100話・約3か月続けた毎日配信を振り返る
番組「ボドゲの天下取り」は、ボードゲームで天下を取るためにビジネス的な視点を交えて考察するチャンネルです。今回はその配信が100話に到達したことがテーマとして語られました。
Manaさんによると、毎日配信を続けた期間はおよそ3か月ちょっと。雑談ではなく、毎回ボードゲームに関するテーマを設定し、情報として伝えることを意識してきたと話しています。
改めて考えますと、よくここまで続けられたなと、ちょっと自分を褒めたいなというふうに考えております。
1配信あたりの時間は平均20分ほど。それを一人で話し続けてきたことについて、かなり熱量の高い配信を続けられたのではないかと振り返っています。
フロー型ではなくストック型。ポッドキャストという媒体の捉え方
Manaさんは、ポッドキャストをXのようなフロー型メディアではなく、過去の配信が積み重なっていくストック型のメディアとして捉えています。
雑談やニュースのようなその時々の話題ではなく、後から聞き直しても役に立つ内容を話し続けてきたと述べています。
だからこそ、新しく番組を知った人が1本を聞いて「ためになった」と感じれば、過去の配信もさかのぼって聞いてもらえる。100話という数は、そのための十分な蓄積になったのではないかと考えています。
100話の節目に、あえて「自分の最近の動き」を報告する
この回はいつもと毛色が異なり、作り方や売り方のノウデハウではなく、Manaさん自身の最近の活動報告にあてられました。
せっかくちょっとキリがいいので、私の最近の動きについてちょっとご報告させていただこうかなと。
Manaさんは自身を、インフルエンサーのような情報発信屋ではなく、あくまでボードゲーム制作者だと位置づけています。この節目に、自作が今どういう状況にあるのかを一度整理したいと語っています。
代表作バーストオブマナから始まった、制作者としての出発点
Manaさんはこれまでに、6作品プラス1作品ほどを世に出してきたと話します。その最初の作品が、娘と共に作った代表作「バーストオブマナ」です。
バーストオブマナは、娘が印刷の加工からデザイン、ルールまで監修を主導したといいます。娘と2人でボードゲームを作ろうと思った最初の作品で、思っていたより面白く、製品化してみようと考えたことが制作者としてのスタートになりました。
(バーストオブマナは)一旦完売してしまったんですけども、このままさすがに終売してしまうのはちょっともったいないので、強気に一気に増版を今かけているようなところです。
現在は在庫切れですが、まだ正式発表前ながら増版を進めているとのこと。入荷したら改めて告知するとしています。一番思い入れがある作品だと語られました。
受賞やコンペ経由の作品も。広がる作品ラインナップ
バーストオブマナに続き、9枚で3つの遊び方ができるインフラのような作品「ルーズ」、そして「オニアソビ」「パロパロ」などが紹介されました。
オニアソビは鬼をモチーフにした心理戦のバトルで、ジェリージェリープリントの「ジェリコン」に最終ノミネートした作品です。バーストオブマナはボードゲームジャパンカップで入賞したと語られています。
また、スイワークスのコンペで優秀賞を受賞し、同社から出版・流通されている「ウカオの丘」もあります。これはManaさんがルール提供という形で関わっており、自身のブースでは販売していないと説明しています。
トリックテイキング作品として「キリン」と「ザセントオブジェラシー」も紹介されました。キリンは慣れた人向け、ザセントオブジェラシーは普段トリックテイキングで遊ばない人の入り口を狙った作品だといいます。
できるだけルールはシンプルで、(トリックテイキングに)慣れていない人でも楽しめるっていうところを意識して作りました。
ザセントオブジェラシーは獲得したカードを公開札にすることで、何を取り何を避けるべきかがわかりやすい設計になっているとのこと。ここまでで、Mana絡みの作品は7作品が世に出ている状況です。
「忘れん坊な鳥」のゲームなど、進行中の新作
新作も作り続けており、デザインが仕上がり説明書を残すのみとなっているのが、鳥をテーマにした「バードブレインコーラス」です。
バードブレインコーラスは、ドラフトとセットコレクションを組み合わせたゲームです。強いカードを出した人から場のカードを選び、手元でポーカーの役のようなセットを作っていきます。
特徴は、ドラフトで使った自分のカードが場に残ってしまう点です。世界観としては、鳥をスカウトしに行ったのに何をしに来たのか忘れてその場に残ってしまう、という「忘れん坊な鳥」を表現しています。
得点計算はやや難しめで、役のために獲得できるカードには上限があり、超えたものはマイナス点になることもあるといいます。その分、アートワークのわかりやすさで工夫していると語られました。
このほか、トリックテイキングがもう1作品、アブストラクト系が2作品進行中とのこと。前作の売上を新作に全投入し、雪だるま式に制作ペースが上がっている状態だと話しています。
ちょっと自分自身のゲームとカニバルというか、多作の頻度がどうなんだろうってところはあるんですが、とりあえずはちゃんと面白いって思ったものをどんどん世に放とうと。
イギリス・カナダ・チリへ。広がる海外での取り扱い
Manaさんは海外にもアプローチしており、海外の出版社経由での出版名義での販売はまだないものの、海外ショップで作品が売られるケースが増えていると話します。
具体的には、イギリスのネットショップ、カナダのショップで作品が扱われています。最近はチリのショップでも取り扱いが始まりそうだといいます。
海外最大級のボードゲームコミュニティサイトBGGのレビューを見ると、さまざまな国の人が遊んでくれていることがわかると語られました。アプローチしていない国の人が遊んでいることもあり、どこで入手したのか不思議に思うこともあるそうです。
海外出版でライセンス契約しましたよみたいな。そういったことを早くやってみたいなというふうには考えております。
ふるさと納税やX企画など、作品を届ける多様な取り組み
Manaさんの作品はすべてふるさと納税に対応しており、さとふるやふるさとチョイス、楽天などのサイトで返礼品として購入できるといいます。
このほか、ブースカットコンテストや共同プレゼントキャンペーンなど、X上でさまざまな企画を発信してきたと語られました。ボードゲームの賞である「ゴールデンボックス賞」の審査への参加にも触れています。
Xの開設から約2年、7作品を出したペースを振り返る
Manaさんは、Xのアカウントを2023年11月に開設しました。作品が出来上がるまでのプロモーションを頑張ろうという意味合いでの立ち上げだったといいます。
初めて販売したのは2024年春、ボードゲームジャパンカップの入賞時の表彰式会場でのことでした。ゲームマーケットへの初出展、いわゆるデビューも2024年春だったと振り返っています。
本格的に動き出してから約2年で7作ほどを出したペースについて、なかなかのペースだと語りつつ、まだまだ出し続けると話しています。
何千個いったっていうようなタイトルは今のところちょっとないので、早くそのレベルまで行けたらなと。ただ、キャッシュフローはだいぶ安定はしていますね。
サイトのリニューアルからやりたいことは山積み
今後については、確保してきた流通網を使って作品を頒布し、ポッドキャストやXで宣伝して知名度を上げ、企画で業界全体を盛り上げていきたいと語られました。
活動の一つとして、取得したボードゲームの.jpドメインの活用や、自分のサイトのリニューアルも挙げられています。ポッドキャストの内容や作品にかける思いをまとめて掲載する場所を用意したいとのことです。
やりたいこともたくさんありすぎて、何から手をつけたらいいか、どこまでやったらいいのかみたいな、全然時間も足りないっていう感じではあります。
「翌日に配信」から始まった、続けることへの決意
Manaさんは、ポッドキャストを始めたきっかけについて、やろうと思った次の日にとりあえず配信してみようと、いきなり始めたと明かしています。
翌日に配信した時は、これ続けられるかはちょっとわかんなかったんですよ。まず一発目配信しようみたいな。
まず1週間、続いたら1か月、次は3か月と、目の前の小さな目標を立てて続けてきたといいます。100話という数字は、当初は最終到達点ぐらいに考えていたと振り返りました。
話した内容を書籍やコラムへ。ポッドキャストの次の活用
Manaさんは、これだけの配信量で、すでに本を2〜3冊書けるほどの文章量を話しているのではないかと述べています。
これまで話した内容を改めて文章に直して、ブログやコラムとして掲載したり、実際に書籍化するだとか、ポッドキャストで話した内容の有効活用ですね。
今後はこのポッドキャストの宣伝にも力を入れ、話してきた内容をブログやコラム、書籍という形で有効活用していきたいと語られました。最後に、フォローやレビュー、コメントでの応援を呼びかけて回を締めています。
まとめ
毎日配信で100話に到達した節目に、Manaさんはこれまでのボードゲーム制作と発信の歩みを振り返りました。作品づくりから海外展開、今後の構想まで、続けることを軸にした活動の現在地が語られた回です。
- 番組は毎日配信で100話に到達し、1配信平均20分の内容をストック型メディアとして積み上げてきた
- 代表作バーストオブマナを含め、Mana絡みの作品は現時点で7作品が世に出ており、新作も複数進行中
- 作品はイギリス・カナダのショップで扱われ、チリでも取り扱いが始まりそうなど海外での広がりが出ている
- 前作の売上を新作に回す形でキャッシュフローを安定させ、長く続けられる進め方を構築できていると語る
- 今後はサイトのリニューアルや、話した内容のブログ・書籍化など、ポッドキャストの有効活用も視野に入れている



