榎本武揚の英語の評価は、何か残っていますか?
AI回答(一般知識から回答)
榎本武揚は、幕末から明治にかけて活躍した人物の中でも、屈指の語学力と国際感覚を持っていたことで知られています。彼の英語や語学に関する評価について、以下のポイントにまとめられます。 ・驚異的な語学力 榎本はオランダ留学中にオランダ語だけでなく、英語、フランス語、ドイツ語も習得しました。特に英語に関しては、当時のイギリス外交官アーネスト・サトウが、榎本の国際法に関する知識の深さや、洗練された振る舞いを高く評価しています。 ・外交官としての評価 明治政府に出仕した後、特命全権公使としてロシアに渡り、樺太・千島交換条約の締結に尽力しました。この際も、彼の堪能な語学力と国際法の知識が、交渉を有利に進める大きな武器となりました。当時の西洋人からも、非常に知的で洗練された外交官として一目置かれていました。 ・科学・技術分野での貢献 榎本は単に言葉が話せるだけでなく、最新の科学技術や軍事知識を英語などの原典から直接吸収していました。五稜郭の戦いで降伏する際、彼が敵方の黒田清隆に贈った「万国海律全書(国際海法に関する書籍)」は、彼が留学先で入手し、深く理解していた貴重な文献でした。この行動は、彼の高い知性と騎士道精神を示すエピソードとして、外国人からも称賛されました。 ・西洋文明への深い理解 当時の日本人の多くが通訳を介して交渉していた中で、榎本は自ら直接対話ができた稀有な存在でした。彼の英語は単なる道具ではなく、西洋の論理や価値観を理解するための手段として確立されており、その点が欧米人から「話の通じる人物」として信頼される要因となりました。 榎本武揚は、言語の壁を越えて世界と対等に渡り合える数少ない日本人として、国内外から非常に高い評価を受けていたと言えます。