自宅会は参加者にとってハードルが高い
今回のテーマは、オープンなボドゲ会を開くにはどうするかです。仲間内で遊ぶクローズ会ではなく、友達や知り合い以外の参加も募集するオープン会が対象になります。
Manaさんはまず、開催場所の選び方から話を始めます。大きく分けて、自宅でやる自宅会と、どこか別の場所を借りてやる会の2つの可能性があると整理しています。
主催者視点だと、自宅にスペースがあるか、借りるとお金がかかるかといった点が気になります。ただ、参加する人の気持ちで考えると、自宅開催のボドゲ会はハードルが高いとManaさんは指摘します。
まず知らない人のお家に上がらせてもらう。これはちょっとハードルも高いですし、特に女性の方だと不安に思う人もいるのではないかと思っております。
さらに、実際に自宅が会場だと、騒音やこぼしてしまうこと、汚れなど、人の家である以上いろいろと気を使うことになります。会場を借りても、家主がその場にいると少し違う、というのがManaさんの感覚です。
公的施設なら安く借りられる
そこでManaさんが勧めるのが、できる限りどこか会場を借りる方法です。まず候補になるのが貸会議室やレンタルスペースですが、これは1時間数千円といった費用感になってしまいます。
そこで使えるのが公的施設です。公民館や、国や市など行政が運営している施設は全国各地にあり、とても安いとManaさんは話します。公的施設 ── 公民館や行政が運営する会議室などを指す。地域住民の利用を想定しているため、民間の貸会議室より利用料が安く設定されていることが多い。
しかも、綺麗で広い会議室があり、トイレや自動販売機などの設備も整っているところがほとんどだといいます。料金は1日数百円で借りられることもあるレベルだそうです。
どれくらい安いかというと、ほんと1日数百円で借りれたりだとか、そんなレベルなんですね。
ボドゲ会は1日中ボードゲームで遊ぶ会が多いため、この安さは会場を考えるうえで重要なポイントになります。自宅ではない安心感と、公的施設の安さを両立できるのが利点だとManaさんはまとめています。
募集に必須の3項目は日付・時間・場所
場所が決まったら、次は募集をかける段階です。Xやボドゲベアなどで募集するとき、絶対に必要な情報がいくつかあるとManaさんは言います。
1つ目は日付です。いつやるのか、これは絶対に必要だとManaさんは強調します。たまにバナー画像に日付が書かれていない募集もありますが、それは常連や知り合い向けのものかもしれない、と見ています。
2つ目は時間です。何時から何時までなのか、しっかり書く必要があります。3つ目は場所で、ここは当たり前に見えて意外とできていないことが多いといいます。
施設名だけでは伝わらない、場所の書き方
場所については、公民館などで開催している人が施設名だけを書いているケースが多いとManaさんは指摘します。近所の人ならわかっても、一駅隣というだけで施設名は知らないことが多いからです。
目安として、電車で3分以内ならボドゲ会は近いと言ってよく、そういう場所なら参加したくなります。ただ、その距離の公的施設の名前まで知っているとは限らない、というのがManaさんの見立てです。
そこで、住所は都道府県から書いてほしいとManaさんは話します。市からの記載も多いものの、少し離れた市の地名は意外とわからないため、まず近場かどうかを判断するために都道府県があると助かるといいます。
さらに、最寄り駅や駅から何分か、車がベースなら駐車場の有無なども書いてあるとよいとされます。地名がわからなくても、駅名や路線名があれば行けそうだと判断できるからです。
一時間ぐらいも全然圏内なのかと思うんですね。で、一時間ぐらい離れていくと、やっぱり行きやすさみたいなところが判断材料に入ってきます。
Manaさんは、情報が足りないと参加希望者は行き方を自分で調べてまで参加しない、と考えています。見ただけで行けるか行けないかがすぐ判断できる状態にしておくことが、広く募集するうえで大切だと話します。
近所の人や施設を知っている人しか判断できない。少し離れた人はそもそも場所がわからない
地名を知らなくても、行けるか行けないかをすぐ判断できる
定員と対象年齢で「行きたい」の不安を減らす
ここからは必須ではないが、あるとよい情報です。1つ目は定員です。何人まで受け付けるかによって、会の空気感が変わるとManaさんは説明します。
定員5人なら少人数でずっと遊び続けるイメージ、定員30人ならゲームの幅もあり、いろいろな人と遊ぶイメージになります。オープン会はまだ会ったことのない人と遊ぶため、合う合わないもあるからです。
少人数だと、気が合えば楽しい一方で、あまり良くないと感じたときにすぐ帰りづらく、逃げ場がないと感じる人もいます。定員を書いておくと、その点をある程度判断できるとManaさんは話します。
2つ目は対象年齢です。ここでManaさんが重視するのは、何歳向けかよりも、まず子供の参加が許されているかどうかです。
子供の参加歓迎というものであれば、子供と一緒に行きたいっていう人も安心して連れて行けますし、逆に子供はダメよという人であれば、大人同士でしっかり遊びたいというニーズもあるでしょうし。
子供連れでいいと書かれていないところに子供と一緒に行くのはハードルが高く、保護者の立場では変なところに連れて行きにくいといいます。だからこそ、可否が明記されていると安心につながります。
写真やレポートで「遊んでいる姿」を見せる
さらにあるとよいのが、会場の写真や、過去に開催したときの写真・動画、過去の開催レポートです。Manaさんはこれを一番重要な情報だと位置づけています。
理由は、参加者が自分がその場で遊んでいる姿をイメージできるからです。会場が綺麗か汚いかはある意味どうでもよく、どんな人たちとどんなゲームで遊ぶのかが伝わることが大切だといいます。
Manaさんは、募集情報を2つの意味合いに整理します。日付や場所は、そもそも行くかどうかを判断する材料です。一方、写真やレポートは、行きたいと思ったあとで本当に楽しめるかという不安を解消するためのものです。
行くかどうかの判断
日付・時間・場所など。そもそも参加できるかを見極めるための必須情報
楽しめるかの不安解消
写真・動画・過去レポートなど。行きたいと思ったあとの不安を減らす情報
途中入退場と食事まで書けると参加者に優しい
最後は、さらにあればいいなという情報です。1つ目は、途中入場や途中退場が可能かどうかです。ボドゲ会は1日中の開催が多く、お昼から夕方までといった書き方になりがちだからです。
まる1日空いていればよいものの、午前中しか空いていない、午後からしか行けないという人もいます。1時間ほどで帰ってもいいのかまで書いてあると、半日だけの人も取り込めるとManaさんは話します。
先の予定は急な用事が入ることもあるため、途中入退場について添えられていると参加者は安心できます。2つ目は食事の扱いです。午前から夕方までの開催が多い分、食事をどうするかが気になるといいます。
食事時間を確保して再集合するのか、午前と午後の部に分かれているのか、各自で買ってその場で食べていいのか、好きなタイミングで出入りしていいのか。これが分かると、何か買って行くべきかも判断できます。
- 途中入場・途中退場は可能か、どのくらいで帰ってよいか
- 食事の時間を確保して再集合するのか
- 各自で買ってその場で食べてよいのか、出入り自由か
Manaさん自身はまだオープンなボドゲ会を開いたことはないものの、これから開きたいと考えて調べたり、参加した会の募集を見返したりしながら整理したと語っています。
まとめ
オープンなボドゲ会の募集は、参加者が「行けるか」「楽しめるか」をすぐ判断できるかがカギになります。場所は自宅より公的施設が安心で安く、募集には必須情報と不安解消の情報を分けて載せると参加者に優しい会になります。
- 会場は自宅よりも、安く設備の整った公的施設を借りるのがおすすめ
- 日付・時間・場所は募集の必須3項目。場所は都道府県・駅・路線・所要時間まで書く
- 定員や子供参加の可否は、参加者が空気感やハードルを判断する材料になる
- 会場や過去の写真・レポートは、遊んでいる姿をイメージさせる最重要情報
- 途中入退場や食事の扱いまで書けると、半日参加や予定変更の不安を減らせる



