榎本武揚はジョン万次郎から英語を学び、何か影響を受けたか、何かエピソードや資料は残されていますか?
AI回答(一般知識から回答)
榎本武揚は、幕末にジョン万次郎(中浜万次郎)から英語や航海術を学んでおり、その影響を示すエピソードや関係性が記録に残されています。 1. 学習の背景 榎本は江戸幕府の軍艦操練所などで、教授方であった万次郎から直接指導を受けました。当時、万次郎は数少ない英語と西洋事情の精通者として、榎本ら若き幕臣たちに大きな刺激を与えました。単なる語学だけでなく、西洋の合理的な考え方や航海の実践技術を学びました。 2. オランダ留学への影響 1862年、榎本がオランダへ留学する際、万次郎は彼に広い視野を持つことの重要性を説いたと言われています。万次郎の実体験に基づいた生きた知識は、榎本が後に国際法(万国公法)を重視する姿勢の礎となりました。榎本が箱館戦争の終結時に国際法に基づいた交渉を行った背景には、万次郎から受けた国際感覚の影響があると考えられています。 3. 惜別のエピソード 榎本の留学出発に際し、万次郎が自身の経験をもとに、海外生活での心得をアドバイスしたという話が伝えられています。万次郎は「技術だけでなく、その根底にある精神を学ぶように」と諭したとされ、二人の間には深い師弟の信頼関係がありました。 4. 後年の交流と支援 榎本は明治維新後も万次郎との縁を大切にしました。万次郎が不遇な時期には、榎本が政府への働きかけや経済的な支援を行ったという記録もあります。榎本は万次郎の功績を正当に評価しており、二人の絆は生涯続きました。 資料としては、榎本武揚の伝記や中浜家の記録(中浜明氏による著書など)に、これらの交流の様子が記されています。万次郎から学んだ英語力は、榎本がオランダで船舶運用や国際法を習得する際の大切な土台となりました。