📝 エピソード概要
詩人の今宿未悠さんをゲストに迎え、「世界に触れる方法をさぐる」というテーマで対話が繰り広げられます。今宿さんが山での滞在制作中にマクロレンズと出会い、世界を単に「見る」のではなく「触れる」感覚を抱いた体験を起点に、認知のあり方が議論されます。対象との距離感や身体性を軸に、私たちが世界をどう捉え直せるかを深く考察するエピソードです。
🎯 主要なトピック
- ゲスト今宿未悠さんの紹介: 詩人としての活動に加え、身体感覚をどう言葉に凝結させるかを探求する一人称研究の取り組みについて語られます。
- マクロレンズがもたらした衝撃: 秘境・雲の平での滞在中、マクロレンズ越しに地衣類や岩肌を観察したことで、世界が自分に迫ってくるような感覚を得た体験が共有されます。
- 「見る」ことと「触れる」ことの差異: 距離を必要とする視覚に対し、距離ゼロやマイナス(対象へ入り込む)で成立する触覚的な認知の違いが深掘りされます。
- 身体性とピントの連動: マクロ撮影における極端に狭い被写界深度が、自らの身体の動きと連動して世界を変化させる、触覚に近い体験であることが提示されます。
💡 キーポイント
- 距離感ゼロ、あるいはマイナスの感覚: 視覚は対象を客体として距離を置くが、触覚(触れること)は対象に入り込み、一体化するような「距離感マイナス」の状態を生み出す。
- 質感の圧力: マクロレンズによって拡大された世界は、単なる視覚情報ではなく、質感が身体に直接迫ってくるような触覚的なインパクトを伴う。
- 身体的実践としての撮影: 視覚優位の認識から脱却し、全身をセンサーとして世界と関わるためのメディアとして、カメラのレンズが機能する可能性が示唆されています。
