東京出張で感じた、地方との違い
番組の冒頭、二人は久しぶりの再会と、小林さんの東京出張について語り始めます。
皆さんこんにちは。さとととし広報の川島飛鳥と。
企画百貨代表の小林祐太です。よろしくお願いします。
いやー、暑くなってきましたね。そんな中、小林さんが東京出張来ました。わーい。
そうですね、5月の下旬ぐらいですよね。一年ぶりぐらいに会いました。
そうですよね。でもやっぱあんま久しぶりな感じしなかったですね。いい意味で。
東京の渋谷にある渋谷QWSっていう、いろんな企業さんとか団体、個人の方も所属している共創施設があるんですけども、私も今そこに所属させていただいていて、そこに小林さんも来ていただいて、渋谷を見渡せる場所で一緒に作業させていただきました。
すごいですよね。なんかほんといろんな人がめっちゃ働いてて。3Dプリンターとか、ちょっとテストで物を作ったりとか、そういう設備とかもあったりして、やっぱりすごいなと思いました。
改めてですけど、地方との違いっていうのとかを、わざわざと見たなと思いましたね。なかなか大人数がこう、全員が集まる場所みたいなものってなかなかないんで。こういうのあったらいいなってめっちゃ思いました。
わかります。私も茨城とかでも企業はあるわけじゃないですか。フリーランスの人だけっていうよりも、企業の人とかもあると、地方でもいろいろコラボレーション起きたりするんじゃないかなって思ってたんで。そういうのあるといいですよねっていう。
この一年で変わったこと、変わらないこと
一年ぶりの東京で小林さんが感じたのは、AIの広がりと、それでも変わらない光景でした。
今回は一年ぶりに行ってみての一番感じたこととかは何になるんですか?小林さん的に。
この一年で何が変わったかって言われると、AIがめちゃくちゃ広がっているにも関わらず、満員電車は満員電車なんやっていう。今日移動してたらめちゃくちゃ帰宅ラッシュみたいな時にぶち込まれたので、久々にぎゅうぎゅう詰めで数十分移動しましたね。
AIとか広がったけど、それによって勤務形態が変わるとかっていうところまで行ってないんで。一時期コロナでとかって言ってたのが、もう昔の出来事って感じだなと。
本当に。QWSも結構人がいたんで、みんな会ってコミュニケーションしてるのが印象的だったかもしれないですね。結構積極的に。
今日のテーマは広報の目標設定
話題は本題へ。新たに広報担当になった人も多い時期に、目標設定をどうしているかを話し合います。
4月から数ヶ月経ってっていうところで、新たに広報担当になった方もいたりとかするんだろうなって思った中で、目標設定とかってどうしてるのかみたいな話とかできたらいいのかなとは思ってます。
実際、川島さんはその目標設定とかってどんな感じですか?今。
今フリーランスで、2社関わらせてもらってて。小さい規模の会社だったりするので、正直もう動きながら考えながら都度都度状況は変わっていくので、がっつり目標設定をしているわけではないんですけれども。私の中ではやっぱりメディア露出のところは意識してますね。
どっちかっていうと、どういう文脈で露出できるかみたいなところを意識しながら、じゃあそれに合う事例とか取り組みが社内に何があるかなとかっていう感じで、そこを意識しながらやってる感じっていうぐらいです、今は。
首都圏にあって広報の体制がしっかりしてるところは、毎年の目標設定が結構明確なケースが多いのかなと思いつつ。地方の会社だったりとか小規模だと、そもそも広報の目標設定って何が適正なのかっていうのが、曖昧なタイミングの会社も結構多いんじゃないかなっていう気はしますね。
掲載数の前にある「プロセス」を分解する
小林さんは、メディア露出は営業と同じで、掲載数に至るまでのプロセスがあると整理します。
今回はメディア露出の目標設定みたいなところでお話しできればなと。一番わかりやすいのは掲載された数っていうところなのかなと思いつつ、個人的には掲載されに至るプロセスがあると思っていて。
営業とかでも一緒だと思うんですけど、営業だとリードがあって、そこから商談につながった件数、なんやかんやって契約みたいな形だと思うんですけど、メディア露出も構成としては結構それと近い形なのかなとは思っていて。
今はPR TIMESであったりとか配信サービス自体はあるので、手軽に始めるっていうところはやりやすくなってるので、リリース配信っていう施策のところで一気に広報活動を始められる。でもその配信機能の中で、じゃあ個々の記者に対する関係性があるかっていうと、そういうわけではないんで、そこがちょっといびつになってるかもみたいなところは思ったりして。
掲載数を分解していくと、個別取材がその手前にあって、その手前に興味持って問い合わせもらえるみたいなのがあり、その手前にリリースっていう情報発信があって。一番広いところは、アプローチできる記者のリストの数みたいなのがあると思っていて。そこが営業だとリードに当たる部分だと思うんですけど。
掲載数増やすためにとりあえずリリース配信だっていうよりも、その手前のメディアリストをどれだけ質の高いものに増やしていけるのかみたいな、そっちの目標ともセットで考えないといけないんじゃないのかなっていうのは思ってますね。
地方ならではのメディアリレーション
地方の記者は担当テーマが幅広いため、東京とは違った関係づくりが必要だと川島さんは話します。
今茨城でやりながら思ってるのは、茨城の支社とかの記者さんだと担当のテーマが結構幅広いだったりするので、ピンポイントでこのことを扱ってるっていう人は、東京にいた頃と比べて違うなっていうのはすごい感じてるんですよね。どういう範囲が担当なんですか?って聞いても、割とこの範囲全部とか、この地域で全部だったりするので。
地方だと、全国紙の支局の方とかだと、そのエリアに一人とかになる。全部扱いますっていう話だと思うんで。地元のメディアとかだともう少し人数いたりするので、そういう人を押さえていくみたいな話だったりするのかなという気はしますよね。
一回接点持ったら、記者さんもどういうタイミングで情報を集めてるかつかみにくかったりするので、定期的に会社の出来事とかは送ってあげて、都度都度コミュニケーション取ったりみたいな感じなのかなって、最近やりながら思ってるところですね。
掲載数を目標として設定したとしても、その前段階には、どういうテーマを発信したかであったりとか、リスト的な数が多い方が良いっていうのはあるけれども、一件一件の質、取り上げてもらえる関係になってるっていうところの数があった上での、結果としての掲載数っていうところなのかなとは思うので。
テーマが良くても、これって誰が興味持ってもらえますかっていう地上戦的な話になった時に、バイネームで、この人こういうこと書いててっていうことが話せるかっていうのは一つだなと思うので。
有名メディア掲載までの「ステップ」
有名なメディアに載る前には段階があると、小林さんは具体的な事例を挙げて説明します。
有名なこのメディアに載りたいですみたいなものがあったとして、じゃあそこにとにかく当たれば載せてもらえるのかっていう話もあるなと思っていて。首都圏のメディアに取り上げてもらう前に、実は地方のテレビとかに出たことがあり、その手前には地方の新聞であったりとか、ちっちゃいウェブニュースで載ったことがあったりみたいな。大きいメディアに取り上げてもらうためにもステップがあると思っていて。
今だとテレビとかですごい取り上げられて有名なスタートアップ企業なんですけど、数年前も全然取り上げられたことはなく。そこから業界メディアにちょこちょこ載って、それが一般寄りのメディアに載せてもらうきっかけになって、そこから取材が入り、重ねた結果として大きなメディアが取り上げてくれるみたいなステップもあるので。目標としてる具体的なメディアがあった時に、そこにたどり着くためにどういう条件をクリアしていかないといけないのか。
私もその事例の話を聞いたことあるんですけれども、それになるためにはコンスタントに情報に触れるために、まず社内から情報が降りてくる体制とか仕組みを作るっていうのを、最初の目標設定にするかもしれないですし。そこから一日で書き上げられる体制が作れるのかとか、フォーマットを作っておくのかとか。細かくやっていったら、それを半年かけてここまでやるっていうのも第一目標なのかもなって。
あと人数もあると思うんですけれども、会社さんの規模だったり対応できる方の人数だったり。他の業務をやりながら兼任しながらっていうのも地方の企業さんとか多いのかなと思うので、そういうところも大事なのかなって今聞いてて思いました。
情報が現場から上がってくる体制づくり
いい企画があっても、社内から情報が上がってこなければ実現できません。二人は体制の重要性を語ります。
タイムリーにこのテーマ配信すると効果は高いんだが、それって実際にできるんだっけ?みたいな。
意外にそこがネックで逃してることも多いんじゃないかなっていう。
それが広報担当がリリースのための素材をまとめていくっていうところの工数的にまだ実現してないのか、ないしはそもそもそういう情報が現場からキャッチできてないのか。一か月後ぐらいに共有もらっても、いやもう旬過ぎてますよみたいなのありますもんね。
言ってよって思うけど、こっちもそこまでキャッチアップできなかったのもあれだなっていうのがあって。じゃあ今の状況とか体制とか連携できてないところをまずは解消していかないとなってなってったりすると思うんで、その辺皆さんの話も聞いてみたい。
メディアリストの数とか質みたいな話と、組織的なところで、そういうトピックをしっかりまとめて届けていくパスワークが回るようになってるのかっていう。サービスのアップデートがあった時だけリリース配信してますみたいな会社さんがあったりすると、次のステップとしては時事ネタに掛け合わせた情報提供とかをできる状態になるっていうのも、状態の目標としては一つあるような気はしますかね。
数字だけじゃない「状態ゴール」の力
掲載数だけでなく、目指す状態を言語化することが、社内の目線合わせにつながると二人は話します。
数とかだけじゃなくて、そういう状態目標も決めておくと、社内とも目線が合わせやすかったりするんですかね。
広報体制がない会社さんだと、どうなってるとこの会社にとって望ましい組織になってるのかっていう話はあると思うので。掲載を取っていきたいですっていうことはあるけど、その前提として、どういうふうに内部のコミュニケーションであったりとか、仕事が回っている状態になってるのがいいと思われるのかをちゃんと定義するっていうのは必要ですよね。
意外に言語化できないで、日々の忙しさとかで進んでる会社さんもいると思うんで。改めてどういう状態みたいなのを整理してみると、そのためにこれを頑張ろうだったり、社員の方が個人のノウハウのノート書いてみようとかっていう会話もできるかもしれない。情報を集めてみようって連携もしやすくなる気がするんで、そこできるといいのかなって思います。
めっちゃ例えばですけど、社長に急に日経に出せとかって言われて、その時にロジカルにそこまでの道のりを作れるかどうか。こういう流れ、ステップがありますよっていうのをスライドとかで見せてあげて。
こういうネタだと、こういう部署の人たちが取り上げてくれる可能性ありますとか。いきなり日経とかではなくて、こういうところからしっかり作って取り上げてもらえると、その情報を他のメディアの人たちがニュースソースにしてたりするので、みたいな。そういうステップアップの説明力は結構問われるなと思いますね。
頑張りますだけじゃなくて、策を言って、そこが見えると皆さんも協力しやすくなるのかなと思いますし。
文脈の質と、チームでの目線合わせ
最後に二人は、掲載される文脈の質と、チームで目標を共有することの大切さを語ります。
掲載された時の文脈とかキーワード、その辺の質みたいなものも、目標設定的にできる部分かなと思いますけどね。
問い合わせが来る状態だったりとか、売上に寄与するとか、そういうのが最優先目標だとしたら。売上のところだと、優先順位の低い層の文脈っていうよりは、やっぱ高い層とか、一番今推してる事例が組み込まれた文脈での露出みたいなのが優先順位高くなると思うんで。その文脈は意識して情報を開発していくみたいなのを意識してます。
企画を考える時に、こういう要素で取り上げられないとダメだよねみたいなことは問い合わせしてますかね。できるだけ社会的なもの、メディアが欲しい情報の方に寄っていくと、情報としては価値はあるが、自分たちにとって取り上げられてポジティブなんだっけ?っていうことがあったりするので。
今確かに話題のトピックには載ってるんだけど、これを見て、じゃあここの会社のこれはすごい、こういうところが良いんだっていうことに落とし込まれなかったら、事業貢献的な意味がなかったりする。企画している段階で、これってこういう要素落とし込まないとダメだよねとかっていう話はしてますかね。
目標設定のところで、状態の目標って私もこれまでチームで広報チームあった時に良かったんですけど。チームでの状態目標があって、個人でそれぞれこういうのを頑張るみたいなのがあって。大手のメディアさんに掲載するっていうチーム目標があって、私は今一番動いてる最新の事例をかき集めて整理して出すっていうところをやって。
もう一人動いてくれていた先輩の方が、実際にコンタクトを取って会話する中で、こういう大手さんの事例もあってっていうのがコミュニケーションのフックになって興味を持ってくださって。最終的に事例のところは載らなかったんですけど、私的にはそのきっかけになれた。結果チームとしてそこに乗るっていうところは達成できたので。
状態のところとチームでのゴールと、それが会社の目標につながっているっていうところでは、数字ももちろん分かりやすいんですけれども、こういう状態を目指すみたいなところがあると動きも連動してきて、すごいいいなって思ったので。まず会社でもそこをチームで共有するとかも、今振り返ると大事だったなって思ったっていう話でした。
複数人チームがいると、担当が分かれてたり見てる観点が違ったりするので。このネタでアプローチしたけど微妙だったんですよねってなった時に、じゃあこういう観点でもいけるかもねってやったりとか。いろんな人の目線で企画をブラッシュアップしていくみたいなことをやってると良いですよね。会社としてどういう取り上げられ方をするといいのかっていう目線合わせが事前にしっかりできてるっていうのは必要なポイントですよね。
そこがあるとブレないし、迷いもなくなる。今動いてるのって結局そこに対しての動きだよねっていうところも出てくると思うので、何のためにやってんの?っていうのにはならないと思うんで、それがあると仕事もしやすくなるんじゃないかなって思いました。
今日話してて、細分化すればするほど動きが見えてきたり、社内やチームにも共有がしやすくなって、役割分担どうしようって話しやすくなると思うので。意外に最近そういうの丁寧にやれてなかったなって思ったので、ちょっとそこをやっていきたいなって思いました。
頑張っていきましょう。
まとめ
この回では、広報の目標を掲載件数だけで捉える前に大事な考え方が語られました。掲載数はプロセスの結果であり、その手前にあるメディアリストの質や、社内から情報が上がる体制づくりが土台になります。地方ならではの記者との関係づくりや、有名メディアに至るステップを分解する視点も共有されました。さらに、数字だけでなく「目指す状態」を言語化し、チームで目線を合わせることの大切さが強調されました。
- 掲載数はプロセスの結果。手前のメディアリストの質とセットで考える
- 地方の記者は担当が幅広いため、定期的な情報提供で関係を続ける
- 有名メディア掲載には段階があり、道のりをブレイクダウンして説明する
- 数字だけでなく「状態ゴール」を言語化すると、チームの目線が合う
- 社内から情報が上がってくる体制づくりが、広報の第一歩になる

