ゲームマーケット2026秋で発表された変更点と紙カタログ廃止
番組「ボドゲの天下取り」略して「ボド天」の今回のテーマは、ゲームマーケットの紙カタログ廃止です。
ゲームマーケット2026秋の募集が先日開始され、ルールや規約にいくつかの変更が加わりました。Mana(マナ)さんは、改善として努力されている点が多いと感じたと話します。
ただ、その中に「ゲームマーケットの紙カタログを止めます」という表記があった、とMana(マナ)さんは指摘します。
そもそもブースカットと紙カタログとは何か
ゲームマーケットに行ったことがない人にはわかりにくいため、Mana(マナ)さんはまず前提を説明します。
ゲームマーケットには様々なボードゲームを作るサークルが出店し、そこには「ブースカット」を入稿する文化があります。どんなゲームを出すか、どんなサークルかを1つの画像にまとめて提出するものです。
そのブースカットは、これまで全量が分厚い紙カタログとして実際に作成されていました。
出展した人にはカタログが一部届き、来場者は事前にAmazonなどで購入できました。どのブースを回ろうかと、皆それを見て検討していたそうです。
出展者にとって紙カタログが持っていた意味
Mana(マナ)さんは、紙カタログの廃止について「寂しい」というのが本音だと率直に語ります。
特に出展者からすると、紙カタログはノベルティのような位置づけでもあったのではないか、とMana(マナ)さんは振り返ります。
ノベルティのような、そんな位置づけでもカタログってあったのかなというふうに思いますね。
Mana(マナ)さんは初出店の頃を思い返します。ドキドキしながら応募し、ブースカットの存在を知り、また緊張しながら作って入稿したといいます。
そして開催が近づき気分が高まる中、紙カタログが届いたときの感覚を語ります。自分の作品の情報が立派な本に載っている、それだけでテンションが上がったそうです。
デジタルのものにあるだけではなくて、現物としてそこにあるっていったものにすごく僕は価値を感じていたんですね。
デジタルゲームと違い、アナログのゲームは手で触れられる点に価値がある、とMana(マナ)さんは言います。リアルの世界に物体があり、そこに自分の作品が載っていることに意味を感じていたそうです。
デジタル版PDFへの移行とビジネス面の事情
今回から、デジタル版のブースカット自体はなくならず、入稿したものがPDFとして用意される形になるそうです。
ビジネス面では、印刷費用が大きなコストだったのではないか、とMana(マナ)さんは推測します。あわせて、事前に紙カタログを買う来場者も減っていたのかもしれない、と話します。
カタログを作るコストをどこから賄うかを考えると、購入者が減った状況で出展者全員に配るのはコストが大変だっただろう、とMana(マナ)さんは分析します。
時代の流れからすると仕方がないことなのかなっていうふうに思いますが、なかなかちょっと寂しいなというところはあります。
一方で、紙カタログはこれまで白黒のグレースケール印刷でしたが、PDF版ではカラーで表示されるとのことです。そのため表現の幅は広がると考えられます。
PDF版は「誰が見るのか」という課題
Mana(マナ)さんは、PDF版にして誰が見るのか、という点に疑問を投げかけます。
紙カタログも買った人しか見ないという面はありました。しかしPDFの場合、自分で印刷する人は少なそうで、パソコンを持っていない人も多く、スマートフォンでは見にくい、とMana(マナ)さんは課題を挙げます。
なかなかそれ(PDF版)って活用されにくいんじゃないのかなっていうのが本音のところです。
どうせスマートフォンで見るなら、いっそゲームマーケットのサイトを改修してほしい、とMana(マナ)さんは希望を述べます。スマホでもPCでも見にくく使いにくい点があるためです。
Mana(マナ)さんの理想は、PDFではなくサイトでブースカットを投稿できる機能です。スマートフォンで縦に見ていける状態のほうが望ましい、と話します。
ただし投稿式にすると、ゲームマーケットの通常ページと何が違うのか、という問題も出てきます。結果として、ブースカットの価値は下がってしまったのではないか、とMana(マナ)さんは考えています。
紙カタログは完全に消えるわけではない
紙のものが全部なくなるわけではない、とMana(マナ)さんは補足します。販売はやめるものの、会場では公式の紙カタログを来場者がもらえるそうです。
ただし、全出展者のブースカットが載るわけではありません。エリア出展など主要なものにはブースカットや情報が載り、出展者一覧は出るものの、ブースカットという形ではないとのことです。
今までのような分厚いカタログっていうよりも、ほんとパンフレットみたいな形になるんじゃないのかな。
来場者にとっては、それをもらうだけで十分かもしれない、とMana(マナ)さんは見ています。エリア出展の内容は会場で確認でき、個別に欲しい商品は事前にサイトで見ればよいためです。
好きな人はPDFも活用する、という流れになっていくのではないか、とMana(マナ)さんはまとめます。
出展者向け管理画面のリニューアルと残る不具合
ウェブサイト自体は大きく変わっていないものの、出展者向けの管理画面はリニューアルされたそうです。
ここでMana(マナ)さんは、出展未経験の来場者向けに管理画面の仕組みを説明します。出展者にはログインIDとパスワードが渡され、作品情報やサークル情報、ゲームマーケット上のブログ機能などを各自で更新する仕組みです。
その管理画面は、これまで見た目も古く融通が利かず、非常に使いにくかったといいます。今回のリニューアルで見た目が分かりやすくなった点は良くなった、とMana(マナ)さんは評価します。
ただし改善途中なのか、Mana(マナ)さんが見た時点では、YouTubeやTwitterの埋め込みタグが軒並み表示できない不具合が出ていたそうです。過去に登録したものも表示されない状態でした。
ゲームマーケットのサイトで実際に何買おうかなでページを見て、テキストと画像で説明があって、さらにそこにプレイ動画とかがあるとわかりやすいよね。
作品を選ぶ際、テキストと画像に加えてプレイ動画があると分かりやすいものの、それが今は表示されない状態だ、とMana(マナ)さんは指摘し、改善を望んでいます。
Mana(マナ)さんは、まだ変更途中なのかもしれないとしつつ、ほかにも欲しい機能を挙げます。
- 作品検索機能
- 類似作品のレコメンド機能
- 似たサークルを巡れる機能
これらは、見る側としても出す側としても欲しい、とMana(マナ)さんは話します。自分のサークルを知ってもらいやすくなるため、改善してほしいと考えています。
時代に合わせた進化と、それでも残る寂しさ
今回のルール変更は、これまで以上に良くなった点が多かった、とMana(マナ)さんは総括します。そのうえで、唯一、紙カタログがなくなる点はショックだったと語ります。
X上にも同じ考えの人が多く、「寂しいよね」という投稿がたくさんあった、とMana(マナ)さんは紹介します。皆なんだかんだ紙のカタログが好きだったのだろう、と話します。
Mana(マナ)さん自身、これまでゲームマーケットに出た際の紙カタログを、思い出としてすべて取ってあるそうです。記念になるものがなくなるのは寂しい、と本音を語ります。
これは時代とユーザーのニーズに合わせてゲームマーケットが進化していく過程だと思う、とMana(マナ)さんは受け止めています。今後どんどん良くなっていくことを切に願う、と締めくくりました。
まとめ
ゲームマーケット2026秋から紙カタログが廃止され、ブースカットはPDF化されます。出展者にとっては記念やノベルティのような価値があった一方、コスト面や来場者の減少を考えれば時代の流れとも言える変更でした。
- ゲームマーケット2026秋から、分厚い紙カタログの販売・全量作成が廃止される
- ブースカットはなくならず、入稿データがカラーのPDFとして用意される
- 会場ではパンフレット状の公式カタログを来場者がもらえるが、全出展者のブースカットは載らない
- PDFは活用されにくいとの懸念があり、スマホで見やすいサイト改修や投稿機能が望まれている
- 出展者向け管理画面はリニューアルされたが、YouTubeやTwitterの埋め込み表示に不具合が残っている


