最近ハナウタしたことは?撮影会と毎日のごはん
番組冒頭、二人はそれぞれの「最近ハナウタしたこと」から話し始めます。ハナウタラジオは、ため息の中にあるポジティブなハナウタを一緒に探す番組です。
さところさんが挙げたのは、身近な場所で撮影会を初めてやってみたことでした。人の魅力を引き出すことが好きで、それを表現する手段として動画発信に可能性を感じたと話します。
(撮影会を)やってみるぞって言ってやってみれたっていうのがちょっと結構ハナウタしてる。
一人だと三脚を立てて外で撮るのが恥ずかしくてできなかったため、誰かを巻き込んでみたと言います。この「一人だとできないことを人と一緒に」という感覚は、後半の本題にもつながっていきます。
誰かいたら一緒に楽しくできるかなと思って巻き込んでみた。
一方みーるさんのハナウタは、毎日の夜ごはんでした。料理好きの夫がほぼ9割5分ほど作ってくれていて、今日は何かなと思いながら過ごしていると話します。
毎日毎日美味しいご飯を一人作ってもらえるってなんて幸せなんだって思いながら、すごい今ワクワク。
前日のメニューはヤンニョムチキン。辛いものが好きなみーるさんが「辛いものがいい」と話すと、夫が選択肢を3つほど用意して、その日の気分を聞いてくれることもあるそうです。
食の仕事をしているみーるさんに、さところさんは「仕事でも作るのに、家でも作るのは好きすぎるのか」と尋ねます。みーるさんは、一日中作っているとさすがに疲れて作りたくない日もあると、正直な感覚も添えていました。
「やりたいことがありすぎて手が足りません」への強い共感
次のコーナーは、ため息さんからの便り紹介です。今回届いたのは「やりたいことがありすぎて手が足りません」という一言でした。
手が足りないことありますよね。
さところさんは、去年みーるさんと色々な場所で一緒に仕事をする中で、みーるさんが多くのことを抱えて「今やばい」というタイミングをちょこちょこ見ていたと振り返ります。そのうえで、最近の法人化という働き方の変化について尋ねました。
みーるさんは、去年の今頃も一般社団法人IUWAが主催する愛食フェスの準備や、レシピ開発・スタイリングの案件が立て込んでいたと話します。そして今年の夏は、去年を超える忙しさだったと明かしました。
今年の夏は去年を超える忙しさで、実は初めて「あ、しびれる」って思い(ました)。
忙しいを超えると人間はしびれる感覚になるのか、という表現で、みーるさんはその多忙ぶりを語ります。便りの「手が足りません」は、まさに今の自分そのものだと共感していました。
新しいアイデアがどんどん出てくるんですけども、それを実行する時間も人もいないみたいな風になっていて。
法人化で変わった「人の巻き込みやすさ」
みーるさんは、月末に法人化を終えたばかりだと話します。背景には、来月中旬にオープン予定の直営店を作るうえで、建前的にも会社があった方がよいという事情がありました。
法人化して実感しているのは、人を巻き込みやすくなったという変化です。以前はスポットで手伝ってもらうことが多かったのが、プロジェクトとして会社同士でがっつり入ってもらえるようになったと言います。
具体例として、みーるさんはPR・広報戦略を人に入ってもらっていることや、内装デザイナーに依頼できることを挙げます。個人事業主のときとは規模感が変わり、その変化を面白いと感じているそうです。
さところさんは、個人でも多くの事業をしていたみーるさんが、会社になったことでなぜ巻き込みやすくなったのかを掘り下げます。
みーるさんの答えは、使えるお金の裁量権が大きくなったこと、そして実績につなげやすくなったことでした。依頼する側の信頼度も、個人と会社よりも会社と会社の方が高まる感覚があると話します。
個人と会社よりも、やっぱり会社と会社の方が信頼度とかも高まってるなっていう感覚があって。
みーるさんは、監修として入っているお弁当屋さんの仕事でも、ほぼオペレーションの組み立てからマネジメント、工数管理や在庫管理まで担っていると言います。会社にしたことで、自分以外の人にも入ってもらえるようになりました。
つまり、会社として請け負うことで自分のリソースを割ける仕組みができ、その兆しが見えてきたということです。個人ですべてを抱えていた状態からの変化が、少しずつ形になり始めています。
スポットで手伝ってもらう。基本は全部自分でやるしかない状態
会社同士でプロジェクトとして参加してもらい、自分のリソースを割ける仕組みへ
去年より忙しいのに、余裕があるように見える理由
さところさんは、みーるさんの一面しか見ていないと前置きしつつ、去年の「忙しい」よりも今年の「忙しい」の方が余裕があるように見えると伝えます。
去年のみーるちゃんが忙しいって言ってる時より、なんか今年の忙しいの方が余裕があるようにすごく見えているんですね。
みーるさんによれば、去年は全部自分でやるしかなかったと言います。その中で初めて、飲食店の立ち上げのときに腸活のプロであるりさぽんさんに手伝ってもらったり、撮影の仕事でアシスタントに入ってもらったりと、人を雇うことを覚えたそうです。
忙しさの中で、人を雇えばいいんだみたいな、手伝ってもらうっていう方法があるんだみたいなのに気づけて。
去年覚えたことを今年は実行できているから、忙しくても余裕があるように見える、というのがみーるさんの分析でした。ただし、個人でもアイデアが次々に出続けるため、それをどうするかは日々悩みながら過ごしているとも話します。
人に頼めなかった人が、頼めるようになるまで
さところさんは、多くの人が悩むところとして、なぜ去年は人に頼めるようになったのかを尋ねます。
みーるさんは以前、人に頼むのは申し訳ないという気持ちが強く、単価も頼み方もわからず、頼む力よりも「やっちゃえ」で進めていたと振り返ります。
前まではやっぱ人に頼むって申し訳ないとか、そういう気持ちがすごいあって。
転機になったのは、団体の理事を務めた1年間でした。役割分担の大事さを知り、人に頼むことが前より気楽にできるようになったと言います。
象徴的だったのは、メグラスープという商品開発の場面でした。それまでの商品開発は、コンセプトも味を決めるのも、ほぼ一人で完結させていたそうです。
誰かと一緒に味を作るってむしろめちゃくちゃプラスになるっていうので、もっといい商品ができる。
一人よりみんなでやる方がコンセプトもブラッシュアップできた経験から、みーるさんは「一人でやるのはもったいない」という感覚に変わったと話します。大変さや巻き込む難しさはありつつも、そこから得たものは大きかったようです。
新しいお店のPRについても、頑張れば一人でもできるかもしれないと正直思ったと言います。それでも人を巻き込む方がよりよいものができるという確信があったから、先に声をかけられたと振り返りました。
さところさんは、その積み重ねが今の余裕につながっているのではと受け止めます。みーるさんは、今も朝7時から夕方まで現場に入る大変さはあるとしつつ、物事の捉え方が変えられたのかもしれないと語りました。
デザイン・文章・実行力。得意を持ち寄る沖縄のZINE
話題はさところさんの活動に移ります。さところさんも去年は「自分がぶん回さなければ」という気負いがあり、握りしめすぎると続かず可能性も広がらないと痛感したと言います。
握りしめすぎてたら続かないし、なんかその可能性も広がらないしっていうことはめちゃくちゃ痛感(しました)。
さところさんが取り組む沖縄のZINEは、3人ほどで作っています。デザインと写真が強い人、文章が上手な人、そして雰囲気づくりや「やると決めてから間に合わせる」実行力が得意なさところさん、と得意分野が分かれているそうです。
実行力とか旗振りとか(が得意ってことですね)。
それぞれの得意がいい感じに合わさり、一人では行けない境地に行けているのが面白いと、さところさんは話します。
コンセプトも味も自分で決める。できてしまうぶん、視点が狭くなりやすい
デザイン・文章・実行力を分担。一人では行けない境地までブラッシュアップできる
なぜズレない?「向かいたい方向が一緒」というチームの土台
みーるさんは、なぜZINEで連携しようという話になったのかを尋ねます。さところさんは、役割分担をきっちり分けるというより、根幹で伝えたい思いが共通していることが土台だと答えます。
その共通点は、沖縄が好きで、それを推したいという気持ちでした。ただし映えや観光スポットではなく、日常の暮らしの中に沖縄がある、という視点でつながっているそうです。
日常の暮らしの中に沖縄があるがめちゃくちゃ良くない?みたいなところでつながってる。
向かいたい方向が一緒だからズレずに進める、というのがさところさんの実感です。本業や忙しさがある中でも、思いがお互いにわかっているから成り立っていると話します。
向かいたい方向が一緒だからみたいな感じ。
みーるさんは、グループでやるときの難しさとして「誰かがやってくれているから任せておけばいい」となりがちな点を挙げます。忙しさを理由に動かないこともできてしまう、というのです。
そのうえで、そうならずにお互いを鼓舞し合えるチームは大事だと語ります。さところさんも、こんなにやってくれているなら自分もここを開始しよう、と思えるのは嬉しいと応じました。
こんなにやってくれてるから、じゃあここを開始するかみたいな気持ちになれるのは嬉しいことですね。
便りへの答え。まず「やりたいことを言葉に出す」
さところさんは、便りの「やりたいことがありすぎて手が足りません」に対して、みーるさんが言えることはあるかと尋ねます。
みーるさんが強く伝えたのは、とりあえずやりたいことを言葉に出すことが大事だということでした。自分もいろいろな場所で「こういうのをやってみたい」と言うようにしていると話します。
実際、みーるさんのPRの担当も、たまたまの出会いから生まれました。経営者に誘われた交流会で「PRは全然わからない」と口にしたところ、その場にPRの超プロがいたのだと言います。
なんか言ってみなきゃダメだなっていうのは、本当にちっちゃいことでも結構言うようにしてて。
この話はわずか2日で決まったそうです。みーるさんは脱線としつつ、お店のPRは本来2〜3か月かかると言われる中、すでにオープンまで2か月を切っていたため、超スピード感で進められたと明かします。
もう一つの答え。「一番やりたいところ」を決める優先順位
さところさんも、ため息さんへの答えを考えます。やりたいことが多すぎるときは、まず自分が一番やりたいのはどこかを考えるとよいのではないか、と提案しました。
さところさん自身を例にすると、ZINEではデザインに強くこだわりたいわけではなく、それを作る場には行きたいけれど、デザインは任せられる、という整理になると言います。
やりたいことの中で一番どこをやりたいんじゃいみたいなのをクリアにできると、巻き込む時にもいいのかな。
一番やりたいところが明確になれば、みーるさんが大事だと言う「言葉に出す」ときにも、「ここはやりたいけどPRはお任せしてもいい」と伝えやすくなる、という流れです。
みーるさんも、一つのことをやるにも「やらなきゃいけないことリスト」がたくさんくっついていると受けます。それを分解し、優先順位をつけることの大切さに改めて気づいたと話しました。
それを分解する(と)優先順位つけるというか、なんかすごい大事だなと思いました。
こうして、便りへの答えは「やりたいことを言葉に出す」と「優先順位をつける」という二つのキーワードにまとまっていきました。番組はここで締めくくられます。
やることを分解する
一つのことにくっついた「やらなきゃいけないこと」を書き出す
優先順位をつける
その中で自分が一番やりたいのはどこかをクリアにする
言葉に出す
やりたいことと任せたいことを口にして、協力者を見つける
まとめ
「やりたいことがありすぎて手が足りません」という便りに、二人は自身の経験から具体的な答えを重ねました。抱え込みをやめて人を巻き込むこと、そのために自分が一番やりたいところを決め、言葉に出すことが、手を増やす近道だと語られています。
- みーるさんは法人化で人を巻き込みやすくなり、去年より忙しくても余裕が生まれた
- 人に頼めるようになった転機は、役割分担の経験と「みんなでやる方がいい」という確信
- いいチームの土台は「向かいたい方向が一緒」で、お互いを鼓舞し合えること
- まずやりたいことを言葉に出すと、思わぬ協力者や超プロと出会えることがある
- やることを分解して優先順位をつけると、任せる部分が見え、巻き込みやすくなる




