📝 エピソード概要
COTENの歴史調査チームに所属する品川皓亮氏をゲストに迎え、「哲学・思想は企業経営に役立つのか?」という重厚なテーマを深掘りします。品川氏の新著『資本主義と生きていく。』を端緒に、個人と人類史の中間に位置する組織(企業)における思想の意義を議論。哲学を単なる実用的ツールとしてではなく、視点を相対化し多角的な意思決定を支える「装置」として捉え直す、知的好奇心を刺激する内容となっています。
🎯 主要なトピック
- ゲスト・品川皓亮氏の紹介: 弁護士からスタートアップの人事・事業開発を経て、現在は歴史調査や哲学の発信を行う異色の経歴を紹介します。
- 著書『資本主義と生きていく。』の視点: 資本主義を肯定・否定するのではなく、適切な「距離感」を保つことで、現代特有の息苦しさから自由になる方法を提案します。
- 資本主義における「3つの物語」: 人類史(大)、企業(中)、個人(小)という3つのレイヤーで資本主義を捉える独自のフレームワークを解説します。
- 哲学・経営における「役に立つ」の定義: 意思決定の質向上や問いを立てる力の育成など、ビジネスの現場で哲学がどのように機能し得るかを整理します。
💡 キーポイント
- 「6人の追っ手」からの解放: 現代人は「時間、数字、成長、労働、お金、消費」という要素に常に追われており、その構造を理解することが資本主義と向き合う第一歩となる。
- 「相対化」の装置としての哲学: 時間軸(古代から未来)や空間軸(異文化・異地域)を広げることで、目の前の経営課題をフラットな視点で捉え直すことができる。
- 知愛と実用のジレンマ: 哲学は「面白いから学ぶ(純粋な知への愛)」という側面と、「社会に役立てたい」という実用的欲求の間に存在し、その揺らぎ自体に価値がある。
