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群れを離れた象は「欲するがままに」森を歩く。前回紹介したスッタニパータの一行ですが、執着を手放せと繰り返し説く詩のなかで、この言葉だけは少し不思議に響きます。ところが同じ一行を英訳で読むと「好きなところで暮らす」となり、欲望の匂いがほとんどしません。日本語にすると欲望の話に聞こえ、英語にすると自由の話に聞こえる。「したいようにする」と「わがまま」は、どこで分かれるのでしょうか。誰かのために動くときの軽さと重さから、「利他」を考えます。
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