キャンプ場の等身大パネルとリスナーメール
番組冒頭、木曽駒冷水公園キャンプ場からの配信で、二人はキャンプ場に置かれた等身大パネルの話で盛り上がります。
どうも皆さんこんばんは。東横名人です。本日も長野県木曽駒冷水キャンプ場よりお届けしております。お相手はいつものように私、東横名人と長野から今日もこの方です。
はい、こんにちは。坂本です。
木曽駒冷水公園キャンプ場には至る所に、なんかカットモデルみたいな女の子の等身大パネルがあって。
そんなに至る所にありましたっけ。
あるあるある。人工の滝のところにもなんか貼ってあった。なんて書いてるか読めないけど。
あの子はAI?
AIではないよね。あの、普通の多分社長の秘書?そんなことする人なの?
寄付ここからお願いしますみたいな、賽銭箱みたいなのありましたね。
一回取られた賽銭箱ね。丸々取られた。
すっごい大胆ですね。
その後、リスナーのドクター運送屋さんから届いた「高齢社会について」というメールが読み上げられます。差出人はバイクが趣味で、零細運送会社の総務を担当している人物です。
私はバイクが趣味で、いろんなところへツーリングに行くのですが、行く先々ではおじさんライダーでいっぱいです。10年前のライダー平均年齢に10歳足したのが現在のライダーの平均年齢となっています。
最近もドライバー募集をしたのですが、20代の応募者はゼロで、50代以上の応募者ばかりで、平均年齢を算出すると63歳でした。お二人の高齢社会に対するお考え、そして今後の高齢社会をどのように乗り越えればいいのか、ご意見いただけたら幸甚です。
趣味の平均年齢が上がり続ける理由
高齢社会というテーマから、二人は自分たちが経験してきた趣味の多くが高齢化していることに話を広げます。
少なくとも僕が経験してきた趣味、ほぼ全部そうです。もう切手から古銭からアマチュア無線からBCLから、要は新規がいない。
高齢社会っていうところでよく言う話が、あの、アマチュア無線なんかもうすごい言われるじゃないですか、ハム無線。
死んで抜けていった人は平均の母数から減っていくはずだから、平均年齢がそのまま上がっていっちゃうんでしょうね。母数も減るし。
もう本当に、蔦屋のライトノベルコーナーとか行ってると嫌になりますもん。
これ読んでんのが、なんとかスキルをなんとかしたみたいなっていうのが、50歳以上のおっさんが。
手に持ってるっていう、もう絵面が嫌なのに、ふと見たら自分もそれを持ってるっていう。俺が子供の頃の大人はこんなん読んでなかったよっていう。
60代はもう高齢者じゃない。バブル世代の馬力
働くことをめぐる話から、二人は自分たちの世代の「強さ」について語り出します。定年年齢が上がり続ける現実も踏まえた掛け合いです。
もうそもそも俺ら、もう60近いおっさんですけど、俺らの親の世代って定年55でしょ。
それが今65まで働き、年金は70でどうですかみたいな。
近所のマクドナルドでこの前見たの、どう見ても俺より年上のおばあちゃんなんですよ。お金に困ってやってるようには見えないんですよ。もう7、80代ぐらいで遊んでたらやっていけませんよ、日本みたいな。
高齢者じゃないです。会社に勤めてた偉いさんとかも、卒業されてから全然若いし、なんなら僕よりも元気じゃないかっていうぐらい。
俺も含めてこの年代って、ノストラダムスに騙されて自暴自棄になってた20代を過ごしてたじゃないですか。どうせ死ぬからねみたいな。一回そこで人生リセットされて。
リゲイン飲みながら24時間働いてたので、若い頃にそういう修羅場もくぐってる。パワハラもセクハラも一通りやってる。もうそもそもその頃、メンタルって何?みたいな感じやから。
そういう鬱みたいなもんあったけど、そんなにポピュラーっていうか隠れてたから。あったとしても、気のせい、病は気からみたいな。
57歳で初めて課長?昇進したがらない時代
働き続ける時代になった一方で、管理職になりたがる人が減っている現実を二人は語ります。給料体系への不満も出てきます。
管理職とかなりたくないっていう人が多くなってくると、57歳で初めて課長になりましたみたいな。役職定年が終わる年に初めて課長になるっていうようなシーンも出てくるんじゃないかなって。
今本当に若い子がそういうポジションになりたくなくて。会社の給料体系も間違ってると思うんですよ。ちょっと上がったぐらいじゃ給料上がらないから、部長マネージャークラスにならないと大金って思えるほどの給料もらえないじゃないですか。
でもそれ(昇進)をやらないんで、(会社が)やってくれる人がいないんだよねみたいなことを俺に言われても。
今となってはアホみたいな話ですけど、俺の頃って大学卒業して入社したら社長目指しますって言うやついたよね。でもそれはおらんな、今は。本当に。
会社としては一部上場の企業の黒字リストラとか言って、50代狙って辞めさせて、平均年齢を下げて、若い人たちにチャンスを上げてもらおうとしてるんだけど、そもそも俺らが引いたとしても手上げないんですよ、誰も。
そうそう。まあマネージャーもいらんっていう話もありますけどね。
マクドナルドは足抜けできない?高齢者が働き続ける現実
高齢者が「頼まれて」働き続ける状況について、坂本さんが独特の妄想を交えながら盛り上がります。
俺、老後にマクドナルドとか、今の自分の仕事よりもっとしんどいと思うんだけど、おそらくマクドナルドって一回入ったら辞めさせてくれへんのじゃない。
辞めたら抜け忍みたいに全国のマクドナルドから狙われるとか、あなたマクドナルド経験ありますよね?みたいな。
あの身の着こなし、民間人じゃないなっていうぐらい。マクドナルドしぐさみたいなのがあるのかな。
簡単に入ったら次が来ないから。定年後にはいろんな職になりたいと思ってたけど、次おらんから辞めてもうたら困るみたいな、そんなアリ地獄みたいな。ちょっと趣味でやります的なんではもう無理なんじゃないかなっていう。
俺が20歳ぐらいの頃って佐川急便行けば3年で家が建つ時代で、月給まだ表のやったら70万とかみんな言ってた時代ですよ。それを60代でやるの?っていう。給料はあの頃の3分の1なのに、荷物はあの頃の倍になってるみたいな。
何でもかんでも高い。趣味の入口が狭くなった
話は本題の「趣味を持てない若者」へ。二人は、あらゆる趣味の初期投資が高騰していることを具体的に挙げていきます。
昔まだ10年ほど前、木崎湖でやった時とか、ふもとっぱらでやった時ってまだ若い子いたでしょ。アウトドアも最近いない。
金かかるからかな。
アウトドアって金かかるんですよ。この最低限テントがいるじゃないですか。マットとか寝袋とかいろんなもん揃えないと、もう初期投資でまあ20万から30万ぐらいかかる。若い子が入れるような趣味じゃなくなってますよね。
だから趣味が成り立たないんですよね、若い子って。趣味YOUTUBEです、趣味YOUTUBEってなんやねんって。
若い子がバイク乗ってるの見たことないでしょ。俺ら高校生の頃って全員原付乗ってたよね。
乗りたい、乗れない、取らない、取らせない、乗らない。
俺が大好きな庄司俊雄さんのサイクル野郎という漫画で、主人公が乗ってた自転車って5段変速のセミドロップハンドルなんですよ。今自転車で日本一周しようと思ったらスタート多分30万ぐらいでしょ。自転車。
ママチャリでいいじゃん。
いやいや、そうやねんけど。なんやったらロード始めるってなったら80万とかでしょ。
若い子はもっと安いやつでいいんだよって言いながら10万とか。しかもその10万の自転車買いましたよって言ったら、またそんな安もん買っちゃってみたいなことがXで言われるじゃないですか。
もうだからそれがダメなんですよ。何するにしても金がかかるっていうけど、昔は確かに金そこまでかかってなかったっていうのもあるし、金のせいにはしたくないんだけど、金なのかな、やっぱり。
コスパとコミュニティ。趣味が成立しなくなった若者
高価格化だけでなく、年齢を超えたコミュニティの消失や「コスパ」重視の価値観も、趣味離れの背景にあると二人は指摘します。
コミュニティがなくなったというか、その年齢を超えたコミュニケーションがなくなったっていうのもあるでしょうね。
趣味に入ってきて、うざいおっさんからコーチ屋さんみたいな感じでグイグイ来られるのも鬱陶しいっていうのも。
今からバイク乗るってやっぱ贅沢ですね。
それ何の意味があんの?って言われてしまうと、意味なんかないよって言っちゃうような趣味じゃないですか。
今って若い子ってどうなんだろう。趣味、自己紹介なんかで結構趣味みたいなこと書いてるけど。
カラオケとか。
それって別に生活の延長じゃんみたいな。
映画鑑賞と読書とカラオケは趣味じゃねえだろ。読書って言うんやったら、家に3000冊ぐらい本あるの?っていう。映画って言うんやったら年に100本見てるんだ。
僕も無趣味な人間だっていう認識はあるけど、なんかもうみんな若者が僕みたいな感じになっちゃってるのかなっていう感じはしますね。
ガチャガチャやったって埃かぶるだけやからやりませんみたいな、そういう無駄金を使わないコスト。コスパ考え始めるとね、どんな趣味もできないからね。
見た目は若い、中身は老人。健康と趣味の関係
話は健康問題へ。趣味を続けるために健康を保つ、という逆転した意識が高齢者に生まれつつあると二人は語ります。
おっさんらは趣味を続けるために、健康のためじゃなくて、趣味のために健康であるべきだっていうので、ケアし出すという。推し活を続けるためにケアしますみたいな。
もう昔で言うところの老人なんですけど、僕。多分老人を指してはくれないんでしょうね。
自分らは老人になるのか、それとも年を取っただけの自分たちになるのかっていうような言い方になるような気がする。
最近ちょっとバイク乗ってる時に、昔に比べると反応遅いなっていう時はあります。昔やったら目の前に突然動物が出てきたり石が落ちてたりしたら瞬時に避けられたんですけど、今一瞬悩むもん。
老人になってるんですよ、体は間違いなく。
もうバイクでスピードを出すのは怖い。あ、これお年寄りがたまにコンビニ突っ込む気持ちが若干分かり始めてきた。
見た目は多分ね、若い方だと思うんですよ。でもやっぱり中身はそれなりに年齢を重ねてるので。
コンテンツも再生産ばかり。若者の趣味が見えない
バンダイや映画のリバイバルを例に、若者向けではなく自分たち世代向けにコンテンツが作られ続けている現状を語ります。
バンダイにしたって、今この時代に宇宙刑事ですよ。もう若い奴に商売する気ないでしょ?ギャバン見てすげえっていうの俺らやん。
だから映画もリメイクっていうか、リバイバルっていうか、そのコンテンツをずっと再生産してるだけっていうのは。
スターウォーズ見てるのも俺らやろうし。今更って言うたら失礼やけど、攻殻機動隊をやってみたりとか、ああいうのもみんなそうでしょ。
若者は何が楽しいの?俺らは楽しいけど。ソニック君はカルチャー的なこと、漫画もそんな読まないです。
本屋さん行って趣味の本がないもの。入門シリーズとか。ペット入門とか手品入門とか切手入門とか。
光文社か何かのカクテル入門とか。
平凡社の大百科シリーズとか。
子供時代にああいう入り口を、ちょっと大人の入り口を覗ける。BCL入門とかアマチュア無線入門とかいっぱい。入門シリーズっていうのがもうほぼほぼないからね。
それがYOUTUBEで見ればいいし。
いや、大人が大人を評価するから、結構入門というかレベル高いし。変に顔突っ込んだ瞬間にレベル低いバーンって殴られるから、優しくないよ。
若い人に優しく。おっさんは生きてるだけで罪?
最後に二人は、若者が趣味を持てない日本を作ってしまったことへの申し訳なさと、若者との距離の取り方について語ります。
申し訳ないっていうのと、産業大丈夫?っていう。いろんな産業が不安しかない。
どこの道の駅を見ようが、何を見ようが、どこ行っても若者向けの店なんかないよ。
こんな日本にして本当に申し訳ないって。だから若い子には優しくしなきゃいけないなって。
もう俺らおっさんなだけで罪やっていう風に。
生きしてるだけで罪だっていうことを理解しといた方がいいですよ。
もう今までこの長野に来てから一回も女性と2人っきりになったことがないです。相手が2人だったとしても、とにかくないです。もう何か言われたら、上司を通して。
俺の趣味、基本的にキャンプにしろ、バイクにしろ、釣りにしろ、一人で完結できるもんばっかりです。人生を、残りの人生を平穏に過ごすための唯一の手段がそれやと思ってるんで。関わらないっていう。
鉄道模型も高い。趣味を聞けない世界線
鉄道趣味に希望はあるのか、という話から、最後は「そもそも趣味を聞けなくなる時代」への不安で締めくくられます。
鉄ちゃんだけは希望あるんじゃないですか。若い子全然やるじゃないですか。鉄道だけがなんか揺るぎないキングオブホビーですよ、やっぱり。
鉄道模型無理。もう素人が手出せる値段じゃないよ。そもそも鉄道模型って全世界で成立してる国がないんですよ。日本とイギリスとアメリカぐらいか。
本当にイギリスとかのあれ貴族の趣味なんで、場所もいるし金もかかるし。鉄道模型今からやる子はもうほぼ絶滅危惧種じゃないですか。
こんだけ漫画が売れない時代ですから、本が売れない時代なんで。本が売れないイコール趣味がもう絶滅に近いですよ。趣味イコール本ですからね。
うちの会社にも毎年若い子が入ってくるんですけど、趣味を聞くっていうのはどうなの?個人情報なの?
そうやって配慮できてないよね、アップデートできてないよねって言われる。
結構趣味って本当に赤裸々に喋ると俺ら恥ずかしいやん。
いや、でもほんと趣味が聞けなくなる世界線がすぐそこに来てるかもしれない。怖。
ということで、若い人を見かけると優しくしましょうっていうのが、高齢化の社会の話かなと思いました。大人はもう大丈夫だから、健康にさえ気をつけてくれたら。
あと退場するだけなんでね。綺麗に退場しましょう。
まとめ
リスナーからの高齢社会についてのメールをきっかけに、東横名人さんと坂本さんが趣味の入口が狭くなった現実を語り合いました。あらゆる趣味の道具が高価格化し、年齢を超えたコミュニティも消えつつあります。二人は、若者が趣味を持てなくなった日本への申し訳なさを口にしながら、自分たちの世代の役割は健康に気をつけて綺麗に退場することだと締めくくっています。若い人を見かけたら優しくしましょう、というのがこの回の結論でした。
- 切手やアマチュア無線、アウトドアなど、二人が経験してきた趣味の多くが新規参入なく高齢化している
- テントも自転車もバイクも初期投資が高騰し、若者が入れる趣味ではなくなってきている
- コスパ重視の価値観や、年齢を超えたコミュニティの消失も、若者の趣味離れの背景にある
- 趣味を続けるために健康をケアするという逆転した意識が、高齢者ほど高まりつつある
- 二人の結論は「若い人には優しくしよう」。自分たちは健康に気をつけて綺麗に退場する、というもの



