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『本とは何か』
著者:難波優輝
出版社:新潮社
https://www.shinchosha.co.jp/book/611128/
美学者・難波優輝さんの著書『本とは何か』を取り上げました。
哲学や美学の観点から「読書とは本を使って自分に対して行うパフォーマンス(読書パフォーマンス)」と定義する本書。
朗読や黙読だけでなく、本を置いて考えている時間や「積読」の並べ替えまでもが読書パフォーマンスの一部だといいます。
ハウツー本を読むことで味わう「変身の予感」、街のように賑やかで時間性のある「雑誌」、ナビゲーションが洗練されすぎた「漫画」、そして「わからないからこそ面白い人文書」など、ジャンルごとに異なる読書体験の違いなど──。本の所有や本棚・SNSの写真に映る人間性など、「本を読む・持つ」ということの本質を語り合った回です。
【話すこと】
・毎月読む本の決め方。テーマで選ぶこともあれば「今読みたい・読まなきゃいけない本」を集めることも
・『アンチ・スポーツの哲学』に続き、美学者・難波優輝氏の著書『本とは何か』をピックアップ
・神保町の東京堂書店で友人たちと本を買いまくった日に出会った一冊
・読書とは「本を使って自分に対して行うパフォーマンス(読書パフォーマンス)」であるという視点
・朗読だけでなく、黙読や「他人の読書感想が気になる心理」も読書パフォーマンスと関係している?
・ハウツー本を読む本質は「変身の〝予感〟を楽しむこと」。変わらなくても気分が良くなればそれで正解!
・雑誌は「時間性のあるメディア」。街やショッピングモールのように色んな人が生きていて賑やか
・本(単行本)が「静かで塩漬け」なのに対し、雑誌は「生きている感」があるからこそ溜まると重たい
・「雑」という字に心強さと「自由」よりも自由さを感じる。本おたくとよもやま話、今年の漢字は【雑】にしよう
・漫画の中の絵と絵本の中の絵。伝わってくる情報量の違い
・「漫画なんて本じゃない」と言われる理由。コマや吹き出しによるナビゲーションが洗練されすぎているから?
・漫画は「アトラクション性」が高く、エンタメとして完成されているような気がする
・人文書の魅力は「わからないからこそいい」。読書パフォーマンスの目的がジャンルによって異なる
・本を読まずに置いている時間や、本棚の並べ替え、「積読」の配置すらも読書パフォーマンスの一部
・SNSに投稿された「購入した本(本棚)の写真」を見ると、その人との相性や人間性が見えてくる?
・本を読むことだけでなく「本を買うこと」「本を所有すること」自体が持つ魅力と読書体験
一言
読書とは単に知識を得ることではなく、自分自身と向き合う「パフォーマンス」。本を開く前の選書や積読さえも、すでに読書の一部なのかも
▼この日に気づいたことを大事に残したくて、noteも書きました
https://note.com/takashi_o/n/n67f057d4f899
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