冬にぴったり、23時15分のキャンドル
今回は2本撮りのため、おつまみの紹介はお休みして、代わりにキャンドルの紹介からスタートしました。使っているのは、東京・青山にあるキャンドルショップ「ドルセジャパン」のもの。
ドルセのキャンドルは、それぞれに時間の名前がついているのが特徴だそうです。二人が使っているのは「23時15分」という名前のキャンドル。
まさに今23時台ですけど、「23時15分」っていう名前のキャンドルです。「誰にも見えないところ」っていうタイトルもついてます。
妻いわく、世の中のキャンドルは似たような香りが多いなか、ドルセは香りが珍しくてコンセプトも面白いとのこと。「23時15分」はちょっと樽っぽくて、オーセンティックバー ── カクテルを中心に落ち着いた雰囲気で楽しませる、正統派のバーのこと。のような香りがあると話します。
そして印象に残っているのが、購入したときのショップ店員さんの接客。夫は今でも覚えているほど引き込まれたそうです。
あれはね、(この店で)買わないともういけないみたいな。ここで買いたいみたいな。
大きいサイズは2万円ほど、いちばん小さいサイズでも5000円ほどと、なかなかいいお値段。それでも長く持つので、人生を豊かにする投資だと妻はおすすめしています。
想定してなかった年の差婚、婚活で見ていた年齢層
ここからが今回のトークテーマ、年の差婚です。夫は、医者夫婦であることと並んで、年の差婚も自分たちを特徴づける大事なキーワードだと切り出しました。
想定してた?そんな年下と結婚するとか。
全然想定してなかった。全く想定してなかった。
夫が38歳で結婚するまで、婚活は5年ほど。32、3歳ごろから焦り始めたそうですが、そのあいだ意識していたのは20代ではなく、だいたい30代の相手でした。
俺あんまりね、若い人はちょっと苦手なところがあって。あんまりこう若すぎるとか、それこそ20代前半みたいなのはちょっときついなって感じ。
妻が結婚したのは30歳のとき。婚活市場では「30歳の壁」がよく言われますが、夫はそこをまったく気にしていなかったと言います。
(30歳が)おばさんとか全く思ったことなかったかな。どちらかというと30よりは32ぐらい(を意識してた)。
夫が重視していたのは、年齢そのものより話が合うかどうか。若すぎて社会人経験が短いのはどうかと考えていたと振り返ります。
期せずして、意図せずして結果的に年の差婚になりましたっていうのがあるかな。
年上がいい妻、30代を超えると年齢は気にならない
妻のほうは、そもそも年齢をあまり気にしていなかったそうです。相手の年齢を知らないまま、精神年齢が似ていると感じたのが大きかったと話します。
いや、私基本年上がいい人だから。
子どものころから女性のほうが先に大人っぽくなると感じていて、同級生の男性だと考え方がちょっと下に見えてしまうことがあると言います。
一方で妻は、30代を超えてくると年齢の違いはあまり気にならなくなると話します。むしろ年下でも上に見えたり、年上でも下に見えたりすることもあるとのこと。
(相手が)何歳であっても別にそんな気にしてなかったというか。
年の差婚のメリット、9年分のキャリアの余裕
夫は年の差婚を結果論としつつ、実際に暮らしてみて感じるメリットを整理しました。まず、会話は精神年齢が合う相手なので、年齢差はそれほど感じないと言います。
一方で、二人の年齢差は8歳、西暦でいうと9年違い。その9年分の人生経験や社会経験の差は多少あって、温かい目で見ることもあると話します。
そして夫が強みとして挙げたのが、キャリアと金銭面の余裕です。専門医や大学院といった資格まわりは一通り終えているため、妻のキャリアを焦らず応援できると言います。
このキャリアの話に、妻も強く共感します。同世代同士の結婚だと、女性だけが育休を取り、男性が仕事で先に進んでいく状況になりがちで、それが焦りにつながると指摘しました。
そばに同じぐらいの年齢でどんどん前に進んでいる人がいるってなると、すごい比べちゃうよね、自分と。
その点、夫は自分の同世代とは「ちょっと次元が違う」ため、比べずに済むのがいいと妻は話します。夫自身も、40歳になった今は同世代とそこまで比較しなくなり、自分としてどう生きるかが見えてきたと言います。
そして具体的なメリットとして挙がったのが、夫が4ヶ月の育休を取れたこと。妻は、これは職種というより夫がアラフォーでキャリアを積んでいたことが大きいと分析します。
これがだって30代の産業医だったら多分4ヶ月取らないと思うんだよね。焦りがないかって言ったらあると思う、やっぱり。
最大のデメリットは「先に死ぬ」こと
メリットの次は、デメリットの話へ。夫がまず挙げたのは、自分のほうが先に死ぬだろうということです。
いや、それね、私いっつも気にしてる。この人をいかに長生きさせるかっていうのをめっちゃ考えてる。
男女の平均寿命の差も含めて単純計算すると、妻が100歳まで生きるとしても、夫は84歳ほど。妻をかなり長く一人にしてしまう、という話になりました。
妻は寝る前などに、子どもが20歳になったときの家族の年齢をよく計算しているそうです。子どもが20歳のとき、妻は52歳、夫は60歳になります。
なかなかだな、と思って。まあでもそれをやっぱ前提として動いてる感はあるんですよ。
妻には、同じように年上の相手と結婚した仲のいい友人がいます。お互いのパートナーがいなくなったら、アラフォーの旦那を亡くした友として仲良くしていこう、と老後の楽しみまで見据えていました。
体力・見た目のプレッシャーと、若作りより「ダンディー」
デメリットの話は体力面にも及びます。夫はパーソナルジムに通っていて、今のところ大きな衰えは感じていないものの、子どもが走り回る年齢になったときについていけるかは気にしていました。
もう一つのデメリットとして挙がったのが、見た目のプレッシャーです。妻のほうが若いぶん、白髪を染めたりファッションを整えたりと、年相応以上に若めに見られたいという気持ちがあると夫は打ち明けます。
横に並んで一緒に歩く時に、なんか恥ずかしくない感じでいて。そういういい意味での、まあプレッシャーかな。
これに対して妻は、変な若作りではなく、いい年の取り方をすればいいと返します。
いいダンディーさをまとえばいいんじゃないと。変に若作りというよりは。
結局のところ、先に死ぬかどうかも病気などで変わるし、同級生同士でも平均寿命は違う、と二人は話します。年齢差だけを過度に心配しなくてもいいのでは、という着地でした。
ジェネレーションギャップより大切な「差の捉え方」
話は、年の差によるジェネレーションギャップの話題へ。夫は、話が違うのはむしろ面白く、違いを楽しめばいいと言います。同級生同士でも当時のドラマなど話についていけないことはあるので、あまり関係ないとのこと。
結局お互いの、人として興味を持てるかとか、その人の話すトーンとか思考回路とか、そういうのに面白さを感じられるかみたいな。
そのうえで夫は、年の差婚がうまくいかなくなるパターンにも触れます。妻が夫に遠慮して対等感がなくなったり、逆に夫が「年上なんだから言うこと聞け」という態度をとったりすると、大きな弊害になると言います。
年の差っていうだけでそれを思っちゃうもの同士だと上手くいかないよね。ちょっと[[モラハラ::モラルハラスメント。言葉や態度で相手を精神的に追い詰める嫌がらせのこと。]]になっちゃうというか。
これは年齢差に限った話ではない、と夫は続けます。例えば年収でも、稼ぐほうが偉いと思った瞬間に、夫婦の関係が上下になってしまうと指摘しました。
一つの事柄が上だから私の方が偉いんだ、言うこと聞けみたいになってしまった瞬間に、ちょっと悲しい感じにはなるかもね、夫婦関係。
最後に二人は、年齢差はあくまで一つの側面にすぎない、という結論にたどり着きます。差はどんな夫婦にも生じるものだから、それをどう捉えるかが大事だという話でした。
まとめ
想定外に年の差婚になった五十嵐夫婦が、そのメリットとデメリットを本音で語った回でした。結論はシンプルで、年齢差そのものより、二人のあいだに生じる「差」をどう捉えるかが夫婦関係を左右する、という話に落ち着きました。
- 夫は話が合うかを重視していて、年の差婚は意図せず結果的になったもの
- キャリアや金銭面の余裕から、妻を焦らず応援でき、夫が4ヶ月の育休も取れた
- 最大のデメリットは夫が先に死ぬことだが、病気などで変わるので過度に心配しない
- 若作りより「いいダンディーさ」を、というのが妻からの見た目へのアドバイス
- 年齢差は一つの側面で、年収など他の差も含めて上下関係にしないことが大切





