12月8日のWEBセミナーで何を話すのか
薬剤師のたいぞーさんは、12月8日に開かれる薬学的アセスメントのWEBセミナーで、講演を依頼されて講師として登壇します。
セミナーのテーマは「患者さんの『なぜ』を薬学で読み解く、薬剤師のための薬学的アセスメント実践講座」です。たいぞーさんが日々発信している「薬学で患者を語る」ことを、臨床現場でどう実践しているかが中心になります。
たいぞーさんは90分のセミナーで、自身の実践によって患者さんにどんな価値を届けられているのか、そして参加者が現場で実践するにはどうすればいいのかまで話したいと考えています。
僕はこういう風に実践してるけども、お話を聞きに来てくださった皆さんが臨床現場の中で実践していくにはどうしたらいいのか、というようなことを90分のセミナーの中でお話をしたいなと思っています。
セミナーの具体的な中身はこれから詰めていく段階だといいます。たいぞーさんは、毎日の放送で話しながら講演の内容を一つずつ組み立てていく考えを示しています。
「難しそう」と感じる人に伝えたいこと
たいぞーさんが講演で大事にしたいと考えているのは、薬学的アセスメントに対する「難しそう」という反応への答えです。
(薬学的アセスメントの話をすると)「いやー、ちょっとなんか難しそうやな」という風な反応される方が、よくおられます。
たいぞーさんは、そうした反応をする人は薬学的アセスメントを難しく考えすぎているのではないかと見ています。臨床現場で働く薬剤師なら、必ずと言っていいほど実践していることだからです。
たいぞーさんによれば、薬剤師の間に違いがあるとすれば、実践しているという自覚があるかないかという点です。
たとえば処方箋を受け付け、調剤し、服薬指導をして薬を渡す業務の中でも、薬剤師はこの患者さんが安全に使えるか、どんな効果や副作用のリスクがあるかを、患者さんから聞き取った情報をもとに考えています。
情報を聞き取る
患者さんから体調や状況などの情報を聞く
安全性を考える
この患者さんが安全に使えるかを判断する
見通しを立てる
治療の進み方、得られる効果、副作用のリスクを考える
薬を渡す
「これなら大丈夫」と判断して患者さんに渡す
たいぞーさんは、この思考のプロセスが大なり小なりどの薬剤師にもあるはずだと話します。
サイコロで決めていないなら、それはアセスメント
「自分にはそんな要素はない」と謙遜する薬剤師に対して、たいぞーさんはサイコロのたとえを使って説明します。
サイコロをちりんと転がして、偶数の目が出たら渡す、奇数の目が出たら渡さないというふうな対応をもし薬剤師がしているのであれば、そこには確かに薬学的な思考というのはない(かもしれません)。
たいぞーさんの考えでは、多くの薬剤師はサイコロではなく、この人にこの薬を渡していいのかを考えながら患者さんに関わっています。その考えていることこそが、薬学的アセスメントの第一歩だといいます。
専門性をより深く活かせば、薬剤師はもっと患者さんに良く関われるのも確かだとたいぞーさんは認めています。そのうえで、薬学的アセスメントを全く使わずに業務をするほうがむしろ難しいのではないか、と話しています。
13年目の薬剤師が語る、振り返りのサイクル
たいぞーさんは臨床現場で働いて13年目になりますが、最初から薬学的アセスメントが上手にできていたわけではないと振り返ります。
たいぞーさんにも、専門的な能力を活かして関われたと自信を持てた日もあれば、「今日の対応はいまいちやったな」と感じる日もありました。
たいぞーさんは、自分がアセスメントを実践していると自覚していたからこそ、うまくいった理由やうまくいかなかった理由を振り返れたといいます。その積み重ねで、今は薬学的アセスメントを上手に使えるようになったと感じています。
じゃあなんでうまくいった時にはうまくいったんやろうということを考えて、振り返る。
たいぞーさんが語る鍛え方は、自覚から始まる一つの循環です。
たいぞーさんは、このサイクルをぐるぐる回していくことが、薬学的アセスメントを自分の中で鍛えるうえで非常に重要だと話しています。
講演で届けたい最初のメッセージ
たいぞーさんは、90分の講演の中で、まず自分たちがやれていることを自覚するのが大事だという話をぜひしたいと考えています。講演全体のどの文脈でこのメッセージを伝えるかは、これから考えるそうです。
セミナーは12月8日火曜日の19時30分から、WEBで行われます。申し込みは番組の概要欄のリンクから受け付けています。
たくさんの方にぜひ参加いただけますと、僕も講師として話しがいがあるというか、燃えに燃えますので、めちゃくちゃいい話がお届けできるようになるのではないかなと思います。
たいぞーさんは、薬剤師の仲間を誘い合わせての参加を呼びかけ、今後の放送でも講演に向けた話を交えていくと伝えています。
まとめ
たいぞーさんは、薬学的アセスメントを特別に難しいものとしてではなく、薬剤師がすでに日々行っている思考として捉え直すことを、12月8日の講演で伝えたいと考えています。
- 12月8日19時30分から、薬学的アセスメント実践講座のWEBセミナーで講師を務める
- 薬を渡す前に安全性や効果、副作用を考えること自体が薬学的アセスメントの第一歩
- 違いが生まれるのは、実践していると自覚しているかどうか
- 自覚から振り返り、改善した実践へとつなげるサイクルがアセスメント力を鍛える


