記事ができると、章ごとの要約と、聴きどころへ飛べる目次がここに並びます。いまは音声で聴けます。
「分離がダメなら、一緒にしちゃえばいいのでは?」——MCゆかっちのこの素朴な問いから始まります。ところが話を聞くと、そんなに単純ではないことがどんどん見えてきます。
フローレンスの認可保育園「みんなの未来をつくる保育園」が大事にしているのは、こどもが自分で選んで自由に遊ぶこと。一方でヘレンが大事にしているのは、1日の見通しと区切り。お絵描きひとつとっても、紙の感触を確かめて、クレヨンを手のひらに置いて……と100ステップくらいに分けて、こどもの反応を丁寧に確かめながら進めるそうです。
保育観そのものが違う2つを物理的に混ぜると、どちらのこどもにも無理が出てしまう。さらに、医療的ケア児より発達障害や知的障害のあるこどものインクルーシブのほうが難しいケースもある、という話も。でも「分けて守る」がデフォルトになって分離が固定化してしまうのも避けたい——ここが本当に難しいところです。後半は、意思表出が少ないこどもの微かなサインをどう受け取るかへ。「沖縄に行きたそうにしている」を医師が読み取って、一緒に沖縄へ行った話が印象的でした。
難しさがあっても同じ場所にいることにチャレンジし続けたい。その理由は、分離が積み重なると、こどもは大人になるまでマジョリティから見えない場所で過ごすことになるから。答えのない問いを、正直に語る回です。
<目次>一緒にすればいい、とはならない理由/自由に遊ぶ保育園と見通しを大事にする保育/お絵描きを100ステップに分けるヘレン/保育観が違う2つを混ぜる難しさ/医ケア児より難しいこともある発達障害/刺激に敏感なこどもがパニックになる時/無理に同じ部屋に留め置かないという判断/装飾を抑えた部屋へ本人の意思で移る/「分けて守る」が固定化する危うさ/医療的安全だけを見ると囲ってしまう/保育者の工夫で一緒にいられる場面/合理的配慮は環境を調整し続けること/意思表出が少ないこどもの微かなサイン/沖縄に行きたそうにしていたこどもの話/見えない場所で大人になるということ
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