そもそもMinecraft教育版って何?
『Minecraft』は、いろんなブロックで作られた世界を冒険したり、レゴブロックのようにブロックを積み上げて家などの建築を楽しめるゲームです。
しかも、そのブロックの素材は自分で集めてこなければなりません。
今日紹介するのは、その中でも教育に特化した「Education Edition(教育版)」です。皆さんのお子さんが遊んでいる通常のゲームとは、ちょっと違うバージョンになっています。
入手方法は、主に学校やクラブ活動といった組織のアカウントを通して使うのが基本です。ご家庭でも使えるのですが、アカウントの登録が必要なので、ちょっと面倒な部分もあるんですよね。
この教育版を、私は3つのポイントで見ています。教育のコンテンツが充実している、プログラムを作れる、みんなでマルチプレイ。順番に紹介していきますね。
遊びながら学べる教育コンテンツの充実
教育版という通り、いろんな教育のコンテンツが充実しています。
科学だったり、数学だったり、コンピューター科学のプログラミングだったり、アートや歴史、文化まで、ゲームを通して遊びながら学べるんです。
さらに、話題のeスポーツもMinecraftを通して体験できます。小学生の将来なりたい職業ランキングに、プロゲーマーがランクインしていますしね。
デジタル市民権のカテゴリーでは、インターネットを安全に使うための基本ルールを、実際によくある事例をアドベンチャー形式で体験していくワールドもあります。
こうやって、遊びながら子どもたちが学べる教育コンテンツが充実しているのが、教育版の特徴だなと思います。
プログラミングで、自分なりの正解を探す
小学校で必修化になったプログラミング教育。教育版には、ゲームの中でブロックを組んでプログラムを作れる機能があります。
これはビジュアルプログラミング言語 ── ブロックを組み合わせて命令を作る、文字入力の少ないプログラミングの方法といって、学校で子どもたちが『Scratch』というアプリで触れているものに近いですね。
教育版には、エージェントという可愛らしいロボットがいて、この子にプログラミングで命令をして動かしていきます。
プログラムは基本的に上から下へ順番に処理が進んでいくので、どんな動作をさせたいのか、順序よく整理して考えないといけません。いわゆるプログラミング的思考が育まれる、というわけです。
入門編のチュートリアルでは、このロボットを操作して山火事が燃え広がるのを未然に防ぐのがミッションでした。枯れた草をあらかじめ刈り取ることで、火が広がるのを防げるんですね。
面白いのは、必ずしも一つの答えがあるわけではないということ。算数なら1足す1は2と明確な答えがありますが、プログラムはいろんな組み合わせがあって、最終的に意図した通りに動けば問題ないんです。
だから、その子一人ひとりによって、自分なりの正解を導き出す道筋が違ってくる。自分の頭で考える、そういう過程がすごく学びになると私は思っています。
無事にエージェント君が草を除去して、山火事を防げるとチュートリアルはクリア。そのあとはボーナスステージで、花を植えたり動物を呼び出したりして自由に遊べます。私はひまわりを咲かせたり、ニワトリを呼び出したりしてみたのですが、ちょっとニワトリが多すぎてにぎやかすぎました。こういうこともプログラミングで簡単にできるんですよ。
マルチプレイで育つ、チームのコミュニケーション
もしかしたら、皆さんのお子さんはMinecraftを一人で遊んでいることが多いかもしれません。でも、面白さの一つにマルチプレイがあります。
お友達と同じワールドに入って、共同作業ができるんですよね。
みんなで大きい建築物を作ったり、一人ひとり違う建物を作って、みんなで大きな街を作ったり。そういう遊び方ができます。
建築を楽しむには、ブロックの素材を自分で集めてこないといけません。作る場所を整地したり、素材を集めたり、マルチで遊んでいると自然と役割分担が必要になってくるんです。
そんなマルチプレイを通して、チームでプロジェクトを進めるためのコミュニケーションも育んでいける。これも大きな魅力だなと思います。
遊びは好奇心を育てます。何でも遊びにして楽しんでしまう力は、知りたい、やってみたいという積極性を育てるんですよね。
豊かな遊びの体験がある子どもにとって、勉強もまた遊びのようなもの。新しいことを知るって楽しい、という新鮮な体験に夢中になって、勉強への内在的な動機が自然と育っていきます。
主体的に学べば学ぶほど、成績も上がっていく。ぜひMinecraft教育版で、勉強よりも手前にある「知りたい、やってみたい」を育ててあげてみませんか。
まとめ
Minecraft教育版は、教育コンテンツの充実、プログラムを作れること、みんなでマルチプレイの3つがポイント。遊びながら学び、自分なりの正解を探す力が育つゲームだと感じています。
- 教育版は教育に特化したバージョンで、学校やクラブのアカウントを通して使うのが基本
- プログラミングには一つの正解がなく、自分の頭で道筋を考える過程が学びになる
- マルチプレイでは自然と役割分担が生まれ、チームのコミュニケーションが育つ
- 遊びで育つ好奇心が、主体的に学ぶ力につながっていく



