キンカンの蝶とフォトウォーク、最近のハナウタは?
番組はいつものように、2人が最近「ハナウタした」こと、つまり気持ちが軽くなった出来事の報告から始まります。
えりさんは、ハナウタさんからもらったキンカンの種を育てています。前回は、葉っぱを青虫2匹にたくさん食べられた話をしていました。
先週ぐらいかな、(青虫が)蛹になって蝶々に。
えりさんは、青虫が蝶になるまでの過程を子どもたちに見せられたことを、キンカンを育てていたからこそ叶ったいい経験だったと振り返ります。
りんゆみさんは最近カメラにハマっています。自分もまだ初心者ながら「もっと撮りたい」という思いから、とりあえずフォトウォークを企画したそうです。
りんゆみさんのフォトウォークには参加者5人に加え、仲良くなったプロのカメラマンと子どもも参加しました。撮った写真はみんなで同じフォルダに入れ、使いたいものを自由にダウンロードする形にしたところ、早速インスタのストーリーズで使ってくれた人もいたといいます。
最初はすごい人見知りしてたけど、(年長さんも)みんなと一緒にどんなん撮れたの?とか、大人と子供も混ざってやったらすごい楽しくやれてて。
えりさんからは、北海道でも東京でもまたやってほしいという声が上がり、りんゆみさんも東京での開催を予定していると話しています。
「センスがない」の正体は引き出し不足
続くコーナーは、ため息さんからのお便り紹介です。今回届いたのは、短いながら多くの人が抱えていそうな悩みでした。
デザインのセンスがありません。
この悩みに対し、りんゆみさんは自分もかつてはデザインはセンスだと思っていたと前置きしたうえで、センスではないと答えます。大事なのは情報の整理で、その人が何をどう伝えたいかだといいます。
そのため、りんゆみさんは仕事の最初に、依頼者が何を届けたいのかを徹底的にヒアリングすることを大事にしています。
りんゆみさんによると、いろんなデザインを見て「これいいじゃん」と取り入れられるかどうかが分かれ目です。無意識にそれをやってきた人はすでに引き出しがあり、意識してこなかった人は空っぽに近いだけなので、これから増やしていけばいいと話します。
あんまり意識してこなかった人はちょっとね、あの空っぽに近いから、もうそこをどんどんしていけばいいだけなんじゃないか、「だけ」とか言ってそんなね。
引き出しはどう増やす?爆速インプットと日常の観察
えりさんから引き出しの増やし方を聞かれたりんゆみさんは、ハナウタ果実さんのZINE ── 個人や小さなグループが自由に作る少部数の冊子のこと。テーマや形式に決まりがなく、手作り感のある出版物として広まっていますを制作した経験を挙げます。
このZINEで、りんゆみさんは初めてInDesign ── Adobeが提供するレイアウトソフト。雑誌、書籍、パンフレットなど、複数ページの印刷物を組むのによく使われますを使いました。Canvaなど他のツールでも作れたものの、今後の仕事の幅を広げる意味もあって選んだといいます。
使ったことのないInDesignを、りんゆみさんはブログやYouTubeで先に使った人の情報を調べ、見ながら手を動かして覚えました。1〜2日で一気に入れて、すぐ出してみるというやり方です。
なんかデザインの世界って結構キラキラして見えるけど、結構泥臭いところはあるかなと思っております。
えりさんは、りんゆみさんのインプットとアウトプットの距離の近さに毎回驚いていると話します。一方、えりさん自身のインプットはデザインの本を買ってよく眺めることや、電車の広告の配置をついつい観察することだそうです。
実際に作るときのえりさんの進め方は、次のような流れです。
要素を集める
まず、デザインに必要な要素を集める
優先順位をつける
何を一番届けたいか、目的は何かを考えて順位を決める
伝わり方を決める
文字の大きさだけでなく、色・写真・イラストも含めて伝わりやすさを考える
えりさんは、全部が同じフォントサイズでは伝わりにくいので、目的から逆算して見せ方を決めているといいます。
色はどう決める?テーマ分けとキーワード出し
話はデザインを分解した「色」の決め方へ進みます。えりさんは、依頼の場合はクライアントの雰囲気やブランドカラーを基本にしています。
Canvaのテンプレートを一から作る場合、えりさんはテーマで分けて考えます。たとえばナチュラルで落ち着いたサロンならアースカラー ── 土や木、草など自然の色を思わせるベージュ、ブラウン、カーキなどの色合い。落ち着いた印象を与えますの落ち着いたトーン、キラキラ系のサロンならイルミネーションのような素材やキャンドルの写真を入れるといいます。
りんゆみさんは、世界観を出すときにキーワードを出すことを意識しています。「親しみやすいけど芯がある」のような言葉を出し、その言葉を表す色や背景色を探していくそうです。
りんゆみさんによると、白ひとつでも、緑がかった白なら自然体な印象、料理系ならオレンジ寄りの白というように細かく見分けるといいます。
特になんかブランディングデザインの場合は特にそれ(キーワード出し)をするようにして。
十個から二十個ぐらい(言葉を)出せるようにはしてて。
りんゆみさんは、急ぎの依頼ならサクッと作ることもあるものの、時間をもらえる場合は10〜20個ほどの言葉を出すといいます。遠い意味の言葉同士を1つのデザインで表そうとすると「化学反応」が起き、それがオリジナルの色になっていくと話します。
ブランドカラーやテーマ(ナチュラル系、キラキラ系など)で分け、色や写真素材を選ぶ
10〜20個のキーワードを先に出し、言葉に合う色や背景色を探す
えりさんは、りんゆみさんのデザインに細やかさや丁寧さが見えるのは、先に言語化しているからなのだと気づいたと話します。りんゆみさんは、届けたいターゲットを言葉にし、競合リサーチもよく見ていると付け加えています。
なぜCanvaに絞った?Adobeとの違い
りんゆみさんからえりさんへ、Canvaに絞った理由についての質問が投げかけられます。えりさんはもともとAdobeのツールも一通り使えるようになっていました。
一通りできるようになって、でもなんかうまくやっぱ使いこなせてないなっていうのも感じたり。なんかでも覚えたのに、なんかすぐ忘れちゃったりっていうのがあって。
えりさんは、Adobeでは自分で素材を引っ張ってくる作業が苦痛だったのかもしれないと振り返ります。Canvaは素材がすぐ手元に出て探しやすく、感覚的に触れるため、サクサク作れる喜びがあったことが移行の理由だといいます。
できることが細かい。素材を自分で集める必要があり、覚えてもすぐ忘れてしまう
素材がすぐ出てきて探しやすい。感覚的に触れて、作るのが楽しい
りんゆみさんも、デザインをするならAdobe製品を使わなければいけないわけではないと同意します。えりさんは、ツールごとに良さがあるので使い分けてほしいとしつつ、自分はCanva一本だと話しています。
ボタン1つで背景が消える?Canvaの便利機能
りんゆみさんは、他のツールでは時間のかかる背景の切り抜きが、Canvaならボタンを押すだけで数秒で終わることに驚いたと話します。背景の拡張や、AIによる画像生成もCanvaの中でできます。
りんゆみさんが最近特に感動したのは、マジックレイヤー ── Canvaの機能の1つ。1枚の画像を読み込ませると、文字や人物、背景などを別々のレイヤーに分解し、個別に編集できるようにしますです。
生成AIのものだったら勝手に出されてるから構成しづらくて、私は毎回喧嘩になって、もう嫌だ、もうやる気ないっていう、なっちゃいがちなんだけど。
生成AIで作ったバナーの一部だけを直したいとき、マジックレイヤーに読み込ませると、文字や背景、手前の人物を別々に分解してくれるといいます。フォントは変わることがあるものの、Canvaの中で選び直せます。
えりさんは、あちこちのツールを行き来せず、Canvaの中で完結できるのが本当にいいと応じています。
使い分けと、妄想しながら作る旅のしおり
多くのツールを扱えるりんゆみさんは、Canvaを使う場面として、背景の部分的な切り抜きや、プレゼンテーションのスライド・資料づくりを挙げます。
えりさんが最近作っているのは、Canvaのクリエイター内のチャレンジ企画として取り組む、旅のしおりのテンプレートです。
自分が行きたいハワイとか沖縄とか、自分がもう行きたいもう妄想を広げながら作れちゃうから、なんか楽しくやってる。
りんゆみさんは、自分が好きなものをデザインできるのがこの仕事のいいところだと話し、えりさんも本当に楽しくできると応じて、この回は締めくくられます。
まとめ
「デザインのセンスがありません」という悩みに、2人はセンスではなく、引き出しの量と言語化の問題だと答えました。インプットを増やし、伝えたいことを言葉にし、自分が楽しく使えるツールを選ぶことが、デザインを育てる近道だと考えられます。
- センスがないと感じるのは、デザインの引き出しがまだ少ないだけかもしれない
- 新しいツールはブログやYouTubeで調べながら、短期間で入れてすぐ試す
- 要素の優先順位を決め、キーワードを10〜20個出してから色や素材を選ぶ
- Adobe製品が必須ではなく、Canvaのように楽しく使えるツールを選んでよい






