7年前のきっかけは「足の爪が割れる」というサッカー選手の悩み
第28回のゲストは、ネイルサッカーを担当している五郡さん。お店にいることもあれば、お客さんとして来ることもある人物です。
五郡さんが初めてitsuka KIT DESIGNに来たのは、いつかさんが担当していたお客様の紹介がきっかけでした。記録をたどると2019年の年末のことだったといいます。
五郡さんが初めて来てくださった日が、今調べてたら2019年の年末で、その後、五郡さんは翌年2020年の1月2日にお一人で来てくださっていた。
1月2日って(記憶に)そこは記憶にないな。
紹介のきっかけは、五郡さんがサッカーをしていて足の爪が割れるため、男性でもケアできる場所を探していたことでした。紹介してくれたのは女性のお客様だったといいます。
友人が投稿してたのを見て、こんなところあるんだと思って。聞いてみたら、(紹介の)お話ししてあげるよって言ってくれたから、それで紹介してもらった。
いつかさんによれば、五郡さんの周りには自分の言葉でしっかり話せる、信念を持った女性が多いといいます。前回のゲスト・ゆみさんも、その紹介してくれた友人とつながりがあったそうです。
月1回から始まったネイルサッカーが、丸5年続いた理由
一人で爪のケアに通うようになった五郡さんは、その1年ほど後に「ネイルサッカー」という施術を始める話へと進んでいきました。
このネイルサッカーは、番組収録時点で丸5年を迎えるところだといいます。始まりは、大きなゴールを描いてのことではありませんでした。
初めは本当に月1回から始めましょうみたいな感じでスタートして。ゴールが別に見えてたわけでもないけど、おかげさまでこういう形で続けさせてもらうのはすごいありがたいなと。
五郡さん自身、男性には爪を磨いたり保護剤を塗ったりする習慣がほとんどなく、施術を受けたことがなかったといいます。それでも、やってもらった後の変化に驚いたと振り返ります。
最初、俺、足の爪だけやってもらった。(足の爪は)やってもらった後に靴履いたりした感じが全然違うんですよね。
さらに1か月後には、ふにゃふにゃだった親指の爪が硬くなっていたといいます。それが当たり前だと思っていた五郡さんにとって、整えることの大切さを実感する出来事でした。
一人の客が「ネイルサッカー」を提案するまで
ネイルサッカーが始まった頃、五郡さんは別の仕事もしながら、今の分野の勉強も進めていた時期でした。独立したのは2020年6月だといいます。
いつかさんが強調したのは、五郡さんがネイルサッカーのために来た人だと思われがちだけれど、元々はお客様として通っていたことでした。
よく、お客様もネイルサッカーのために来られてる方が、五郡さんと思われがちなんですけど、元々そうじゃなくて、お客様で来てくださっての始まりだったんですよね。
施術を店に取り入れるにあたり、五郡さんはいつかさんに時間をもらい、椅子に道具を置いて実演しながら提案したといいます。いつかさんはその日を鮮明に覚えていると話します。
五郡さんが、ボールとか3つぐらい物を持ってきて、私の座ってる椅子に置いて、こうやったらもっといいですよ、みたいな。そのネイルサッカーに至るまでの(提案を)してくれた日をめちゃくちゃ鮮明に覚えてます。
いつかさん自身も、ネイルを始めた当初は会う人に自分の仕事を伝えて回っていたため、五郡さんの必死さがよくわかったといいます。まずスタッフに施術し、良さを共有した上で、お客さんへ紹介する流れができていきました。
通い続けてもらうことの重み
定期的に施術を続けてもらうことについて、五郡さんは自分で事業をやる立場から、その難しさを語ります。
(お客さんに)来てもらうってすごく労力がかかる。1回来てもらって満足する人もいるけど、通い続けてくれるんで、それなりにこちら側のクオリティもないと来てくれない。
五郡さんは、続けているいつかさんの店をいつもすごいと感じていると話し、自分が看板を傷つけてはいけないという思いも口にしました。
5000円のランチに行けるようになった、この6年
いつかさんと五郡さんの関係は、仕事だけでなく、悩みを相談し合ったり、毎月一緒に神社へ行ったりするものだったといいます。今はそうした活動も落ち着き、ランチに行くような関係に変わってきました。
話題になったのは、前回のゲスト・ゆみさんが提案したという5000円のフレンチランチです。いつかさんも五郡さんも、5000円のランチは初めてだといいます。
(5000円のランチは)躊躇するわ。起業当初は5000円とかのランチはいけんわ。
五郡さんは、起業当初は漠然とした不安の中でもがきながらやっていたと振り返ります。今は自分のやることがある程度明確になったと感じているそうです。
起業して、右も左もわからないところでもがきながらやってた。今はそれなりに、自分のやることがある程度明確になったので、少しは成長したのかなと。
神社への道中警察に、メニュー提案が通らない。悩んだ日々の記憶
いつかさんは、五郡さんが会計を滞らせてレシートを机に積んでいた頃や、深く悩んでいた頃のことを持ち出します。2020年から2024年頃までは悩んでいたと振り返ります。
印象的なエピソードとして語られたのが、神社へ向かう道中で五郡さんが警察に捕まったという出来事です。いつかさんはそれを後ろから写真に撮り、知人へ送っていたといいます。
(写真を)後ろから嬉しそうに撮ってばらまくっていうね。
五郡さんによれば、その頃はかなりブルーな状態だったといいます。それでも、結局は神社に行き、その後もまた足を運んだそうです。
かなりブルーだったもん。(いつかさんが)横で楽しそうにしてるし、おいおいと思いながら。
苦しい時期のもう一つの記憶として、五郡さんはメニュー変更の提案がなかなか通らなかったことを挙げました。
こっちは良かれと思ってやってるのに、なんでこんなに通らないんだろう、この人たちって思いながら。
その後、二人はサウナにハマった時期もあったといいます。少しずつ気持ちに余裕が出てきたのだろうと、二人は振り返りました。
バタバタから、やるべきことが明確になった今
以前の状態と比べて、五郡さんは今の忙しさをただのバタバタとは違うものだと表現します。
忙しいけど、バタバタしてるというよりは、その中でやるべきことがすごく明確になってきたな。
当時のことを振り返る時間そのものにも、五郡さんは意味を見出していました。日々やることが多く充実している中で、過去を思い返すことが力になるといいます。
こうやって振り返る時間があって、こんなのあったなみたいなのって、活力になるっていうか。
「できない理由を探すより、まず一歩」五郡さんからのメッセージ
最後に、いつかさんは、モヤモヤと悩んでいる人へ向けたメッセージを五郡さんに求めました。
今、モヤモヤ悩んでいたり、迷っている人へ、五郡さんから一言お願いします。
いつか さんからの質問
五郡さんの答えは、やってみないとわからないことがあるという実感に根ざしたものでした。躊躇してできない理由を探すより、まずやってみることを勧めています。
躊躇してできない理由を探すよりは、まずやってみて、失敗してもいいからやって、そこからまた次の一歩が出ればいいのかなと。
五郡さん自身、何かをやる時は「やってみないとな」と思ってチャレンジすることが多いといいます。だからこそ、聞いている人にも最初の一歩を踏み出してほしいと語りました。
まとめ
一人のお客として足の爪のケアに通い始めた五郡さんが、ネイルサッカーを提案し、独立を経て、お店のパートナーとして丸5年を歩んできた対話でした。悩んだ日々を振り返る時間そのものが、二人にとって次への活力になっていることが伝わります。
- 五郡さんの通い始めは2019年末。サッカーで足の爪が割れる悩みを解決できる場所を探していたことがきっかけだった。
- ネイルサッカーは月1回から始まり、明確なゴールがないままお客様の需要に支えられ丸5年続いた。
- 五郡さんは足の爪を整えたことで靴の履き心地の変化や親指の爪の硬さを実感し、整えることの大切さに気づいた。
- 起業当初は右も左もわからずもがいていたが、今はやるべきことが明確になり、気持ちに余裕が生まれた。
- 五郡さんのメッセージは「できない理由を探すより、失敗してもいいからまず一歩をチャレンジしてみる」こと。






