祝日も休まない酪農家の一日
配信はこの日、2月11日の建国記念日。世の中は祝日ですが、酪農家の川上さんは休まず牧場で働いていると話します。
天気は雨のち曇り。一昨日に降った雪はすっかりなくなり、雨なら作業が遅れないのでありがたい、とのこと。
この日の仕事は圃場への堆肥運びや堆肥車の切り返しに加え、タイミーの新しい使い方に挑戦する予定だそう。
川上さん自身はDIYが得意ではないため、DIYが得意な人を募集して、子牛のカーフハッチを一緒に作ってみるチャレンジをするそうです。
川上、ほんとDIY、あんまり好きじゃない。得意か得意じゃないかでいうと、めちゃめちゃ得意じゃない。
好調な牛たちと、うれしい検査結果
先日の牛群検定の結果、バルク乳の乳脂肪が4.4、乳タンパクが3.6、乳糖が4.6という素晴らしい数字が出たそうです。
牛の調子がとてもよく、今年も頑張っていきたいと川上さん。
これまで一人で仕事をすることが多かったものの、タイミーや研修生の力で新しい動きができるようになってきて助かっている、と話します。
もうほんと、人の助けがないと何もできないんで、ありがたいことです、本当に。
今日の質問「搾乳から何日で市場に出るの?」
お便りコーナーでは、配信アプリAWAのよりこさんからの質問が紹介されました。よりこさんはタイミー用のステッカーも作ってくれたそうです。
牛乳って搾乳してから何日くらいで市場に出てきますか?
とても多い質問だと川上さん。ただし、答えには前置きがあります。
地域差がかなり大きく、どこのスーパーやコンビニで買うかによっても変わる、とのこと。
最近はプライベートブランドが増え、北海道から西日本まで運ばれてくる牛乳もあります。ただ、こうした流通は把握しきれない部分もあるそうです。
そこで今回は、一般的なケースを最短ルートで例にして説明していきます。
牧場から店頭まで、5つのステップ
まず結論から。牛乳は搾乳してから大体2日から4日後に店頭に並ぶことが多いそうです。ただし地域や工場の場所、流通のタイミングで前後します。
川上さんは、牧場から工場、お店、そしておうちに届くまでの流れを、5つのステップで説明していきます。
ポイントは、牛乳が搾った瞬間からずっと冷蔵で管理されていること。生ぬるいまま放置されることはありません。
集乳のときにも温度や細菌数、異物などが厳しくチェックされ、問題があればその牛乳は市場に出ないそうです。
「何週間も前のもの」は誤解
ここで川上さんが取り上げたのが、よくある誤解です。
牛乳って何週間も前のものじゃないの?
答えはノー。賞味期限が長く見えるだけで、実際の流通はかなりスピーディーだと話します。
むしろ毎日搾って毎日動かさないと成り立たないのが酪農なんだ、とのこと。
だからこそ、牛の体調管理や衛生管理を一日たりともサボれない。これが現場のリアルだと川上さんは語ります。
消費者も「鮮度リレー」の一員
実際には各地さまざまで、一度牛乳を冷やしておくクーラーステーションを経由して輸送することもあるそうです。
災害や天候不良で牛乳が足りない地域があれば、メーカーからメーカーへ運んで調整することもあり、いつも2〜4日以内で出荷されるとは限らないそうです。
それでも酪農家は賞味期限を早めに処理して届けている、と川上さん。
そのうえで、スーパーやコンビニで賞味期限の長いものを奥から取る買い方はダメ、手前から取ってなるべく早く飲んでほしい、と呼びかけます。
酪農家さんも牛乳メーカーも流通も必死こいて、めちゃめちゃ気を使って運んでいるのに、消費者のところで鮮度を落とすなんてことになってしまうと、もう台無しですから。
牛乳も農産物で、鮮度が命。消費者も流通の一員として協力しているという気持ちで飲んでほしい、というのが川上さんのメッセージです。
まとめ
リスナーの素朴な疑問から、牛乳が牧場からおうちに届くまでのスピードが見えてきた回でした。思っているよりずっと新鮮な牛乳が、毎日休まず動く現場によって支えられています。
- 牛乳は搾乳から大体2日〜4日で店頭に並ぶことが多い(地域や流通で前後する)
- 搾った瞬間から4度以下で冷却され、集乳時にも温度・細菌・異物を厳しくチェックする
- 「何週間も前のもの」は誤解で、実際の流通はかなりスピーディー
- 牛乳は鮮度が命の農産物。買うときは手前から取り、早めに飲むのが消費者側の協力になる
