明るく振る舞っていないと、寂しさに飲まれそうだった
昨夜は『渋谷HUMAXシネマ』で、僕がギターを弾いて歌うという、ひどい内輪ノリのイベントがありました。
もちろん映画『えんとつ町のプペル~約束の時計台~』のイベントです。そんなお粗末なイベントの中で、僕はずっと明るく振る舞っていました。
というのも、『渋谷HUMAXシネマ』での上映は6月4日で終わるんです。
公開から2ヶ月以上、上映を続けてくださいました。感謝もあって、数えたら期間中24日間も通っていたそうです。
サイン会のお手伝いもたくさんしていただいたし、各種イベントも企画してくださいました。
思い入れがないわけがないんです。舞台挨拶の途中は、明るく振る舞っていないと寂しさに飲まれそうでした。
映画の最後は、いつもフェードアウト
千秋楽という明確な打ち上げがある舞台と違って、映画公開の最後は、どの作品もフェードアウトなんです。
お客さんが1人減って、2人減って、3人減って、一定量を超えて減ったから終わる。ろくでもない最後なんですよ。
前作を公開したときも、最後は寂しくてたまりませんでした。
こんな思いをするために命を懸けなきゃいけないエンタメって何なんだ、最後はバッドエンドじゃないか、と疑ったことすらあります。
今回も同じように寂しい気持ちにはなりました。できるなら、こんな日は迎えたくなかったんですけどね。
前作と違うのは、自分たちで舵を取っていること
ただ、前作と今作で違うことがあります。船の舵取りを『吉本興業』に任せていた前作と違って、今作は自分たちで舵を取っているんです。
前作は、続けたいと願っても、続けるコストが見合わないと突っぱねられてしまいました。
今作は、ランニングコストの問題を自分たちで解決できれば、自分たちの意思で別の続け方を提案できる訳です。
というわけで、ここから『えんとつ町のプペル~約束の時計台~』は、じわじわとイベント上映にシフトしていきます。随分前から準備していた、プロモーションの2の矢です。
その1発目が、6月28日(日)に『東京国際フォーラム』で行う大応援上映会です。いまは新しいモフのグッズの開発や、イベント上映のための運営オペレーションを整えています。
ここである程度のひな形を作って、夏休みあたりから各地でコンスタントに、しつこくしつこくイベント上映を続けていこうと考えています。
3の矢は、劇場建設
イベント上映は、つまるところ映画を終わらせないための打ち手です。そして実は、もう1つの打ち手、3の矢を考えています。
それが劇場建設なんです。
自前で劇場を持ってさえいれば、自分たちが作った映画や舞台を、自分たちのタイミングでかけることができるし、かけ続けることができる。
あとは維持管理費との相談なのですが、ここに作ったら維持管理費の問題にもある程度目処がつく、という場所があります。
『ちむにぃタウン』がいま運営のバトンを少しずつ引き継がせていただいている、『河口湖 音楽と森の美術館』です。
この施設の中に、映画を上映できる機能や、小さな舞台を上演できる機能がついていれば。そんなことをぼんやりと考えています。
一旦ですが、今月15日の18時から、施設の中に仮設でスクリーンを建てて、上映テストを行うことが決まりました。
あくまでテストなので、1日で建て込んでその日のうちにバラします。
仕組みを作らない限り、映画には終わりが来る
1つ確かなのは、映画が見られ続ける仕組みを作らないと、映画にはいつか終わりが来るということです。
どれだけ祈ったところで、仕組みを創造しない限り、いつかはあの寂しさを迎えることになってしまいます。
だからここから、あれやこれやと抗って、映画が見られ続ける仕組みを作りに行こうと思います。
映画を作った後に映画館を作る。うまくいくかどうかはわかりませんが、結構確度は高いんじゃないかなと思っています。
『えんとつ町のプペル~約束の時計台~』の挑戦はまだまだ続きます。このドキュメンタリーを、ぜひ追っかけていただけたら嬉しいです。
設営テストと上映テストに立ち会える券(限定60名)も出ているので、興味がある方は覗いてみてください。
それでは素敵な一日をお過ごしください。じゃあまたね。
まとめ
映画の最後はいつもフェードアウトで、僕はその寂しさを前作でも今作でも味わいました。今作は自分たちで舵を取れるので、イベント上映と劇場建設で、映画を終わらせない仕組みを作りに行きます。
- 映画公開の最後は、お客さんが減って終わるフェードアウトしかない
- 前作と違い、今作は自分たちでランニングコストの問題を解決すれば続け方を選べる
- 2の矢はイベント上映、3の矢は『河口湖 音楽と森の美術館』での劇場建設
- 仕組みを作らない限り、映画にはいつか終わりが来る




