そもそも計画通りに進むことに、私はこだわっていない
まず正直に言うと、私はプロジェクトが自分の立てた計画通りに進むかどうかに、あんまりこだわりがないんです。
ウェブディレクターがやっていることって、極めて生ものなんですよね。人の感情も絡むし、コロナのときみたいに世の中が急に変わったり、会社の方針が変わったりすることも多々あります。
だから進行中に計画が変わっても、別に変えたらいいじゃんって思っているところがあります。
というのも、私にとってのゴールは「終わらせること」だからなんです。計画そのものを守り抜くことがゴールではないんですよね。
もちろん誤解しないでほしいのですが、基本的にスケジュールは当たり前に守ります。そうじゃないと、スケジュールを作った意味がまったくなくなってしまいますからね。
ただ、どうにもならないなと思ったときには、じゃあ次のアイデアを考えましょう、と切り替える。そのときのセカンドベストは何だっけ、と考えるようにしています。
「そもそも何をしようとしてたんだっけ」を絶対に忘れない
立て直しを考えるうえで、私がいちばん大事にしているのはこれです。そもそも何をしようとしてるんだっけ、ということを絶対に忘れないこと。
方向性がずれたり成果が合わなかったりするときって、たいてい目の前のことを潰そう潰そうとしているうちに起きるんじゃないかと思うんです。
ちょっとずれ、ちょっとずれ、と積み重なって、気づいたときに「あれ、俺何やってんだっけ」となる。
そして厄介なのは、ずれたままで直そうとすることなんですよね。ちょっとずつ戻そうとするんですけど、その「ちょっと戻す」こと自体がけっこう無茶なことだったりします。
だから、これならなんとかなるんじゃないかっていう机上の空論で議論しがちになってしまう。
そういうときこそ、ディレクターはできるだけ冷静でいたいんです。
魔法使いはいつでもクールでなければダメだ
最近、ダイの大冒険という漫画にハマっていて、YouTubeの解説動画もよく上がってくるんですけどね。
その中に魔法使いのキャラクターのセリフで、「魔法使いというのはパーティーの中でいつでも最大にクールでなければダメだ」という趣旨のものが出てくるんです。周りがどんなに焦っていても、クールじゃないとダメだよ、と。
これ、ディレクターにとってすごく大事なことだと私は思っているんですよ。
どんな状況になっても、ディレクターが一番最後まで冷静にいないとプロジェクトは破綻してしまうんですよね。
何かやばいなと思ったとき。もしかしたら過去にそういう修羅場をくぐり抜けてきたから言えることなのかもしれませんが、そんなときこそ「そもそも何をしようとしてたんだっけ」を忘れちゃいけない。
そうじゃないと、目の前のことにずっと囚われて、気持ち的にもすごく辛くなってきますからね。
予防策は、ゴールとディレクターが動かせる3つの要素で考える
では避けるための予防策は何かというと、私はまずマイルストーンと大きなゴールの両方を意識するようにしています。
このマイルストーン単位のゴールと、大きなゴール。これってそもそも何を達成すればいいんだっけ、というのを忘れないことですね。
これを忘れると、手段と目的が入れ替わってしまうんです。何のためにやってるんだっけ、となってしまう。
なぜここまでゴールにこだわるかというと、ディレクターが操作できるものって、実は3つしかないからなんです。リソースとコストとスケジュール。
- リソース=開発やクリエイティブのメンバー
- コスト=金額
- スケジュール=時間
この3要素しか、プロジェクトではいじりようがないんですよね。だから、何かが大変だからといって他も全部一緒に頑張る、というのは基本できないんです。
そのことも含めて、お客様にどのタイミングでどの話をしておくべきかを、虎視眈々と考えながら予防策を張っていく。それが立て直しを防ぐ動きになるんじゃないかと思っています。
まとめ
計画通りに進めることより、終わらせること。そのためにゴールを見失わず、最後まで冷静でいること。いまの私はそんなふうに考えています。もし今まさに困っている方がいたら、まず「そもそも何をしようとしてたんだっけ」に一度戻ってみてくださいね。
- 計画が変わること自体は問題ではなく、ゴールを見失うことが問題になる
- ずれたまま直そうとせず、そもそも何を達成したいのかに立ち返る
- どんなに焦る場面でも、ディレクターは最後まで冷静でいたい
- 動かせるのはリソース・コスト・スケジュールの3つだけと知っておく






