Claude Codeって、そもそも何がいいの?
おちつきAIラジオのこの回のテーマは「今更聞けない、Claude Codeって何がいいの?」です。しぶちょーさんは、ずっと話題になっているClaude Codeの基礎の基礎を知る回だと切り出します。
一方のかねりんさんは、Claude Codeが騒がれていること自体を知りませんでした。ClaudeとClaude Codeの違いも、OpenClaudeのような周辺の話題も「全部わかんない」と正直に打ち明けます。
ClaudeとClaude Codeの違いもわかんないし。
しぶちょーさんによれば、SNSを見ていると「自分もClaude Codeを触らなきゃいけないんじゃないか」と落ち着かなくなる人が多いといいます。かねりんさんが「見てないです」と返すと、しぶちょーさんは「じゃあ大丈夫です」と、いきなり番組を締めようとして笑いを誘います。
かねりんさんは最近、自分が本当にSNSを見ていないと自覚してきたそうです。収録のたびに、しぶちょーさんから「こんなことも知らないの?」という反応をされるからです。
あ、世間ではそういうことがあるんだみたいな。視点がなんかね、おばあちゃんみたいになってきた。
しぶちょーさんは、それを「すごい健全な生活」だと評価します。逆にしぶちょーさん自身は、番組のためにAIトピックを集めるうちに、アルゴリズムのせいで「驚き屋さん」ばかりがタイムラインに現れるようになったと嘆きます。
なんか、あれ?なんか全然製造業のことみんなつぶやいてねえじゃねえかみたいなさ。
脱線:下ネタはグローバルに通じる?
しぶちょーさんの冗談をきっかけに、話は大きく脱線します。しぶちょーさんは、製造業の職場はおじさんばかりで、下ネタを言うとみんな喜ぶのだと話します。
ただし、しぶちょーさんが今いるソフトウェア開発の部署には、機械畑の頃と比べて女性が比較的多いそうです。そのため、しぶちょーさんは「マジで気をつけないと一発でセクハラでアウトになる」と話します。
これに対してかねりんさんは、男性相手ならセーフだと考えること自体がおかしいと指摘します。男性でも下ネタが嫌な人はいて、女性上司が部下に触るような「逆のセクハラ」もあるのだから、性別は関係ないという立場です。
男同士だったら下ネタ、あの、OKでしょみたいな。喜ぶでしょ、嬉しいでしょみたいな前提がさ、昭和のおじさんじゃないの?その感覚。
かねりんさんはさらに、下ネタを手早く笑いを取るための「ドラッグ」にたとえます。安易に使うと、自分のユーモアのセンスをどんどん壊していくという考えです。
手早く気持ちよく面白くしたいから下ネタに手を出すわけじゃん。一緒だよ、これ。
しぶちょーさんは納得しつつも、下ネタはイギリスで同年代の相手にも通じたと話します。とはいえ、文化が違えば失礼になりうる「飛び道具」で、女性相手ならアウトだとも認めています。
最後は、ラジオのリスナーの女性から「下ネタもういいです」と言われたというしぶちょーさんの話で落ち着きます。かねりんさんは、女性リスナーが離れない「全年齢対象版」でいこうと呼びかけ、ようやく本題に入ります。
非エンジニアこそ学ぶべき?結論は「育成ゲー」
しぶちょーさんがClaude Codeを取り上げた理由は、SNSで「非エンジニアこそClaude Codeを学ぼう」「乗り遅れたらおしまいだ」という文脈で騒がれ続けているからです。
かねりんさんがバイブコーディング ── 細かいコードを自分で書かず、AIに自然言語で指示しながら雰囲気でプログラムを作っていく開発スタイルを指す言葉ですのことかと尋ねると、しぶちょーさんは近いと認めます。そのうえで、Claude Codeはコーディング以外の日常使いにも使える点が強調されているといいます。
え、そうなの?プログラム書くものじゃないんだ。
しぶちょーさんによれば、Claude Codeのメインはあくまでプログラムを書くことです。ただし、それ以外の用途にも広く使えることが強みで、同時に「正直、結構難しい」とも話します。
そのうえで、しぶちょーさんは最初に結論を示します。Claude Codeの本質を一言でいうと「育成ゲー」だというのです。
しぶちょーさんは、ゲーマーのかねりんさんに向けて、Claude Codeをモンスターハンター ── カプコンのアクションゲームシリーズ。プレイヤーは巨大なモンスターを狩り、その素材から武器や防具を作って強くなっていきますにたとえます。
強い装備をつけてけば、あれって。強くなるじゃん、主人公。でも主人公のレベルとかないじゃん、あれって。
モンハンの主人公が装備次第で強くなるように、Claude Codeも装備を買ったり作ったりしてカスタムし、「自分だけのAIエージェント」を育てていく道具だというのが、しぶちょーさんの説明です。
一方で、かねりんさんは「コマンドラインで打つって言われた時点で使う気ゼロ」と本音を漏らします。しぶちょーさんは、SNSに逃げてもそこで「非エンジニアでもClaude Code」と言われているので、逃げ場はないと冗談めかして返します。
黒い画面が苦手でも使える?
Claude Codeは、ブラウザで使うClaudeとは別物です。しぶちょーさんによれば、Claude CodeはAnthropic ── Claudeを開発するアメリカのAI企業です。Claude Codeも同社が提供していますが提供するエージェント型のコーディング支援ツールで、ターミナル、いわゆるCLIと呼ばれる黒い画面の中で動きます。
かねりんさんは「コマンドで何とかしなきゃいけない話は変わらないの?」と不安を口にします。しぶちょーさんの答えは、黒い画面で操作しても使い勝手はあまり変わらない、というものでした。
しぶちょーさんによれば、ある程度の指示用コマンドはあるものの、Claude Codeを呼び出してしまえば、ウェブ版のClaudeと同じように日本語で指示できます。難しいのは、むしろ最初の環境設定のほうだといいます。
では、なぜClaude Codeはわざわざ黒い画面で動くのか。しぶちょーさんが挙げた理由は、CLIが特定のツールに依存しない点です。
Cursor ── AI機能を組み込んだプログラミング用のコードエディタですやVS Codeなど、プログラミング用のエディタにはさまざまな種類があります。エディタ内蔵のAIツールを使う場合、ツールを切り替えるたびに使い方を学び直す必要があります。
CLIは多くのエディタに共通して備わっているため、今使っている環境のコマンドラインにそのまま打ち込めばClaudeを呼び出せます。しぶちょーさんは、これが「CLIの強さ」だと説明します。
変えなくてもね、環境を。今自分が使ってる所にスッと入ってこれると。
CLIは自販機ではなくバーテンダー
しぶちょーさんは続けて、そもそもプログラマーがマウスやアイコンがあるのにCLIを使いたがる理由を説明します。かねりんさんが「カッコつけてるんでしょ」と茶化すと、しぶちょーさんは「若干それもある」と認めます。
ギークっぽくてかっこいいみたいなやつあるのよ。やっぱCLIは。
ただし、しぶちょーさんが挙げる本当の理由は効率です。マウスクリックで同じ操作を何度も繰り返すより、CLIで繰り返し動作をまとめて指示したほうが速いといいます。
トラブルの原因を調べるときも、CLIなら通信の状態やIPの設定、Pythonのバージョンなどの情報をすぐに出せます。CLIを覚えるとさまざまな作業が楽になるので、プログラマーはそちらでやりたくなるのだそうです。
しぶちょーさんは、GUIとCLIの違いをよく使われるたとえで説明します。GUIは自動販売機、CLIはカクテルを注文するバーのマスターのようなものだといいます。
ボタンが決まっていて、押せば決まったジュースが出てくる。マウスとクリックで直感的に操作できる
マスターに言葉で注文するように、細かい調整が効く。覚えると速く、強い
ボタンを押してバンって既存品がボンって出てくるんじゃなくて、これこういう風にしてこういう風にしたいなみたいな。そうするとマスターがはいよって出してくるみたいなね。
しぶちょーさんによれば、Claude Codeの第一の価値は、このCLIにClaudeが常駐し、すぐに呼び出せて、日本語で入力すれば仕事をしてくれることです。
いつもの作業を「スキル」で自動化する
かねりんさんはここで、コマンドがわからなくても日本語で指示すればファイル変換などをしてくれるのかと尋ね、しぶちょーさんが「そういうこと」と答えると、すぐに「使いたいです」と前のめりになります。
かねりんさんが想定していたのは、音声ファイルのコーデック変換です。変換コマンドを毎回覚えておらず、調べながらやるのがだるいので、代わりにコマンドを打ってほしいという希望でした。
しぶちょーさんは、そうした「必ずこう動かしたい作業」はスキルとしてセットできると説明します。使うツールやプログラムも含めてパッケージにしておけば、Claude Codeが指示どおりにスキルを使って処理してくれるといいます。
このカスタマイズ性っていうのがClaude Codeの強み。
しぶちょーさんによれば、流れ作業だけでなく、もっと抽象的な作業もスキルにできます。例に挙げたのは、この番組のようなポッドキャストの制作工程です。
しぶちょーさんは、Claude Codeは自分のローカル環境で動くため、途中で止まらずかなり自律的に動くと話します。許可を求めてくることもありますが、許可を求めなくてよい設定にすれば一気に進めてくれるそうです。
かねりんさんが「業務効率化しそう」と反応すると、しぶちょーさんは、だからこそ非エンジニアにも勧められているのだと応じます。
しぶちょーさんは、ほかの自律型AIエージェントとの違いにも触れます。以前の回で出てきたDevin ── ソフトウェア開発を自律的に進めるAIエージェントとして知られるサービスですやReplitは完全自立型のコーディングツールですが、コーディングに特化していて、自分好みのカスタマイズはあまりできないといいます。
クラウド上で動く。コーディングに特化し、カスタマイズはあまりできない。手元のファイルを元にした作業はしてくれない
自分の手元で動く。権限を与えたファイルの中なら自由に行き来してデータを取ってこられる。自由にカスタマイズできる
でもClaude Codeは自分の手元で動いてるから、自分が権限を与えたファイルの中だったら、別に全然行き来してデータを取ってきたりできると。
しぶちょーさんによれば、手元で動き、自由にカスタマイズできるAIエージェントだからこそいろいろな使い方があり、関連の本もたくさん出ているといいます。ただし「ちょっと難しいよ」という注意も繰り返します。
Skillsは「装備」というより戦術プラン?
かねりんさんは、日々の業務を効率化するために入れるものなのかと尋ねます。しぶちょーさんは、Claude Codeに興味があるから触ってみる、というモチベーションでもよいと答えます。
かねりんさんが画像や動画を作れるのかと聞くと、しぶちょーさんは、Claudeにはもともと画像生成の機能がないと説明します。そのうえで、文字起こしや手元のWordファイルの処理、文章作成、Pythonのプログラムの実行などができ、それらをつないだフローも組めるといいます。
ポッドキャスト音源のフィラーカットはできるのかという質問には、しぶちょーさんは「うまく組めば」と慎重に答えます。何ができるかは、何を装備するかによるからです。
しぶちょーさんが最もよく語られる装備として挙げたのがAgent Skills ── Anthropicが提案した、AIエージェントに作業手順を渡すための書き方のルールです。手順や注意点をまとめたファイルを置いておき、必要なときにエージェントが読み込みますです。しぶちょーさんは以前、かねりんさんの口調をまねる「かねりんスキルズ」を作ったことがあり、かねりんさんは「口の悪いかねりんができたやつか」と振り返ります。
しぶちょーさんによれば、SKILL.mdというMarkdown形式のファイルに手順を書いておくと、エージェントは作業時にそれを読みに行き、どう作業すればよいかを理解しながら進めてくれます。手順書のようなものを、いろいろなところに仕込んでおけるわけです。
装備に近いかな。装備っていうか戦術プランみたいな感じかもしれない。
かねりんさんは、スキルを「専門家が毎回憑依するみたいな感じ」と言い表します。しぶちょーさんはそれに同意し、作業ごとにスキルが入れ替わるイメージだと補足します。
スキルの中では、手順や実行方法、使う素材まで定義できます。必要なPythonプログラムの置き場所を書いておけば、エージェントはそこまでプログラムを取りに行き、CLI上で実行して結果を持ってくるといいます。
かねりんさんは「何に使えるかはまだ具体的にイメージついてない」と話します。しぶちょーさんは具体例として、スキルを組んだことで、動画生成から字幕付けまでビデオポッドキャストを完全自動化している人がいたと紹介します。
MCPとプラグインで装備を借りられる
しぶちょーさんは、スキルとは別に、Claude Codeにさまざまな道具を持たせる方法としてMCPを紹介します。かねりんさんは「からあげ先生の本のやつだ」と反応します。
しぶちょーさんによれば、MCPを使えば、NotionやFigmaなど、さまざまなデータベースやファイルシステムにClaudeが能動的にアクセスし、データを取ってきて作業に使えます。
かねりんさんがPremiere Proで動画編集できるかと尋ねると、しぶちょーさんは「そのレベルはちょっと無理かもしれない」としつつ、実際に動画編集している人がいるので何かを使っているはずだ、と答えます。ショート動画を自動で作った事例も結構あるそうです。
しぶちょーさんが特に良い点として挙げるのは、誰かが作ったスキルセットが共有されていることです。スキルやMCPをまとめたパッケージがプラグインとして共有されていたり、マーケットプレイスで販売されていたりする場合もあるといいます。
自分のそのエージェントのレベルに関係なく、そのスキルさえ持ってきちゃえば基本的には同じことができるから。
これが、しぶちょーさんがモンハンにたとえた理由です。装備が同じなら同じことができるので、使いこなすための知識もそれほど必要ないといいます。
スキルは名前を言ったり、スラッシュとスキル名で呼び出したりできますが、文脈から読み取ってくれることもあります。基本は日本語で入力すればよいと聞いて、かねりんさんは「いいじゃん」と喜びます。
俺コマンドわかんないから、ちょっと何かお前これ何かうまいことやっておいてよって言ったら、あ、わかりましたつって、CLI上でチャチャチャチャチャチャってやってくれるわけ、勝手に。
それは先に言ってくれんと。
しぶちょーさんによれば、ソフトウェアのインストールや環境設定も、エージェントが勝手に進めてくれます。コマンドを打つのは人間ではなくエージェントであり、そこにCLIを使う意味があるということです。
しぶちょーさんは、ポッドキャストの原稿書きのようなコーディング以外の作業でも、さまざまなツールとの連携で効率化できるため注目されていると話します。SNSを見る限り、ポッドキャスターでも使っている人がかなりいる印象だそうです。
料金はいくら?Proユーザーなら使わないと損
Claude Codeを使うには課金が必要です。かねりんさんは、動画編集や字幕付けまでさせたら、とんでもない金額になるのではと心配します。かねりんさんはManusの従量課金で「お腹いっぱい」だといいます。
しぶちょーさんによれば、Claude Codeはトークンごとの課金というより時間制に近い仕組みです。5時間でこのくらい動かせるという枠があり、超えると一度止まり、時間が経つとまた使えるようになります。
五時間でこのぐらい動かせますよみたいな。
しぶちょーさん自身はProプランを使っていて、個人で試すならProで十分だといいます。リミットに達したあとにすぐ動かしたい場合は従量課金になりますが、待てばお金はかかりません。
| プラン | 価格 | しぶちょーさんの見立て |
|---|---|---|
| Pro | {placeholder} | 個人で試すならこれで十分 |
| Max | 100ドル(約1万5000円) | Proより多く使いたい人向け |
| Max | 200ドル(約3万円) | よっぽどのヘビーユーザー向け |
かねりんさんが、チャットもCodeも同じ課金で使えるなら「使わなきゃ損じゃん」と言うと、しぶちょーさんは利用枠が共通だと補足します。Claude Codeを使いすぎると、その時間帯はチャットの方が使えなくなるそうです。
しぶちょーさんは、スキルの使い方は難しいと認めます。ただし、スキルの作り方がわからなければClaudeに聞くのが一番早く、「こういうことをスキル化したい」と頼めばClaudeがスキルを作ってくれるといいます。
環境設定の面倒さやコマンドラインでの呼び出しに慣れれば、自分好みのエージェントをカスタムし、自分の作業を任せられるようになります。しぶちょーさんは、このカスタマイズ性と育成性がみんなを惹きつけていると話します。
CLIへのなんかアレルギーみたいなものを断ち切れば。
しぶちょーさんは、かねりんさんならハマれば使いこなせるのではないかと見ています。かねりんさんも、CLIは調べながらたまに使っていると話し、「断ち切ろうか」と前向きになります。
最初の1冊より、この無料ガイド
しぶちょーさんは何冊か本を読んだものの、なかなか「これだ」というものがなかったといいます。『Claude codeによるAI駆動開発入門』はかなりエンジニア向けで硬めで、関連書籍は3冊ぐらい出ているはずだそうです。
しぶちょーさんが「パッと見て一番良かった」と勧めるのは、Zenn ── エンジニアが技術的なノウハウを記事や本の形で共有するプラットフォームですで公開されている「0から分かる Claude Code 完全ガイド」です。基本的な話が全部入っていて、しかも無料で読めます。
やっぱね、このサブエージェントの作り方とかも、そういうのも全部網羅してるから。
しぶちょーさんによれば、このガイドはAnthropicのベストプラクティスを参考に作られているようで、わかりやすいといいます。かねりんさんは「なんでこんなの無料で出てんの?」と驚きます。
しぶちょーさんは、QiitaやZennのようなサイトがあるのは、プログラマーにオープンソースの「シェアする文化」があるからだと説明します。ガイドで使い方をつかんだら、ほかの人が公開しているエージェントやスキルを参考に取り込んでいくのがよいといいます。
フックスやプラグインなど細かい機能は資料で確認してもらうとしたうえで、しぶちょーさんは、Claudeに課金している人は恐れずに触ってみるとよいと勧めます。
ただし、初期設定には注意が必要です。API経由でも使えますが、最初にAPI経由で登録してしまうと、かなりの従量課金になるといいます。
しぶちょーさんは、目的によってはClaude Codeより別のツールがよいとも話します。
自分の手元でエージェントを動かし、いろいろカスタマイズしたい人向け。作ったものはローカルに置かれ、公開環境は自分で用意する
手っ取り早く作ってリリースしたい人向け。環境の上で動いているので、作ったものをそのままデプロイできる
しぶちょーさんは、Claude Codeは非エンジニアにも役立つものの、非エンジニアでも使いやすいかといえば全然そうではないと念を押します。ある程度の勉強が必要で、最初は無理にでも使って慣れていくしかないといいます。
GitとGitHub、Linuxから生まれたバージョン管理
かねりんさんが「もっとすごいのが出てきてオワコンにならない?」と心配すると、しぶちょーさんは学んでも無駄にはならないと答えます。CLIにはプログラムの基本がみっちり詰まっているからです。
さらにしぶちょーさんは、Claude Codeを使ううえではGitHubがかなり関わってくると話します。Gitはプログラミングをしなくても知っておいたほうがいいとしつつ、しぶちょーさん自身も詳しいわけではないと付け加えます。
かねりんさんはGitHubを、Web3の仕事でエンジニアが使っていたことで知った程度です。しぶちょーさんはまず、GitとGitHubの違いを理解することが大事だと説明します。
Gitっていう仕組みがあって、そのGitによって作られるリポジトリっていうのがあるんだけど、それを共有するリポジトリ置き場がGitHubだから。
それをなんかみんなで持ち寄る場所がGitHubみたいな。
しぶちょーさんによれば、GitはLinux ── 世界中の開発者が協力して作っているオープンソースのOSです。サーバーなどで広く使われていますの開発のために作られた仕組みです。しぶちょーさんは、その成り立ちを記憶をたどりながら語ります。
Linuxの共同開発
世界最大級のオープンソースプロジェクトで、みんなで作るためバージョン管理が欠かせなかった
ツールが使えなくなる
無料で使っていたバージョン管理ツールが、有料化などで使い続けられなくなった
Gitを自作
Linuxの大規模開発に向けて、効率のいいバージョン管理を一から設計した
世界に広がる
いろいろなソフトウェアで使えるとして普及し、クラウド上で管理する場としてGitHubが生まれた
ツールが使えなくなった経緯について、しぶちょーさんは「使えなくなったのかな、有料化になったのかな」と、はっきりとは断定していません。
変化の激しいソフトウェアは「薄く広く」で歩く
Gitの話を聞いたかねりんさんは、しぶちょーさんを「驚き屋さんをダシに成り上がってきたエンジニア」だと思っていたと冗談を言います。しぶちょーさんがAIの分野に転向したのは5年前ほどで、5年あればインプットできると話します。
かねりんさんには、エンジニアといえば中学生の頃からプログラムが大好きな「神童」というイメージがありました。しぶちょーさんは、それはステレオタイプだと指摘します。
結構製造業でもさ、なんか四十歳ぐらいからソフトウェア分野に転向しましたみたいな人。
しぶちょーさんの周りには、機械設計から電気系の制御設計に移り、1〜2年で独立して食べている人もいるそうです。技術を学ぶうえで共通する部分があるのだろう、としぶちょーさんは考えています。
かねりんさんが、Claude Codeを勉強すればソフトウェアエンジニアとして食べていけるかと聞くと、しぶちょーさんは「難しいかもしれない」と答えます。しぶちょーさん自身も、ソフトウェアエンジニアとして食べていけるわけではないと話します。
しぶちょーさんは、「ソフトウェアエンジニアはもう失職」という驚き屋的な言説にも否定的です。ソフトウェアには知らなければならないことがあまりにも多いからです。
全部を知ってから手を動かそうと思ったら、多分おじいちゃんになってからじゃないと手を動かせないぐらいの知識量が必要なの。
しぶちょーさんは、自分の出身である機械分野とソフトウェア分野を比べて、学び方の違いを説明します。
歯車の形はずっと変わらず、新しい機械要素は基本的に出てこない。古い知識の組み合わせでも作れるので、網羅的に学んでから作れる
流れが速く、学んだ技術も廃れていく。必要なところだけやり、足りなくなったら周りを埋めていく学び方が必要
しぶちょーさんは、人気のPythonも廃れてはいないものの、バージョンが上がって書き方が変わり、数年前の書き方では動かないライブラリもたくさんあると例を挙げます。
かねりんさんが「諦めます」と言うと、しぶちょーさんは諦めないでほしいと返し、AIを使う前提の時代の学び方を示します。
しぶちょーさんによれば、大事なのは、その「薄く」をどれだけ若干濃くできるかです。
リスナーがClaude Codeに触るべきかについては、しぶちょーさんは「やりたいことによる」と答えます。早くアプリを作って人に触ってほしいなら、インフラまで貸してくれるReplitが安全で安心です。時間があり、カスタマイズや育成を楽しみたい人、ソフトウェアも勉強したい人には、Claude Codeを勧めています。
しぶちょーの装備はまだ「マサラタウン」
しぶちょーさんは最後に、Claude Codeはモンスターハンターだとまとめます。装備を作ったり買ってきたりして強くし、自分の課題と戦わせていく楽しさが、今の盛り上がりの理由だといいます。
かねりんさんが「しぶちょーさんの装備は公開されているのか」と聞くと、しぶちょーさんはまだほとんど裸だと答えます。
まだマサラタウンなんだ。
しぶちょーさんが作ったのは、しぶちょーさん用とかねりんさん用のポッドキャストスキル程度で、Claude Code用のスキルではないそうです。Claude Codeを本格的に使い始めたのは年末ごろで、本を1冊読んで試している段階だといいます。
しぶちょーさんは、この回のゴールは「何がそんなにすごいのか」を理解してもらうことだと締めくくります。
収録後のアフタートークでは、かすれ声のしぶちょーさんが、学生時代に声をからす応援団長に女の子がキュンとしているのを見て嫉妬していた話を披露し、かねりんさんが「可愛いね」と返して終わります。
まとめ
この回では、SNSで「非エンジニアこそ使うべき」と話題のClaude Codeを、しぶちょーさんが「装備で強くなる育成ゲーム」として解説しました。黒い画面への抵抗はあっても指示は日本語で出せ、スキルやMCPで自分だけのエージェントに育てられる一方、学ぶ手間もあるという、期待と現実の両方が見える内容でした。
- Claude CodeはCLIで動くAIエージェントで、呼び出した後は日本語で指示でき、コマンドはエージェントが代わりに打つ
- SkillsやMCP、共有されたプラグインという「装備」次第で、コーディング以外の作業も自動化できる
- Claude Proの利用枠をチャットと共有して使え、個人で試すならProで十分とされる
- 入門には無料の「0から分かる Claude Code 完全ガイド」が勧められ、早くアプリを公開したいならReplitなども選択肢になる
- 変化の速いソフトウェア分野では、必要なところから学び「薄く広く」を少し濃くしていく姿勢が大切だと語られた



