リスナーからの質問はカッテージチーズのアレンジ
この日の配信は、リスナーから届いた質問に答える回です。舞台は島根県出雲市の小さな牧場から。
市販の牛乳はホモジェナイズ(均一化)されていて脂肪球がくっつきにくく、チーズ作りは難しいそうです。それでも比較的簡単に作れるものとしてカッテージチーズが挙げられています。
今回の質問は、配信アプリ「ポポポ」からポポポネーム・コルトマルテスさんが寄せたものです。
牛乳からカッテージチーズもどきを作っています。香草を混ぜる以外のアレンジを教えてください。
チーズは苦手分野?調べてきた酪農家の回答
川上さんは、酪農家でありながらチーズはあまり頻繁に食べないと打ち明けます。会議などで各地のチーズを口にする機会はあるものの、種類の違いには詳しくないそうです。
これうまいな、うまい、うまい。あ、これすごいほろほろ。これなんかすごいうまい。ってなるぐらいだけなんで、全然わかんないんですよね。
好きなチーズを聞かれると、プロセスチーズのキャンディチーズや、ギシギシした食感のチーズを挙げます。給食で出ていたような味が好みだと話します。
僕が好きなチーズありますか?って聞かれた時は、プロセスチーズのキャンディチーズとか、あとはギシギシしたようなチーズとか、学校の給食で出てたようなチーズがおいしいなって思っちゃう。
そのため今回は、事前に調べてきた内容を読み上げる形で回答が進みます。
カッテージチーズの正体は「白いキャンバス」
まず前提として、カッテージチーズがどんなチーズなのかが整理されます。脂肪が少なく、癖が少なく、水分が多いのが特徴です。
味をのせる土台という位置づけで、豆腐に近いものの、タンパク質が濃くミルク感があるのがカッテージチーズだと説明されます。
甘い系とおかず系のアレンジ
まずは甘い系のアレンジから。王道は蜂蜜とナッツを足す食べ方です。
ほかにも、フルーツに黒胡椒を合わせて甘さとピリ辛でお店感を出したり、ジャムとヨーグルトでデザート風、きなこと黒蜜で和スイーツ、チョコとバナナで子ども向けにするなど、幅広い組み合わせが紹介されます。
ポイントは水分を少し切ると濃厚になること。パンにのせると満足感がアップするそうです。
続いて、川上さんが「一番使える」と話すおかず系のアレンジです。
蜂蜜×ナッツ、フルーツ×黒胡椒、ジャム×ヨーグルト、きなこ×黒蜜、チョコ×バナナ。水分を切ると濃厚になります。
オリーブオイル×塩×トマトで即席カプレーゼ風、醤油×鰹節でご飯のお供、味噌×少量の砂糖、キムチ×ごま油、アボカド×塩。
おかず系では、オリーブオイルと塩とトマトで即席カプレーゼ風になります。醤油と鰹節を合わせればご飯のお供に。
さらに味噌と少しの砂糖でコクが上がり、キムチとごま油の「発酵×発酵」も紹介されます。アボカドと塩なら栄養も満足感も高まるそうです。
一歩進んだ「ちょいプロ」の使い方
最後に、少し手を加える応用編が紹介されます。
まとめとして、カッテージチーズは癖がなく何にでも合い、甘いものにもおかずにもいけること、水分調整で別物になることが改めて示されました。
家での作り方とホエーの使い道
川上さんによれば、市販の牛乳でチーズを作るのは難しいものの、酪農家の家では簡単に作れるといいます。電子レンジで60度いかないくらいに温めた牛乳にお酢を入れるだけです。
酪農体験に来た小中高校生には、この方法でチーズとバターの作り方の違いを体験してもらっているそうです。ブラウンスイスやジャージーで作ったチーズは味の違いに驚くほど美味しかったと振り返ります。
リスナーからは、カッテージチーズ作りで出るホエーも使い切っているというコメントも寄せられました。
お家でカッテージチーズ作ると、その倍量ぐらいホエーが出るんですよね。ホエーの使い道、やっぱり流しちゃいがちですよね。
ホエーの活用法として、健康酢やリンゴ酢などで割ってさっぱりしたドリンクにする方法が挙げられます。夏の時期におすすめだそうです。
シチューやグラタン、味噌汁に使うのもよいとのこと。加熱するとお酢が揮発するので、酸っぱくなりにくいと聞いたことがあると話しています。
まとめ
今回は、カッテージチーズを「牛乳の白いキャンバス」と捉え、甘い系からおかず系、応用編まで幅広いアレンジが紹介された回でした。水分調整ひとつで表情が変わる、身近で万能な食材の魅力が伝わってきます。
- カッテージチーズは脂肪が少なく癖がなく、味をのせる土台になる万能なチーズです。
- 甘い系は蜂蜜×ナッツが王道。おかず系は醤油×鰹節やカプレーゼ風など和洋どちらもいけます。
- 卵やハンバーグに混ぜる応用や、水分をしっかり切ってリコッタ風にする使い方もあります。
- 酪農家の家では、温めた牛乳にお酢を入れるだけで簡単にカッテージチーズが作れます。
- チーズ作りで出るホエーは、酢で割ったドリンクや料理に使って活用できます。
