メイドカフェ440店舗以上を回ったMCとは?
『OTAGROUPのオタクなPodcast』は、「オタクが世界を変えていく」をミッションに掲げる芸能プロダクションOTAGROUPの番組で、毎回所属タレントがオタクな話を繰り広げます。今回のMCは、人力舎所属のお笑いコンビ・ターリーターキーのなみはるかさんです。
なみはるかさんのオタク歴の始まりは小学生のころです。ラックススーパーリッチのCMでナタリー・ポートマンを見て「こんな綺麗な人がいるんだ」と感じ、出演雑誌の切り抜きをスクラップしたのが最初だといいます。
なみはるかさんが現在熱中しているのは、メイドカフェとコンセプトカフェです。全国で440店舗以上を回っており、女性ではおそらく世界一、男性を含めても10本の指に入るはずだと話しています。
私調べではおそらく女性でそれぐらい店舗数行ってるのは多分世界ナンバーワン。本当に、本当に私世界一なんですよ。マジで。
なみはるかさんは台湾のメイドカフェを訪れたとき、日本語が上手なメイドさんたちに理由を聞いたそうです。答えはアニメ、アイドル、そしてVTuberと幅広く、VTuberが世界に広がっていることに興味を持ったのが、今回の話を聞く入り口になっています。
占い師VTuberと、恥ずかしがりな挨拶の正体
ゲストの1人目は酒田雨林さんです。山形県出身のVTuberで、「愛の循環」をテーマに活動する占い師だと自己紹介しました。
酒田雨林さんの占いは、タロットなどのカードだけを使うカードリーダーのスタイルです。占い歴は3年目ほどで、YouTubeの占い動画では画面が切り替わると実際の人の手が映るため、なみはるかさんは「こんな直接的なんだ」と驚いたそうです。
2人目のレイナ・M・ポテストさんは、ミラミラ所属のVTuberです。ところが自己紹介のキャッチフレーズが控えめだったため、酒田雨林さんが「ちゃんと掘ってほしい」とツッコミを入れました。
最初のれいな先輩の挨拶のやつ、ちょっとちゃんと、ちゃんと掘ってもらっていいですか?
レイナ・M・ポテストさんは「最近まともにやっていない挨拶」だと照れながらも、改めて全力で披露しました。
君の心に愛そそぐミラミラ所属のれいなだぞ。にゃーんにゃん。
(今の挨拶は)百点、百点かな。120点かもしれない。とっても可愛いです。
なみはるかさんからは、レイナ・M・ポテストさんが11時入りの収録に12分遅刻したことも明かされます。理由を聞かれたレイナ・M・ポテストさんは「11時手前ぐらいまで寝てました」と正直に答え、場を和ませました。
「最初に愛を吹き込む係」とは?
酒田雨林さんの設定は「自認プリンセスな雨女」で、最近は「自認メロジョイ」まで来ているといいます。ただ、活動の核にあるのは、自己紹介でも触れた「愛の循環」というテーマです。
酒田雨林さんは、人に応援や愛を吹き込み、その人が元気になって一息ついたときに愛があふれ出て、また別の人を元気にする、という循環を思い描いています。自分はその最初のひと吹きを担いたいと話しました。
ゼロからって始まらないと思うんですよ。
吹き込む
最初に応援や愛を人に吹き込む(酒田雨林さんの役割)
元気になる
受け取った人が元気に膨らむ
あふれ出る
一息ついたとき、その人から愛が噴き出す
広がる
あふれた愛で、また別の人が元気になる
占いをしていないときの酒田雨林さんの配信は、主に雑談と歌です。歌はジャンルを問わず歌いますが、使えるカラオケ音源があれば、大好きなハロプロの曲を歌うことが多いそうです。
SHOWROOMの「たまごらん」から酒田雨林へ
酒田雨林さんがVTuberになったきっかけは、ミラティブより前にSHOWROOM ── ライブ配信サービスの一つ。視聴者がギフトを贈って配信者を応援できる仕組みが特徴ですで「たまごらん」という名前で活動していたころにさかのぼります。
友人のイラストレーターが「イラストだけでは広告塔がなくて広まらない」と悩んでいたとき、ちょうどVTuberの全盛期でした。そこで酒田雨林さんは、Live2D ── 1枚のイラストを立体的に動かせるようにする技術。多くのVTuberのアバター表現に使われていますで動かすのではなく、イラストを貼ったラジオ配信者のような形でVTuber活動を始めたといいます。
歌と喋りだけの「たまごらん」の活動はおよそ5年続きました。一昨年ごろにそれをやめ、中の人として「坂田うりん」が顔を出し、素の状態で趣味としてやっていくと宣言したそうです。
その趣味の活動を見て声をかけたのが、事務所社長の下西りょうじさんでした。酒田雨林さんは最初「ちょっと怖かった」と振り返りつつ、オンライン面談で話すと人柄のいい笑い方をする、とても優しい人だったと語っています。
普段そういう、スカウトとか全然興味なかったんですけれども、ちゃんと活動している内容を見てくれた上でお話をくださったので、一回話をしてみようと思って。
社長の第一印象を「ハゲてる、太ってる」と言ってしまう酒田雨林さんに、なみはるかさんは「人柄のいいを先に言ってほしい」とツッコミます。ちなみに社長はチョコザップで15キロ痩せたそうです。
素を見せる「精神的同位体」の配信
レイナ・M・ポテストさんの配信には、特に強いコンセプトはないといいます。ただ、名前の綴りを並び替えると「メンタルアイソトープ」という英単語になり、日本語にすると「精神的同位体」という意味になるそうです。
普段の自分をまあこう配信でなんか見せれたらなみたいな、そういうちょっと余裕あれで自分はよく配信させていただいてますね。
素の自分を出すぶん、レイナ・M・ポテストさんの配信はいい加減なことも多いといいます。酒田雨林さんによれば、5分間無言でゲームをしていることもあるそうです。
無言で配信が切れないのかと心配するなみはるかさんに、レイナ・M・ポテストさんは「リアクションしてゲームの話をして、気づいたら無音になっている」と答えました。ゲームに集中しすぎてしまうタイプのようです。
レイナ・M・ポテストさんと酒田雨林さんは、ミラティブでの活動時期がほぼ同じ一期生です。レイナ・M・ポテストさんが「本物の一期生」、酒田雨林さんは「一期生の7月デビュー組」という扱いになっているといいます。
しもぴが一期生だよって言ってスカウトしてくれたから入ったのに、なんかその後ずらしますみたいになってて。
未経験からミラティブへ、配信は準備派?フラット派?
レイナ・M・ポテストさんは、ミラティブに来るまで配信経験が一切なかったそうです。YouTubeやほかの媒体での活動もなく、漠然とした憧れから自ら飛び込んだといいます。
なみはるかさん自身も、コロナ禍に顔出し配信をしていた時期があり、事務所に取り分を持っていかれることから副業でミラティブを考えたことがあったそうです。けれど、表情が見えない中で喋りだけで続けるのは難しいと感じたと話しています。
そこでなみはるかさんは、配信の話題を準備するかどうかを2人に尋ねました。2人とも答えは「フラット」でしたが、そこに至る道のりは違いました。
ピッってつけて、はいって始めて、はいみたいな。
一方、配信歴が「子供用プールぐらい浅い」というレイナ・M・ポテストさんは、最初は話すことをぎっちり準備していたそうです。来てくれるリスナーが固まってから、気づけばフラットな状態になっていたといいます。
長い配信歴があり、最初から何も考えずにつけて始めるフラット型
未経験から始めたため最初はギチギチに準備し、リスナーが固まってからフラットに
リスナーは「問題児」と「保護者」
リスナーの特徴を聞かれたレイナ・M・ポテストさんは、ひと言で「問題児が多い」と答えます。当たりが強い人や、かまってちゃんが多いそうです。
配信中にDM見てっていう。
レイナ・M・ポテストさんは、配信の話題に関係あるDMならその場で見るものの、大体は関係ない内容だと苦笑いします。
対して酒田雨林さんのリスナーは「保護者」です。家族のような雰囲気で、酒田雨林さんが下ネタを言い出すと「コラ」と叱ってくれるといいます。
なみはるかさんは、顔出し配信をしていたころ下ネタを言わせたがる人が多かった経験から、守ってくれる保護者のようなリスナーをうらやましがっていました。
「問題児」。かまってちゃんが多く、配信中に「DM見て」と送ってくる
「保護者」。家族のようで、下ネタを言うと「コラ」と止めてくれる
目標は「全身タイツで握手会」と「参加型ゲーム」
今後の目標を聞かれた酒田雨林さんは、自分を「ダチョウみたい」だとたとえます。どこに向かっているかもわからないまま、とにかく走り続けてきたという意味です。
今立ち止まって考えると、オリジナルソングが出したいとか、ライブで歌って踊れるところを見てもらいたいとかあるんですが、今一番やってみたいことは全身タイツで握手会がやりたいです。
酒田雨林さんが全身タイツにこだわるのは、プロポーションの良さをアピールしても誰も信じてくれないからだそうです。保護者のようなリスナーに止められても、その壁を越えて「限界ギリギリ全身タイツ握手会、もしくは対面占い会」を開きたいと語りました。
なみはるかさんは同接何万人のような目標を想像していたため、思っていた目標とまったく違うと驚きつつ、配信を見てみたくなったと話しています。
レイナ・M・ポテストさんは、同接人数のような目標はあまりないそうです。リアルイベントも考えておらず、リスナーと一緒に遊べる参加型のゲーム配信をしたいと語りました。
(参加型ゲームをしたい)そういう人たちがちょっと若干多いので、うちの枠的には。その方がなんならいいのかなみたいな。
なみはるかさんは、全身タイツよりはるかにリアリティがあると笑い、すぐ叶いそうな目標だと評しました。
「瑠々ちゃんを知るために生まれてきた」ハロプロ愛
後半は2人のオタクな一面に迫ります。酒田雨林さんはハロー!プロジェクト ── つんく♂さんが生み出したアイドルグループの集合体。モーニング娘。'24やJuice=Juiceなどが所属し、略して「ハロプロ」と呼ばれますのオタクで、なみはるかさんは、ファンが特定のグループではなく「ハロプロです」と箱推し ── グループや事務所全体をまとめて応援することする文化が好きだといいます。
酒田雨林さんはJuice=Juice、つばきファクトリー、アンジュルムと次々に挙げ、「全部」と言いかけます。箱推しを前提にしながらも、今いちばん気になるのはJuice=Juiceで、リーダーの段原瑠々さんが特に好きだそうです。
段原瑠々さんの魅力として、酒田雨林さんは顔、歌、ダンス、笑顔のすべてを挙げます。さらに、バラエティ出演や歌い手とのコラボを通じて、後輩たちの進む道を広げている姿に強く惹かれているといいます。
ハロプロは卒業した後、大体もうバラエティかダンスか、まあ歌でうまくいかなかったら女優さんになるか、それとも舞台に立つかとか、こう限られてる。
(瑠々ちゃんは)そうじゃなくてもっといろんな方向に進んでいけるんだよっていうのを今作ってくれてる感じがすごくて。
酒田雨林さんは、元こぶしファクトリーの井上玲音さんなど、さまざまな経緯を経たメンバーがいるJuice=Juiceは層が厚く、ハロプロの中でも一番波乱のグループだったと見ています。過去の最推しは、すでに卒業した佐藤優樹さんだそうです。
現場にも足を運ぶ酒田雨林さんは、ハロプロは東北を捨てないと感謝します。ツアーで毎年必ず東北に来てくれるため、遠征せずに車で行けるのがありがたいと語りました。
ガンプラは1日、大きいものは1カ月?
レイナ・M・ポテストさんはガンダムオタクです。アニメはもちろん、ガンプラ ── ガンダムシリーズに登場するモビルスーツなどのプラモデルの略称。1980年に発売され、今も根強い人気がありますも作るといいます。
レイナ・M・ポテストさんによれば、普及しているHG ── ハイグレードの略。ガンプラの標準的なシリーズで、手頃な価格と組みやすさが特徴ですサイズのキットなら1日もかからず組み上がるそうです。一番大きいサイズになると、素人なら1カ月ほど、本格的なモデラーならそれ以上かかるかもしれないと話しています。
組み立ての説明書も、小さいキットは三つ折りや四つ折りの紙1枚ですが、大きいキットではホッチキス留めの小冊子になるといいます。
レイナ・M・ポテストさんは、大きいキットは値段も高く、お金も時間もかかる趣味だと認めます。一方で、小さいキットは値上がりを踏まえても2000円ほど、さらに小さいものは1000円前後だそうです。
| サイズ | 組み立て時間 | 説明書 |
|---|---|---|
| 小さいキット・HG | 1〜2日以内 | 三つ折り・四つ折りの紙 |
| 一番大きいサイズ | 素人で1カ月ほど | ホッチキス留めの小冊子 |
5〜6千円すると思っていたなみはるかさんは、意外と始めやすい趣味だと感心していました。
ガンプラ配信は、推しの日常が見える場になる?
ガンプラ配信をしないのかと聞かれ、レイナ・M・ポテストさんは本心ではやってみたいと明かします。ただ、自分のリスナーにはガンダムに詳しい人もプラモデルを作る人もいないため、踏み切れないそうです。
内なる本心はですよ、内なる本心は。やってみたいなとは思ってるんですけど、うちのリスナーさんはガンダムに疎いのでできないです。
なみはるかさんはオタクの立場から、好きなことをしている姿を見せてくれるのが嬉しいと背中を押します。酒田雨林さんも、義務的に料理をされるより、普通に好きなことをしてほしいと同意しました。
そういう方がなんかね、興奮するというか、配信でもこんなフラットなこの推しでいてくれるんだみたいなの結構嬉しかったりするんで。
レイナ・M・ポテストさんは、ガンダム配信を「検討しときます」と答えました。
告知と、12分遅刻のオチ
エンディングでは告知がありました。酒田雨林さんは、ココナラで電話占いと台本作成のサービスを受け付けていると紹介し、Xのリットリンクから飛べると案内しました。相談内容は守秘義務を守り、どこにも出さないそうです。
レイナ・M・ポテストさんは、ガンプラ配信の検討に加えて、細々と続けているYouTubeチャンネルへの登録や視聴を呼びかけました。
感想を聞かれた酒田雨林さんは、山形弁で訛らないように頑張ったと明かし、なみはるかさんは「訛りが大好き」と返します。レイナ・M・ポテストさんが「もっと話したいことあるよね」と振ると、酒田雨林さんから冒頭の遅刻が蒸し返されました。
(話したいことは)あったけど12分遅刻した人がいたから。
酒田雨林さんは遅刻したレイナ・M・ポテストさんに何度も電話をかけていたそうで、仲の良い一期生同士のやり取りで初回は締めくくられました。
まとめ
OTAGROUP所属の酒田雨林さんとレイナ・M・ポテストさんは、配信歴も配信スタイルも対照的ですが、どちらも素の自分と好きなものを大事にしながら活動しています。
- 酒田雨林さんはSHOWROOMでの約5年の活動を経てスカウトされ、「愛の循環」をテーマに最初の愛を吹き込む係を目指している
- レイナ・M・ポテストさんは配信未経験から飛び込み、名前の由来「精神的同位体」のとおり素の自分を見せる配信をしている
- リスナーは酒田雨林さんが「保護者」、レイナ・M・ポテストさんが「問題児」と、それぞれ個性的
- 酒田雨林さんはハロプロ、特にJuice=Juiceの段原瑠々さんを熱く推し、レイナ・M・ポテストさんは1日で組めるガンプラから始めやすさを語った
- 目標は「全身タイツで握手会」と「リスナー参加型のゲーム」で、ガンプラ配信の実現にも期待がかかる




