サーバーダウンと「全公演完売」の現状
昨日の22時に、『キングコング』の漫才全国ツアーのチケット発売がスタートしました。
ところが発売開始と同時に、考えられないほどのアクセスが集中して、サーバーがダウンしてしまいました。たくさんの方にご迷惑とご心配をおかけしてしまい、大変申し訳ございませんでした。
スタッフがすぐに対応にあたってくれました。何かあったときに動ける状態にはしていたんですが、何度立ち上げても、また人がバッと来てダウンする、ということがずっと続いていたんです。
早く取れた人もいれば、何回も何回もトライして、1時間かけてようやく取れたという方もいらっしゃると思います。皆さんの大切な時間を奪ってしまって、申し訳ないなと思っています。
現状、チケットは宮城公演のA席後方が残りわずかなのを除いて、A席もS席もサロンメンバー席も、すべてソールドアウトとなっています。ありがたいことです。
ただ、ここで伝えたいのは、まず諦めないでくださいということなんです。
昨日は発売の裏で生配信をしていて、お客さんがどこに不安や不満を感じているのか、どこで誤解が生まれているのかを、なんとなく吸い上げさせてもらいました。
その中でわかったのは、スマホ3台、4台、パソコンまで駆使して、念のため複数の公演を取れた方がいるということです。そういう方から「キャンセルします」「リセールします」という声が結構あったんですね。
コンビニ払いの振込忘れなども、いろいろあります。なので、キャンセル席は絶対に出ます。いまは全部バツになっていますが、買えないわけではないんです。
リセールする人は、悪者じゃない
リセール、要するに転売についても書いておきたいと思います。
チケットを販売している『チムチケ』の中で転売が行われているのを見て、「転売ヤー許せない」という空気に一瞬なりかけていたんです。
転売ヤーの人がなぜ嫌われてしまうのか。たとえば4000円で買ったチケットを7000円で転売して、3000円の利益がその人に入る。そこに商売が発生していることに、「おい」となっている訳ですよね。
もちろん、世の中そういうものじゃないか、という人もいて、是非はあると思います。
でもアーティスト側からすると、事情があるんです。本当はチケット代を上げられれば、制作費をもっとかけてクオリティを上げられる。けれど、そうすると来られなくなってしまう人が増えてしまう。
イベントなんて、だいたいがファン感謝祭、お客様感謝祭なんです。
今回のツアーも、S席が6800円(子供2000円)、A席が4900円(子供1500円)。サロンメンバー割引だとS席が4500円、子供席は1000円です。
1000円でイベントをやっていると、そもそも元が取れるか取れないか、というところなんですね。お金のことだけを考えたら、たぶんイベントはあまりやっていないと思います。
応援してくださるお客様への「ありがとう」の気持ちで値段を下げているのに、転売ヤーがチケットを取って値段を上げ、その利益はイベントに還元されずにその人の財布に入ってしまう。それに対して「どうなの?」という声があるんだと思います。
『チムチケ』は、そうはなっていないんです。
たとえばA席の4900円のチケットを7000円で売ったとします。2100円の利益が出ますよね。この利益は、転売した人にも一部入るんですが、その多くはアーティストに還元されるようになっています。
つまり、チケットが届かなかった人に届いて、さらに運営にお金が還元される。そのお金で照明を一発増やせるかもしれないし、バックヤードで働いてくださるスタッフの皆さんのお弁当代が上乗せになるかもしれない。
なので、リセールする人は悪者じゃないんです。僕らからしても、リセールされるのは非常にありがたいことなんですね。
すべてNFTで紐付いているので、誰が買ったかもわかります。この仕組みがおもろいなと思って、『チムチケ』を立ち上げさせていただいたんです。だから、リセールする人を嫌わないでね、という話です。
予備席やスポンサー席も出せるかもしれない
キャンセルやリセールに加えて、もう一つあります。
実は予備席のようなものを用意しているんです。今日このあと、イベントのミーティングで、それを解放しようかという話し合いをします。
決まったわけではないのですが、各公演で数席出せるかもしれません。
いわゆる見切れ席です。全然見えるんですけど、ここからだとずっと横顔だな、みたいな席ですね。
当日急に行きたいと言われる関係者の方のために残しておこうと思っていたんですが、それを踏まえたうえでなら、解放してもいいかなと思っています。
立ち見席は、たぶん消防法の関係で難しいと思います。配信も、基本的にはやるつもりはありません。
それから、大阪公演と川西公演のスポンサーである竹綱先生から、「スポンサー席5枚のうち、自分の分1枚だけいただいて、あと4枚は皆さんに還元してください」という申し出をいただきました。
優しい。神様すぎました。スタッフと共有します。一人でも来られる人が増えたら、嬉しいです。
追加公演は「ないとは言い切れない」
追加公演についても、説明しておかなきゃいけないと思いました。
そもそもこのツアーのコンセプトは、キングコングの2人で、美術セット費も照明費もほとんどかからない、めちゃくちゃコンパクトなイベントのパッケージを持っておこう、というものなんです。
そうすれば、たとえば北海道でイベントやらない?となったときにパッとできる。僕ら2人でずっとイベントを続けていける訳です。
最初は、落語に極めて近い、ものすごく少人数の演劇をやろうかと思っていました。でも、その究極といえば漫才だよなと。
つまり、ずっと続けるためのパッケージを作っているんです。
たとえば梶原さんが3、4ヶ月後に北海道でロケが入っているとなったら、そこに合わせて劇場を頑張って探して、札幌公演をやろう、みたいなことが急遽決まったりすると思うんですね。だから、追加公演がないとは言い切れないんです。
中身は、時間が経てばブラッシュアップしていきます。新ネタを入れて、前にやっていたネタを外して、と、コロコロ変わっていくと思います。
キャンセルもリセールも出ますし、スポンサー席や予備席を解放することになるかもしれません。『キングコング』の収録と『Voicy』を、この期間はマメにチェックしていただけたらなと思います。
それから、今回のツアーはイベント花を一旦お断りしているのですが、お祝いの『ルビッチバルーン』は受け付けています。イベント後に、遊びに来てくれたお子さんにプレゼントしようと思っていて、バルーンを持って劇場を後にする子供と、それを見て喜ぶ家族と、ニヤニヤしている周りの大人たちの景色が、すごく美しいんです。ご支援いただけると嬉しいです。
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まとめ
漫才全国ツアーのチケットはサーバーダウンの末に完売しましたが、キャンセルやリセールは必ず出ますし、予備席やスポンサー席が解放される可能性もあります。僕らにとってリセールはありがたい仕組みで、このツアー自体もずっと続けるためのパッケージです。
- サーバーダウンでご迷惑をおかけしたが、完売でもキャンセル・リセールは必ず出る
- チムチケではリセールの利益の多くがアーティストに還元されるので、リセールする人は悪者ではない
- 予備席(見切れ席)やスポンサー席が解放される可能性がある
- コンパクトなパッケージで続ける前提なので、追加公演もないとは言い切れない






