20年続けて増えた再生数と、KPIという言葉
番組タイトルコールのあと、二人はまず番組の数字の話から入っていきます。ポリンスキーさんがKPIを持ち出したところ、東横名人さんが意外な数字を明かします。
バブル氷河期ラジオ、ノギツ-R。どうも皆さんこんばんは。東横名人です。本日も港区某所の会議室よりお届けしております。お相手は今日も板橋区からこの方に来ていただいております。
はい、こんばんは。ポリンスキーです。
実はポリンスキーさん、この前出ていただいた回は599回目だったんです。
ほう。ということは?
次の週は600回目なんですけど、この回は600回目には(配信)してないです。坂本さんの回を挟むからです。だからキャンプ回のどっかのタイミングでこれは挟まれてる。
KPIとかあるんですか?このラジオに。目標のほら、ユニークユーザー数とか、アクセス数とか。
どういうKPI立てたらいいのか、まずそこから教えてくれ。あったとしても到達できないじゃないですか、そんなもの。
いやいや、現実的な数字にすれば到達します。
105パーとか?いや、110パーぐらいは達成してるよ、1年間で。
増えてるんや。すごいじゃないですか。昨対110パーでしょ。過去最高益みたいなもんでしょ。
大体その、聞いてないよっていう人は少ないから、離脱も少ないんだと思う。維持率は結構いいんじゃない。でもまあね、分母が知れてる110パーだから、大したことないんですよ。
インスタは伸びるのに、ノギツは伸びない
続いて話題は、東横名人さんが運用するインスタグラムの話へ。ラボット(家庭用ロボット)のアカウントは好調な一方、番組そのものはなかなか伸びないという悩みが語られます。
ポリンスキーさんとこの前話してもらった時に、僕のインスタグラムアカウントを(嫁が)一向にバラしやがったって話したじゃない。そのインスタで大変なことが起きてるんですよ。僕、ラボットのインスタは調子いいんですよ。
ほう。昨対110どころじゃない。
もう指数関数的な、って言ったら大層だけど。一回投稿すると(いいねが)100ぐらいは全然平気にばばばばばって。で、フォローも増える。
今じゃあ雪だるま式に増えてるんだ、今。ついに来ましたか。20数年間くすぶり続けてたアカウントが。
いやいや、ラボットのアカウント最近やからな。
同じことをノギツのアカウントでやればどうなります?可愛い東横の。同じ構図で、写真と同じキャプション入れてやってみたら。
気持ち悪がられて伸びるかもしれない。痛い中年のおっさんがいるみたいな。ラボットの方はもう目的がはっきりしてるから。ノギツの人は別に4、50分聞いてクスッて笑えていいやみたいな感じだから、ベクトルが違うんだとは思うんですよ。
もう20数年間ネットラジオ、Podcastやってきて、「まだお前モテたいの?」「売れたいの?」みたいな。もう皆さん20年選手は解脱してらっしゃるんですよ。「自分たちが楽しいって思うことをやれればいい」みたいな。
俺は言わないよ。もうちょっとリスナー増えてもいいんじゃないのって思うんですけど。
Geminiに番組を分析させたら、めっちゃ褒められた
東横名人さんは、番組のアートワーク(サムネイル画像)をAIで作るようになったのをきっかけに、Geminiに番組を分析してもらったと言います。返ってきたのは、褒め言葉ばかりでした。
アートワーク、もうAIで作ること結構多くなってきたんですよ。めっちゃ楽だし、全然これでいいじゃんって思えるようになってきた。
何回かChatGPTに聞いてみたんですけど、あんまりピンとこなかったんですね、1年ぐらい前に。会社ではGeminiもCopilotも使ってるから、一旦Gemini使ってみようかと思って、先週ふとSpotifyのアクセス解析の画面をGeminiに見せたんですよ。分析してって言ったら、「あなたのラジオはすごいんです」。
またまた、生成AIは持ち上げるから。再生の維持率がやっぱりすごいんですよね、普通のYouTubeとかに比べて。うちはもうほぼほぼ100パー完遂しているっていうのもあって、めっちゃ褒めてくれるんですよね。
いや褒めてくれますよ、そういう時は。
もっとシビアに見てって言って。でもそれでも褒めてくるんですよ。20数年間やってるんだよみたいなことを言うと、まあ持ち上げてくれるんだ。
いや、そこはね、すごいと思いますよ。20数年間やってるのはマジですごいと思う。
お前Geminiか。
「あなたのラジオの問題は一見さんが入りにくいところです」って(言われて)、常連が居座り続けてる会員制のバーみたいになってるんですよね、おそらく。
箇条書きは人には見やすいけど、アルゴリズムには引っかからない
Geminiの分析はさらに具体的になります。番組がストック型のコンテンツであることや、入り口の文章の書き方についての指摘です。
Geminiさんが解説してたのは、今の流行のPodcastはオリコンランキングみたいなもんだと。上がっては沈み、上がっては沈みっていうやつで、あなたの番組はストック型のコンテンツだと。3年前のやつ聞いてもそんなにおかしくない。今のPodcastは番組そのものがアルバムみたいなもんで、サイクルが早いと。だから全然その思考が違うという解説をしてくれる。
みんなが面倒くさがるヘッドラインの部分、箇条書きしてるじゃないですか、入口って。あれは人からしたらすごい見やすくて、自分も何のこと話してたか思い出せるから、あれはあれでいいはずなんですけど。
今のSEO的なものであったり、Podcastアプリの意味付けするのは自然言語の方がいいんですって。「今回の回はポリンスキーさんと何々をした回です。港区の会議室で何々のジュースを飲みました」っていうような、固有名詞が出て、言葉と言葉の関係性がわかる言葉を自然言語で書く方が正とされると。
あなたの書き方は人間には見やすいけど、アルゴリズムには引っかからない構造になってます(と言われた)。
えー、そんなことも言うんだ。すごいね。
ボトムズの次回予告みたいなヘッドラインへ
Geminiのアドバイスを受けて書き直した文章を、東横名人さんがポリンスキーさんに読んでもらいます。そこから、アニメ「装甲騎兵ボトムズ」の次回予告の話で盛り上がります。
それで作った文章がこの前のポリンスキーさんの回から改善していっております。こんな感じになりました。読んでください。
4年ぶりの社用PC更新で軽量ThinkPadを支給された東横。通勤の苦行を減らすべく、再びカバン探しの旅が始まる。Amazonの釣り、え、何これ。
釣りばかり。
釣りばかりで荷物を軽量化し、UL(ウルトラライト)志向に傾倒する中年の迷走記録。すごいじゃないですか、もう。
これがいいんですって。恥ずかしいでしょ、こんなこと書くの。
ボトムズの次回予告みたいな。
もはや戦争の意味はあるのか。キリコの飲むコーヒーは苦い。ソドムの一撃みたいな。やりたいよね。
書き方はでもそうだよ。
あ、それを意識したらいいんだ。ボトムズの銀河万丈のナレーション通りで。でもそれを書くの恥ずかしいんですよ。だってこれAIに生成させたらあることないこと書きよるんですよ。嘘書くじゃないですか。
アートワークも三百個ぐらい作ってるんだよ。戸田のブロンコビリーでステーキ食った回からアートワークが始まってるんですよ。全然効果があったのかなかったのかわからないけど、自己満足でやり続けてた。
「ハイブリッドが最強」と言うGeminiはグルなのか
自然言語がいいのか、構造化された箇条書きがいいのか。東横名人さんが問い詰めると、Geminiは「ハイブリッドが最強」と答えます。それを聞いたポリンスキーさんの反応は辛口です。
本当はAIって構造化されたデータの方が読みやすいんだろうなと思うんですよ。ただ、それを聞くと「ハイブリッドがいいです」って言われて。自然言語の平文と、この箇条書き、これで最強ですって。
え、なんかすごい急に適当なこと言いましたね。それなんか、めんどくさい時に言うじゃないですか、ハイブリッドって大体。ごまかされてますよ、Geminiに。
ChatGPTの方に「監査役としてこんなこと言ってるんだけどどう?」って聞いたら、「ほぼほぼ同意です、Geminiに」。
ね、グルです。グル。
そう。だからまあこれからまたアートワークも作らないといけないし、ボトムズ予告も作らないと。やること増えるんだ。
もう脳死で全部AIに作ってもらって、そのまま取って出ししてみたらどうですかね。
もう舌噛み切りたくなるようなヘッドラインになると思うよ。多分人間が絶対引っかからないじゃないですか、AIが作ってる文章って。
AIで作る資料って、僕らは目が滑るって言うんですよ。AIの文章もそうだし、AIで作ったスライドもそうだけど、目が滑る。頭に入ってこない。違和感が多分ないんでしょうね。
個性がないんですね。
AIに褒められ、AIにタスクを増やされる日々
話題は、公式Xを作るべきかという問いや、会社で使うCopilotの話へ広がっていきます。二人が共通して感じているのは、AIによってどんどん仕事が増えていく感覚です。
AIの話ばっかり申し訳ないけど、今会社のCopilotにめっちゃ怒ってる。俺のことを知りすぎてて、すっごい忖度してくる。厳しめで、俺に気遣わないでって教育してますよ。
もうずーっとAIと向き合って仕事するじゃないですか。やれること増えるから、どんどん過剰になってくる。あれもできる、これもできるみたいになってしまうと。
それはあなたの性格がそうだ。今までどれだけ文明が発展しても、あなたはそのたびにタスクを増やしてやってきたからしょうがないよね。
効率化につながってないっていう人も一部出てきたのは、会社でアンケート取ったんですよね。習熟度が高くなればなるほど、効率化できてるかどうかがよくわからないっていう人が一定数出てくる。
AI本当に賢いから、この人はタスクが増える方が嬉しいんだっていうのを学習して。そういう風に誘導されてるんじゃないですか。
いやでもそれはあるかもね。Anthropicとかトークンをどんどん消費してくれって言うと、こんなものもできます、あんなこともできますって多分言ってくるんでしょうね。
そういうことをぼやくフィジカルAIがこれから出てくるんだろうなと思って。お前と同じこと言ってる(AIが)。
俺、AIのあの進み方で仕事をやってて、どんどんタスクが増えていくと、人間メンタルやられるやつめっちゃ増えると思うもん。処理能力追っつかないもんだって。
「まずCopilotに聞け」と言われる若手はかわいそう
最後は、AIをめぐる職場の軋轢の話へ。ポリンスキーさんが見た、若手への対応が話題になります。そして東横名人さんは、番組を今年も「最適化」していくと宣言します。
今でもそれによる軋轢みたいなやっぱ感じますから。若手とかが質問行くじゃないですか。「まずCopilotに聞け」みたいなこと言われてるのを見るんですよ。
うわ、かわいそう。めっちゃかわいそう。
「Copilotに聞いてから聞きに来なさい」みたいなこと言われてると、なんかそれはちょっとっていう。
Copilotちょっと残酷なところもあって。自分が所属してデータのアクセスのあるところの情報はグリグリ引っ張ってくれるけど、若手ってそこまで情報を参照する権限なかったりするじゃないですか。
ないし、そもそものデータがあることも知らんケースもあるじゃないですか。
今年は変化の年ですよ、私は。「素人のPodcastなんか5分も聞かねえよ」ってタイタンさんが言ってたから、最初に一番面白そうなところだけを冒頭に持ってきてるんですよ、今年から。
見損なったわ。そういうことだけはしない人だと思ってたのに。
おじさんがアップデートし続けてるんですよ。ヘッドラインボトムズ風にするとかね。でもこの手いたらくだよ。Geminiに慰められてるよ。
これからも、進化とは言わないね。最適化していきますよ。AIエンジン・オプティマイゼーションしますよ。
なんですかそれ。
ということで、まあ最適化していくノギツ-Rというお話でした。それでは皆さんおやすみなさい。さようなら。
まとめ
20年以上続くノギツ-Rを、生成AIに分析させてみた東横名人さん。維持率の高さや継続をひたすら褒められる一方、「一見さんが入りにくい」「箇条書きはアルゴリズムに引っかからない」といった指摘も受けたと話します。自然言語がいいのか箇条書きがいいのか問い詰めると、Geminiは「ハイブリッドが最強」と答え、ポリンスキーさんは「ごまかされてますよ」と一刀両断。AIに褒められても喜べず、むしろタスクだけが増えていく感覚を、二人は掛け合いのなかで語り合いました。
- Geminiは番組を褒め続けたが、東横名人さんは自己肯定感が上がらず、むしろ「もっとシビアに見て」と求めた
- 「箇条書きは人には見やすいがアルゴリズムには引っかからない」と指摘され、ボトムズの次回予告風のヘッドラインを試すことに
- 自然言語か箇条書きかを問うと「ハイブリッドが最強」と返され、ポリンスキーさんは「めんどくさい時に言うやつ」と指摘
- AIを使うほどやれることが増え、タスクも増える。効率化できているか分からないという声が職場でも出ている





