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山梨と長崎の地方新聞を読みながら、勝手に日本の未来を考える「BMZの時々地方紙・ズームイン」。
今回のキーワードは「つなぐ」です。
山梨から紹介するのは、南アルプス市で高齢者のフレイル予防に取り組む79歳の管理栄養士さん。
料理教室だけでなく、音楽やヨガなども取り入れながら、高齢者が人とつながり、健康に暮らせる場をつくっています。
そして話は、地域の「餅つき」へ。
餅つきは、米を蒸し、お湯を沸かし、臼と杵を準備し、ついて、返して、丸める——実際にやってみると、とにかく手間がかかります。
でも、その「めんどくささ」の中で、人は役割を分担し、声を掛け合い、いつの間にか仲良くなっていく。
「めんどくさいことからしか、つながりは生まれないのかもしれない」
便利さや効率が求められる時代だからこそ、餅つきや味噌づくりのような共同作業が持つ意味を考えます。
後半は長崎から、原爆の記憶を伝える被爆者・語り部と、東日本大震災を経験していない中学生の語り部との交流について。
原爆投下から80年以上が経ち、東日本大震災からも15年以上。
実際の経験者が少なくなる中で、記憶を次の世代へどう渡していくのか。
「体験していない自分に、語る資格はあるのか」という問いに対し、中学生がたどり着いたのは、「経験の有無ではなく、つなぎたいという気持ちが大切なのではないか」という考えでした。
山梨では、戦時中の国民学校に残された「学校日誌」の調査も進んでいます。
空襲警報や爆弾が落ちた場所といった戦争の記録だけでなく、
「休み時間に教室に居残る者あり」
「床に足跡多し、清潔に」
といった何気ない日常まで残されている学校日誌。
歴史とは、大きな事件だけではなく、その時代を生きた一人ひとりの日常の積み重ねなのかもしれません。
餅つきで地域をつなぐこと。
高齢者の健康を支えること。
原爆や震災の記憶を語り継ぐこと。
戦争の記録を残すこと。
地方新聞に載った小さな記事から、「人と人の間で何を受け渡していくのか」を考えます。
【主な話題】
餅つき/地域コミュニティ/フレイル予防/高齢者の健康づくり/南アルプス市/山梨/長崎/原爆/被爆者/語り部/東日本大震災/震災遺構/戦争の記憶/学校日誌/地域のつながり
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