堀さんの自己紹介回は、なぜ今なのか?
今回の『自分を知るラジオ』は、いつもの学びの回ではなく雑談回です。聴き手の堀基晴さんがどんな人なのかを、ストレングスコーチの齋藤綾治さんが掘り下げていきます。
齋藤さんは、ポッドキャストを続けるなかで自分のことは何度も話してきた一方、堀さんをきちんと紹介する場面がなかったことに気づいたといいます。
だからね、絶対ね、堀さんに興味ある人がいると思っていて。
堀さん自身も、初回あたりで軽く自己紹介はしたかもしれないものの、関係性まではほとんど話していなかったと振り返ります。
そのうえで堀さんは、前回の「Reinforcement」と「Punishment」のように明日から仕事に活かせる話はほぼない、とあえてハードルを下げて本題に入りました。
そう、ハードル下げとかないと。離脱するなら早めにみたいな。
ラブソルは結局「何屋さん」なのか
堀さんは株式会社ラブソルに所属し、仕事を聞かれたときは「動画制作とウェブ制作」と答えることが多いといいます。もともとフリーランスとして動画やライブ配信など映像系を手がけており、今もメインは映像です。
ラブソルに加わってからは教育の機会も得て、ウェブ制作も担当するようになりました。ただ堀さんによると、ラブソル自体はひと言で説明しにくい会社だといいます。
ラブソルは、もともとノベルティやグッズを制作する会社として始まりました。そこから事業転換を重ね、扱う領域を広げてきた経緯があります。
グッズ制作
ノベルティやグッズを作る会社として出発
ウェブ制作
ウェブサイトを作るようになる
動画制作
動画の依頼が増え、堀さんが加わる
運営・サポート
イベントやオンラインコミュニティの運営、オンライン秘書的な業務まで担う
堀さんはラブソルを、クライアントの困り事や売上を伸ばす方法を考え、何をすべきかを提案する会社かもしれない、と表現します。
齋藤さんも、自身のウェブサイトや名刺をラブソルに依頼してきた立場から、ラブソルの強みは個別のサービスよりクライアントを輝かせるために何でもやる姿勢にあると見ています。
一番ラブソルさんが得意としてるのって、クライアントを輝かせるで、そのために何でもやりますみたいなところがすごくある気がして。
堀さんはこの指摘を受け、以前のリスナー質問回で話した「パフォーマンスには人間力と環境が要る」という話につなげます。ラブソルは、クライアントとの関わりや距離感という環境が整っているほど価値を出せる会社だと考えているそうです。
ラブソルのなかで堀さんがトップとして担うのは、動画とポッドキャストです。聞き手を務める番組は毎週更新が3つ、不定期が1つの計4番組ほどあり、出演せずに撮影と編集だけを担う番組もあるといいます。
堀さんが自分で喋るようになった最初の番組が、この『自分を知るラジオ』です。堀さんから齋藤さんに声をかけて始まり、そこから聞き手の仕事が少しずつ増えていきました。
就活をせずにラブソルに入るまで
齋藤さんは、堀さんが学生時代からそのままラブソルに入ったのか、他の会社を経由したのかを尋ねます。堀さんの答えは、そのどちらでもない道のりでした。
堀さんは学生時代、幻冬舎の編集者である箕輪箕輪厚介さんのオンラインコミュニティを通じて、ラブソル創業者の由佳由佳さん、美佳美佳さんと出会いました。7、8年前のことだといいます。
リクルートスーツを着て就職活動をした経験はなく、インターンにも行っていないそうです。堀さんは今になって、その時期にしかできない経験だったと少し後悔もあると話します。
齋藤さんが「周りがみんなやっているのに不安はなかったのか」と聞くと、堀さんからは意外な答えが返ってきました。
いや、なんかあんまりよくはないんですけど、周りがやってるからやってなくて大丈夫だと思ってました。
みんながやってることをやってたら、そっちになっちゃうから。
堀さんは負け惜しみもあったかもしれないと笑いつつ、当時は「みんなと一緒」が嫌だったと認めます。今では就活をする道もそれはそれで素晴らしいと考えているそうです。
ポッドキャストは自分から始めた仕事だった
齋藤さんは、多くの会社では組織として決められた仕事に応えることが求められる一方、ラブソルでの堀さんの仕事はゼロから作り出すものに見えると話します。その面白さはあるのか、という問いに堀さんは即答しました。
それはやっぱりめちゃめちゃありますね。
堀さんによると、ラブソルは上から降ってくる仕事が少なく、関わりたければどの案件にも関われる環境だといいます。上の2人から「わけのわからないことを始めている」と思われている面もゼロではないかもしれない、と笑いながら、その環境のありがたさを語ります。
ポッドキャストも、会社として「やるぞ」と決めて堀さんが担当になったわけではありません。堀さんがずっと動画を手がけるなかで、ポッドキャストがまた来るという話を聞き、やっておくべきだと考えたのがきっかけです。
ただ、実績のない状態でいきなり制作案件が来るはずもありません。そこで堀さんは、まず自分で番組を作ることにしました。
僕が一人で喋ったところで誰も聞かないなっていうのは冷静にわかるんですよ。
そこで堀さんは、身の回りのどんな人と番組をやれば聞いてもらえるかを考え、齋藤さんに声をかけました。ラブソルには「齋藤さんに声をかけてもいいですか」と相談し、企画書を作って送ったといいます。
この番組から始まった流れは、今では井上さん、箕輪さん、田畑晋太郎田畑晋太郎さんとの番組にまで広がっています。堀さんは、その広がりが楽しいと話します。
齋藤さんが「そういう働き方に憧れる人は多そう」と言うと、堀さんは大企業で働いた経験がないので比較はできないとしつつ、ありがたい環境だと常に感じていると答えました。
堀さんの落ち着きと、聞き手という役割
齋藤さんは、堀さんの落ち着きは昔からなのかと尋ねます。堀さんは、子どもの頃は明るく元気な子だったとしたうえで、実家がラーメン屋だったことが大きいかもしれないと振り返ります。
(実家にいると)多分普通の人より大人、親以外の大人と接する時間が圧倒的に長いと思うんですけど、それも結構大きいのかなって、今となっては。
最近、妻が救急搬送されるという出来事があった際も、堀さんは慌てずにマイナンバーなど必要なものを準備できたといいます。自分でも理由はわからないものの、落ち着いて動けるタイプだと話します。
その落ち着きは番組でも活きており、コメント欄で声を褒められることも多いそうです。一方で他の番組を見ると、聞き手が「耳障り」「いないほうがいい」と叩かれている例も少なくないと堀さんは気づきました。
メインじゃない中でどう存在価値を発揮して番組に貢献していくのかみたいなのはすごい考えてますね。
齋藤さんは、堀さんをインタビュアーでも掛け合いの相手でもない存在だと表現します。話し手が気持ちよく話せるようにそばで聞いてくれる人であり、要所で話をまとめたり疑問を挟んだりしてくれるので、とても話しやすいといいます。
インタビュアーとして質問を重ねる人、対等に掛け合う人
話し手のそばで聞き、ポイントで話をまとめ、疑問を挟む人
堀さんは、タレントやアナウンサーとして有名になりたい気持ちはない一方、聞き手の仕事はもっと広げたいと話します。ゴルフの話題を入れたり、田畑さんの番組で話題を提供したりと、自分が話すことも好きだといいます。
こう話を聞く役割をしてお金もらえるようになるなんて思ってもなかったので。
中高生の頃、話してお金をもらう手段はテレビやラジオに出ることくらいでした。YouTubeなどの媒体が発達した今、人の話を聞いてお金をもらえることは、当時の自分が聞いたら驚くだろうと堀さんは語ります。
新潟・燕市で何をしようとしているのか?
これからについて聞かれた堀さんは、聞き手の仕事に加えて、地元・新潟での起業を準備していると明かします。内容は、動画やウェブなど今の仕事に近い「発信系」の事業です。
構想の根っこにあるのは、母校の標語だった「ビーグローカル」です。グローバルとローカルを合わせた造語で、地域に立脚しつつ世界的視野を持った人材の育成を目指す言葉だったといいます。
外で活動
新潟のことを考えながら、新潟の外でしっかり活動する
新潟に還元
外で得たものを新潟に持ち帰る
外で活用
新潟で学んだことを、また外でも活かす
地方都市の元気がなくなり人口が東京に集中するなか、堀さんは新潟や地元・燕市の魅力、燕市で頑張る人や長く続く中小企業を発信で元気にできるのではと考え始めています。
すごい技術があるのにウェブでの発信がうまくいっていない企業のサポートや、新潟について語る番組を持つことも思い描いているそうです。
齋藤さんは、ラブソルに作ってもらったホームページに活動実績を載せたところ、それを見て登壇依頼が来た経験を挙げ、その新潟版のようなものだと受け止めました。
会社をいつまでに作るかは決まっているものの、ロードマップと呼べるほどのものはないといいます。新潟にいる妹にも手伝ってもらいながら、テレアポのような営業ではなく、発信を通じて知ってもらい、頼みたいと思ってくれる人を少しずつ増やしていく考えです。
新潟での挑戦を後押しする存在
齋藤さんは、新潟での起業もゼロから1を作る仕事だと言います。堀さん自身は、自分はそういうタイプではないとして、妻の存在の大きさを語りました。
こういうのをやったらいいんじゃないみたいなのを示してくれるので、本当にありがたい。妻であり上司でもあるので、本当に大きい存在だなっていうのは思ってますね。
2人は、新潟で会社が動き出したらこのポッドキャストで報告する話や、新潟の自治体で齋藤さんが仕事をした後に新潟で収録する案で盛り上がります。
新潟の自治体でりょーじさんになんかやってもらって、そこに俺がついて行って、それ終わりに新潟で別に意味もなくポッドキャストを録るみたいなね。
最後に堀さんは、堀さん自身や齋藤さんについて聞きたいことがあれば、概要欄のフォームやSpotifyのコメント、Xのハッシュタグ「#自分を知るラジオ」で送ってほしいと呼びかけました。次の収録からは、全3回で「不安を力に変える」シリーズが始まる予定です。
まとめ
聴き手の堀基晴さんは、就活をせずフリーランスからラブソルに加わり、自ら企画したこの番組をきっかけに聞き手の仕事を広げてきました。落ち着きを武器に番組を支えながら、今は地元・新潟での起業という次の挑戦に向かっています。
- ラブソルはグッズ制作から事業を広げ、クライアントを輝かせるために何でもやる会社として語られた
- 堀さんは学生時代の出会いからフリーランスを経て、2、3年前にラブソルの正社員になった
- この番組は会社の指示ではなく、堀さんが齋藤さんに声をかけて始めたポッドキャストだった
- メインではない聞き手としてどう番組に貢献するかを、堀さんは常に考えている
- 母校の標語「ビーグローカル」を胸に、新潟・燕市での発信系の起業を準備している






