記事ができると、章ごとの要約と、聴きどころへ飛べる目次がここに並びます。いまは音声で聴けます。
聴覚過敏編の最終回。キーワードは「治すのではなく、社会を変える」です。階段しかない建物が、その人を登れない人にしている——医療的ケア児編でも話した社会モデルの考え方が、そのまま音の話にもつながります。聴覚過敏にとってのスロープにあたるのがイヤーマフ。最近は「この音は通すけど、この音は通さない」というフィルター付きの製品も出ていて、先生や友達の声は聞こえるまま、ガシャンという突発音だけ抑えられます。兵庫県の特別支援教育センターの事例報告では、通常学級に通う小学4年生が使い始めた初日から、落ち着いて授業に取り組めるようになったそうです。その子が努力したのではなく、環境を変えた。この順番が大事だという話です。一方で、校門で「音楽を聴くな」と取り上げられてしまう現実もある。だからイヤーマフの側面に貼る「うさぎマーク」のシールが生まれました。マタニティマークと同じ構図です。後半は、社会側がどう変わってきたかを一気に。琉球ゴールデンキングスのセンサリールームと、医療的ケアをしながら観戦できるフレンドルーム。2019年に川崎のイオンで始まったクワイエットアワー。空港のカームダウン・クールダウンスペース。そして2024年に民間事業者にも義務化された合理的配慮。最後は、オアシスのライブに耳栓を持っていくと言った人が叩かれた一件から、「耳を塞ぐこどもがわがままと言われない社会」への願いで締めくくります。<目次>治すのではなく社会を変えるという発想/階段しかない建物が人を登れなくしている/イヤーマフは耳にとってのスロープ/通したい音だけ通すフィルター付き製品/兵庫県の事例・小4が初日から落ち着いた/校門でヘッドホンと誤解され取り上げられる/うさぎマークのシールが生まれた経緯/妊婦さんのマタニティマークと同じ構図/琉球ゴールデンキングスのセンサリールーム/医療的ケアをしながら観戦できる部屋/2019年川崎のイオンで始まったクワイエットアワー/空港のカームダウン・クールダウンスペース/合理的配慮が民間事業者にも義務化された/オアシスのライブに耳栓を持っていく話/耳を塞ぐこどもがわがままと言われない社会
コメントを投稿するにはログインが必要です
ログインページへ