AI時代にPMの価値が上がっている?
PM属人化ラジオは、現場でPMとして働く二人が、PMが普段何を考えているかをゆるく雑談する番組です。初回では、やましょーさんがPMという言葉を最近よく聞くと切り出しました。
すぅさんは、PMという役職自体は昔からあるとしたうえで、AI時代になってPMの役割を担う人の価値が少しずつ上がっているのではないかと話します。
結構ね、昔からPMっていう役職自体は存在してると思うんですけど、AI時代とかもあって、PMの役割がある人の価値みたいなところがちょっとずつ上がってきてるんじゃないかなって感じが勝手ながら思ったりもしてます。
すぅさんによると、AIの登場でエンジニアはいらなくなるのではという話が出て、では誰が残るのか、PMとエンジニアが合体するのか、という議論につながったといいます。
PMは職種ではなく役割なのか
すぅさんは、PMはあくまで役割であり、PMを職種として定義している人はあまりいないと考えています。AIで職種の境界が曖昧になったことで、役割としてのPMが見えやすくなったのではないかという見方です。
やましょーさんは、体制図を描いたときにプロジェクトの真ん中にいて、その役割を担う人が固定されていれば、その人がPMと呼ばれることが多いと話します。
すぅさんは、プロジェクト化されていない場面では、単なるリーダーや何でも屋の一人が、実質的にはPMの役割を果たしているケースもあると指摘します。
言われてみれば自分PMだなって気づくのは、気づかない人は結構いるんじゃないかなって気がする。
やましょーさんも、役割意識がなくても当事者意識の高い人が何でもやっている状況はよくあると応じました。
定義している人はあまりいない。AIで職種の境界が曖昧になった
体制図の真ん中にいる人。リーダーや何でも屋が実質担っていることもある
PMとPMOの違いはどこにある?
やましょーさんは、PMとPMOの違いを聞かれると困ると話します。前職ではPMとPMOがセットで、判断の主体がPM、そのサポートがPMOという認識だったといいます。
すぅさんは、その定義で合っているとしたうえで、日本では事務方のPMOが多く、PMのサポーター的な位置づけになりやすいと答えます。アメリカなどでは、プロジェクトを束ねるオフィスとしてより上位のレイヤーを指すこともあり、会社によって違うそうです。
すぅさん自身も新卒でPMOをしていた頃は、進捗管理の催促、議事録、資料作成といった事務方の仕事が中心で、意思決定はあまりしなかったと振り返ります。
やましょーさんは、PMOを経てPMをやりたくなったと話します。違いがあるとすれば、最終的な判断をして前に立つかどうか程度で、考える内容や検討ステップは同じ道をたどる感覚があるといいます。
すぅさんは、PMOは与えられた範囲の情報で動きがちなので、その範囲を超えた複数の情報の中で意思決定する場面では難易度が上がると話します。ただし、実質的に自分がPMだというPMOの人もいて、一概には言えないとも補足しました。
最終的に判断し、フロントに立つ。全体像を見て意思決定する
日本では事務方としてPMを支えることが多い。進捗管理、議事録、資料作成など
二人のPMのプレイスタイルは正反対?
PMは性格や資質によってプレイスタイルがさまざまで、番組名の「属人化」もそこに由来するようです。やましょーさんは、自分はたくさん話して議論をしたいタイプで、すぅさんは非同期のSlackで要点を絞る印象があると話します。
すぅさんは、表面的にはSlackで淡々とやり取りしている一方、飲みに行くなど関係者と友達のような関係をつくることも大事にしていて、それが仕事の成果につながることが多いと話します。
やましょーさんは、ゲーム仲間として出会ったため、仕事での冷静な姿とのギャップに驚いたといいます。
山代との違いは、勝手な印象だけど、山代は割と調和だったりとか、周りの意見をちゃんと尊重してるタイプかなと思うんだけど。俺はマジ全く逆で、本当に俺はどうしたいかをめちゃくちゃ大事にしてる。
みんなの意見は聞くけど、その中で自分でこれがあるべきだというところをちゃんと貫いていくのを大事にするから、人によっては冷たく感じるとか、ドライに見えがちなのかなって気はするね。
よく話して議論したいタイプ。調和や周りの意見を尊重する
Slackで要点を絞る。自分の意思を貫くが、飲み会などで関係性も大切にする
受託と事業会社で意思の出し方はどう変わる?
すぅさんは、受託のPMと事業会社のPMでもタイプは違うと話します。10年以上事業会社にいた癖があるのか、受託では最終的に自分の意思を貫きにくく、モヤモヤして苦しむことが多かったそうです。
やましょーさんは、現在は受託で仕事をすることが多く、「こうした方がいいのでは」「やりましょう」と強く提案した方がプロジェクトを前に進めやすいと感じています。相手の意思に忖度しすぎないスタイルが最近増えたといいます。
その方がいいよね。正直、事業会社で意思ある人なんて意外と少なかったりするから、そう言ってくれた方がありがたかったりする部分の方が結構多いんじゃないかなとは。
番組は不定期、気が向いたときに更新するとのことです。二人は、コメントで意見や感想がもらえると続ける励みになると呼びかけました。
まとめ
初回は、PMを職種ではなく役割として捉え、PMOとの違いや二人のスタイルの違いを雑談形式で整理した回でした。
- AIで職種の境界が曖昧になり、役割としてのPMが見えやすくなったという見方が語られた
- PMとPMOの違いは、最終的に判断して前に立つかどうかが大きい
- 日本のPMOは事務方としてPMを支える例が多く、アメリカなどでは上位の組織を指すこともある
- やましょーさんは議論と調和型、すぅさんは自分の意思を貫く型と、二人のスタイルは対照的
- 受託では意思を貫きにくく、事業会社では意思をはっきり示すPMが歓迎されやすい


