなく、環境や生活習慣で使い分ければいい、というのが川上さんの立場です。
豆乳の売り方への思い
川上さんは何度も、豆乳そのものが嫌いなわけではないと断っています。出されればちゃんと飲むし、豆乳の鍋もおいしいと感じるといいます。
納得がいかないのは、豆乳の売り方やプロモーションの仕方だといいます。
牛乳の代わりになりますよと。朝は牛乳より豆乳みたいなのとか、豆乳のこのシェアを奪っていこうみたいな感じ。
配信中には「確かに豆乳は牛乳を下げて売ってる気がする」というコメントも届きました。川上さんは、下げるというより牛乳に乗っかっているように感じると応じます。
そのうえで、牛乳を飲んで豆乳も飲むのが一番平和的ではないか、と川上さんは提案します。両方飲めばタンパク質もカルシウムも取れる、という考えです。
まとめ
牛乳と豆乳・アーモンドミルクは同じ「ミルク」でも別の飲み物であり、目的に応じて選ぶのが正解だ、というのが川上さんの答えでした。
- 豆乳やアーモンドミルクは代用できる部分もあるが、完全な代替食品ではない
- 牛乳はタンパク質やカルシウムのバランスがよく、成長期の栄養補給に向いている
- 豆乳は豆の絞り汁、アーモンドミルクはタンパク質が少ないなど、中身はそれぞれ違う
- 川上さんは豆乳自体ではなく、牛乳の代わりだとする売り方に納得していない
- 牛乳も豆乳も飲む使い分けが、両方の栄養を取れて平和的だと提案している
