女性は知られ、男性は見逃される更年期
今回は雑談回として、あまり知られていない男性更年期がテーマです。
女性の更年期は比較的よく知られています。とみーさんも身近な例を挙げます。
友人でやっぱり月経が終わるタイミングで、ちょっとイライラしやすいとか、体調が今までと違う、不安定な感じになるとか言ってる人がいた気がします。
あきさんは50歳。同年代の女性には、気持ちがふわふわしたり、ホットフラッシュで体が熱くなったりする人がちらほらいると話します。
一方で、男性は月経のようなホルモンの周期がないため、体の不調をホルモンと結びつけにくいと言います。だからこそ見逃されがちだ、というのが今回の出発点です。
見逃されがちなんですけれども、実は男にも更年期がありますよ、という話なんですよ。
一度目の更年期。うつっぽさと劇的に効いた注射
この不調は、実はあきさんにとって二度目でした。一度目はおよそ二年前、48歳ごろのことです。
一度目は体の疲れはなく、うつっぽさが強く出たと振り返ります。
気持ちがしんどいとか、ずっと落ち込んで、その時は若干自殺願望みたいなのもあって、もうこの世にいたくないみたいな。
最初は精神科で抗うつ剤をもらおうかと考えたそうです。ですが、ちょうどYouTubeで男性更年期の発信を見て、年齢的に自分もこれかもしれないと思い当たりました。
そこでGoogleで男性更年期を診てくれる病院を探しました。数が少なく、見つけるのに手間がかかったと言います。
病院では血液検査でテストステロン値を調べます。結果、通常の半分以下でした。
治療はテストステロンの注射でした。効果はすぐに表れたそうです。
打ってからすぐぐらいにかなり気持ちがすっきりして、普段の自分に戻れました。
本当に何か打って帰ってきたら、もう楽になった顔してたよね。
注射は二週間ほど効くとのことで、二週間後に落ち込みが出てきたタイミングでもう一度打ちました。一度目はこの二回で症状が収まり、更年期だったことも忘れて過ごしていたそうです。
二度目は体の疲労感。がんや貧血を疑った日々
二度目は、二カ月ほど前の八月ごろに突然始まりました。今度はうつっぽさより、体の疲労感が前面に出ました。
朝は疲れが取れてすっきり目覚める感じだけど、あきさんは疲れたって言って起きてたよね。
寝ても寝ても疲れが抜けず、症状が前回と違ったため、あきさん自身は更年期だと思わなかったと言います。むしろ、がんや別の病気を心配しました。
本当に三十分起きてるだけでもつらいから横になりたいって言ってたもんね、あの時。
仕事も横になっては少し働く、を繰り返す状態でした。上司にも相談し、休み休みこなしていたそうです。
最初はかかりつけの病院で普通の血液検査を受けましたが、悪いところは見つからず、夏バテと言われて漢方を処方されました。飲んでも改善しなかったと言います。
原因を絞り込む中で、とみーさんが「男性更年期じゃないの」と早い段階で指摘していました。二人はChatGPTでも症状を調べ、友人からは再生不良性貧血の可能性も聞いたそうです。
結局、原因にたどり着くまでにおよそ一カ月半かかったと振り返ります。
とっとと男性更年期を思い当たっておけば早かったんだろうけど。
塗り薬による回復と、律儀に飲み続けた薬
引っ越し先でも男性更年期を診てくれる病院を探し、再び血液検査を受けました。今回はテストステロン値が基準の三分の一でした。
この病院では健康保険が使えない自由診療で、血液検査やニンニク注射を受けたそうです。ニンニク注射は効果を感じなかったと言います。
ニンニク注射打ったって言ってみたい感じはあるよね。
二度目の治療は、注射ではなく塗り薬でした。皮膚からテストステロンを補う方法で、欧米では一般的だと聞いたことがあったそうです。
グローミンという塗り薬を一日二回、顎ひげのあたりか急所のどちらかに塗ります。あきさんは精巣に近い方が効くのではと考え、後者に塗っていたそうです。
塗り始めて一、二日でかなり調子が良くなり、無事に回復しました。
とみーさんが印象に残ったのは、効いていない漢方やサプリを、あきさんが律儀に飲み続けていたことでした。
全く効いてないのに、飲まなかったらもっと悪いのかもしれないって言って、律儀に飲み続けてたのが面白いなと思ってました。
一回の処方でドバッと買っちゃってるんで、飲まないともったいないっていう気持ちもあって飲んでました。
中年の落ち込みの裏にあるかもしれないサイン
あきさんは、この不調が世間にあまり知られていない点を強調します。中年で落ち込んだり、仕事がうまく回らなくなったりする背景に、男性更年期が隠れていることがあるのではと話します。
いわゆるミッドクライシスとか言いますけどね。
疑いがあれば調べてみることが、元気になるための近道かもしれない。あきさんはそう体験を共有しました。
なお、しばらくは研究者を紹介する通常回の準備が追いつかず、雑談回が続く見込みだと案内しています。
まとめ
女性ほど知られていない男性更年期を、二度経験したあきさんが振り返る回でした。テストステロンの低下が疲労感や気分の落ち込みとして現れ、注射や塗り薬で回復した実体験が語られました。原因不明の不調が続くときの選択肢の一つとして参考になる内容です。
- 男性にも更年期があり、テストステロン低下が背景にあると考えられます。
- 症状は一度目がうつっぽさ、二度目が強い疲労感と、人や時期によって異なることがあります。
- 血液検査でテストステロン値を調べ、注射や塗り薬で補充する治療が紹介されました。
- 診てくれる病院が少なく、自由診療になる場合があります。
- 中年の落ち込みや不調が続くときは、男性更年期を疑って調べることが回復の近道かもしれません。
