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『アンチ・スポーツの哲学』
著者:難波 優輝
出版社:朝日新聞出版
https://publications.asahi.com/product/26118.html
今回取り上げるのは、会社員として働きながら怒涛のペースで著書を刊行する話題の美学者・難波優輝さんによる『アンチ・スポーツの哲学』です。
「スポーツをするのは嫌いだが見るのは好き」と語る著者が、「明確なルールに基づいてすごいやつを決める活動」という定義からスポーツの本質を紐解く一冊。単に勝つことと「すごいやつを決める」ことの違いや、洗練された身体の動きに宿る美しさ。そして、我慢や同調を強いる「体育会系文化」の不条理さや、「しんどい苦行こそが努力である」という観念の危うさまで、元バスケ少年だったたかしおの体験談も交えながら、スポーツをめぐる言説や社会構造を偉そうにも語っています。
【話すこと】
・会社員と美学者を両立し怒涛のペースで本を出版する著者・難波優輝さん。一体どうなっている?
・「スポーツをするのは嫌いだが、見るのは好き」な著者が探るスポーツの真の姿
・難波さんによる定義「明確なルールに基づいてすごいやつを決めることを目的として行う活動」
・たかしおの元バスケ少年時代の回想。夢中だった日々から挫折を経て離れていった経緯
・ドラマ『リーガルハイ』の法廷劇や戦争にも通じる「ルールの中でプライドをかけて戦う」スポーツ性
・「勝つこと」と「すごいやつを決める」ことの違い。なぜドーピングは全否定されるのか
・スポーツが与えてくれている「勝負の場」の意味。発散できる場所
・単なる勝ち負けではなく、無駄が削ぎ落とされたフォームやプレーに宿る「身体の美学」
・体育会系文化の定義。休む・やめることを低く評価し、我慢や上下関係を過度に重視する構造
・「しんどい思いをすること=努力」という観念。人が苦しんでいることを喜ぶ文化の危うさ
・苦行として耐えるより、楽しんで没頭している人の方が長続きし結果も出せるという真理
・なぜ就職活動で「部活動経験」が評価されるのか?日本の社会に残る体育会系体質
・スポーツが上手いからといって、人間的に偉いわけではないと言いたい(そういう人はもちろんいる前提で)
・同じ土俵で真剣に勝負した相手のプロセスや技術には、結果を超えた敬意を持つべき理由
・体育会系的な空気感は苦手でも、「すごいやつを決める」スポーツそのものの魅力はやっぱり面白い
一言
「しんどい苦行こそが美しい」という思い込みから解き放たれたとき、スポーツの本当の面白さや美しさが見えてくるのかも
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