コメントを投稿するにはログインが必要です
ログインページへ記事ができると、章ごとの要約と、聴きどころへ飛べる目次がここに並びます。いまは音声で聴けます。
旅行用の小瓶の底に残った香りから、一本の香水が生まれたとしたら。アスティエ・ド・ヴィラットのレ・ニュイは、作家ジョルジュ・サンドに結びつく小瓶を出発点に、ドミニク・ロピオンが手がけた作品です。ローズの華やかさに、土っぽく木質的なパチュリ、乾いた粉を思わせるアイリスが重なる香り。三つの素材の質感を思い浮かべながら、1838年のノアン邸を描く物語や、ローズとアイリスを軸にした香水との違いを聴いてみてください。粉っぽさが気になる人には、涼しい夜に少量を肌で試すことが、選ぶ手がかりになります。