「私を構成した漫画」を3冊に絞れるか
お疲れ様です。
お疲れ様です。深夜のログアウトです。
この番組はとある会社の同僚である私たちが、仕事終わりに遊んだゲームの反省会をお届けするポッドキャストです。
その他の情報もゆるゆるとお伝えしてまいります。漫画の話しましょうよ。パジマです。
そんな中、アベンジャーズ見終わりまして号泣しました。ゆうです。よろしくお願いします。
前回の更新でコメントに企画を募集したところ、いくつかいただいて、ありがとうございます。コメントいただいた方。
それを先ほどXでアンケートを取って、最終決を取った結果ですね。今回は「私を構成した漫画特集」でいきたいと思います。
おー。
『路傍のフジイ』、完結したらしいですよ。
やべえ、私見てないんですよね、最新刊。
で、これ喋り出すと多分5時間ぐらい喋れちゃうんで、自分という人間を構成してきた漫画を、一旦3作に絞ろうと。
くそむずい。
…という条件で、さっきまでうーんって言いながら絞ってました。まだ絞り切れてないまである。
本当にこれか…?って思いながら、一応まとまりましたけど。
ゆうさんの1作目は「迷いなく」ネウロ
こちら1冊目は、もうこれは迷いなく。これは確定で1個これっていうのがあるんですけど。
週刊少年ジャンプで連載されておりました、『魔人探偵脳噛ネウロ』とさせていただきます。これはね、ブレないですね。
私、好きな漫画とか質問された時に絶対に(ネウロと)答えてますね。1冊だけって言われても、多分ネウロって答えてると思う。
じゃあもう人生ナンバーワン漫画と言っていいんですね。
好きとかはその時々によって変わってきたりするとは思いますけど、好きなものの傾向とかの土台は、間違いなくネウロが作ってるなって気がしますね。
ネウロは松井優征先生なんで、後に『暗殺教室』を作られる。
そうですね。で、今は3作目でやってるのが『逃げ上手の若君』。全部アニメ化してますからね、松井先生。とんでもないですよ、本当に。
これ、ちょっと大変不勉強で、(ネウロが)どんな話か全然知らないんですよ。
物語の導入としては、お父さんを亡くしちゃった主人公の女の子、桂木弥子ちゃんっていう子がいるんですけど。
事故死でうわーって落ち込んでて、葬式からスタートするんですけど、そこに謎を自分のエネルギーにしてる魔人のネウロっていうやつが。
彼がもともといる魔界の謎を食い尽くしちゃって、もう食料がないって言って人間界に降りてくるんですけど。
なんか謎の匂いがするぞって言って始まっていって、弥子と2人で組んで謎を解きながら。
へー、そういうバディものなんだ。
正反対の、ないものを補っていく組み合わせっていうのが好きで。
結構ミーム化されてるっていうか、聞いてる方もご存知の方いらっしゃるかもなんですけど、ドーピングコンソメスープっていう。
マジで知らない。今聞いてもなお知らない。
だってドーピングコンソメスープで出てくるコックさん、やばすぎますよ、これ。
謎を解いていく中で、ネウロが魔人ってこともあって強いんですよ。物理的にめちゃくちゃ強くて。
最初は、主人公の女の子(弥子)がなんだこいつみたいな感じで進んでいくんですけど、徐々にお互いにないものを補いながら。
そういう関係性、そこがすごく良くて。ラストもちょっとそういうことに近い。
ちなみに(ネウロは)何巻ぐらいで終わり?
これは全23巻で。
ジャンプでヒットしたものの中では、読みやすい方と言ってもいいかもしれない。
序盤の方は、すぐ完結する謎ごとで進んでいくんで、途中から入っても割と見やすかったりするところもあるのかなみたいな。
パジマさんの1作目、ハイキュー!!は「センテンスの漫画」
じゃあ私の1本目もジャンプでお返ししましょうか。散々言ってますけど、私の1本目は『ハイキュー!!』です。
1本目でハイキューですか?
これは当然、時期によってスラムダンクと入れ替わる枠です。歴代最高スポーツ漫画としての枠を争い合う。
バレーでここまで当たったのは、おそらくハイキューが今までの中でもベストじゃないですかね。その要因はアニメが非常に大きかったんだろうなとも思います。
僕らスラムダンク世代で、バスケもリアルタイムでやってたんで、スラムダンクがアニメ化されるって聞いた時にすごい嬉しかったんですよね。
まあでも、(アニメ化には)たいそうがっかりしたんですよ。
一生ダムダムしとる。「コート何100mあんねん」っていうぐらいね。
その間に、観客席にいる牧さんの解説とかを聞かなきゃいけないからさ。一生ダムダムするしかないんですよね。
だからハイキューのアニメ怖かったんですけど、なるほどと。ボールと試合演出は3Dを混ぜ込むっていうことをやるのかと。
ボールを3Dでリアリティのある状態で描くことで、ちゃんと試合っぽく見えるっていうのは、ハイキューのいい発明ですよね。
僕、スラムダンクが好きな理由って、必殺技を言わないことだなと思ってたんですよ、。
ハイキューも、特に後半、どんどんリアリティが増していくというか。
スラムダンクってクライマックスにプツンって終わるっていうことで、すごく潔い終わり方をしてると思うんですけど。ハイキュー、コミックで45巻あるんですよね。
スラムダンクより1.5倍長い。でもその分、後半に行けば行くほど。(作者さんは)バレーの良さを、ちゃんと漫画で伝えれるって思ったんだと思うんですよ。
前半の、6巻ぐらいまでは、多分まだ競技を信じれてないんです、作者さん。これは僕の見立てですけど。
スラムダンクでヤンキーが喧嘩する要素を添えなきゃいけなかったように、ハイキューは男の子同士の関係性なんちゃらみたいな。
男の子たちが可愛いんだよね、やっぱり。言うこともやることも、全体的に可愛いんですよ。
けど、前半のターニングポイントがバーンとあって、それ以降は可愛さがどんどん削ぎ落ちていって、むしろ熱さを帯びていくって感じ。
スラムダンクがリアリティで売っていく漫画だとしたら、ハイキューはどっちかっていうとリリカルで売っていく感じ。ちょっと叙情的なんですよね。
「左手は添えるだけ」ってわかりやすいですけど、それ自体は別に名言でもなんでもないじゃないですか。当たり前のことを言ってるだけで。
あれ、文脈(コンテクスト)で感動するんだよね。「お前、今本当にバスケ好きになったんだな!」みたいな。
で、ハイキューは、センテンスで名言っぽいことを言うよね。高校生のリアリティとしては、ちょっとみんな頭良すぎるというか、詩的すぎるんだですけど。
詩的すぎるけど、やっぱりでも、「下を向いている暇はあるか?」とか。やばいよね。
そこ大好き。泣いちゃう。そこが。
普通もうちょっと恋愛とか絡むじゃないですか、少年漫画って。(ハイキューは)一切その寄り道がない。
学生たちの日常生活も、バレー以外のところはやっぱりそんなにないかもしれない。
僕はスラムダンクのように、ひと夏で終わる話が好きなタイプだと思ってたんですけど、ハイキューのアプローチはこれはこれでいいなっていう。主人公の成長が、長いスパンでずっと続いてく。
大人になって眩しくなった桜木花道
じゃあどんどんいきましょう。ゆうさんの2本目。
スラムダンクなんですよね。もう(パジマさんが)めっちゃ喋ってたんで、もういいかなって感じしてるんですけど。
女性のゆうさんは、スラムダンクのどういうところにそんなに惹かれるんですか?
えー、やっぱ頑張ってる人っていいですよねっていう、なんかそこかな。
中高生の頃に最初読んで、その時は仙道とかが好きだったんですよ。あと三井寿とかね。
『THE FIRST SLAM DUNK』を映画館で見て、もう…花道!!ってなって、漫画読み返してまた、花道!!!ってなるみたいな。
年を重ねてみると、ああいう真っ直ぐな努力とか、その辺に胸を打たれるようになって。
映画見て、リョーちんではないんだね。
最初は不純な動機でバスケ始めて、そっから自分で好きになって、練習も頑張ったりしてっていう、その過程にグッとくるっていうので。
あれは、年輪重ねれば重ねるほど面白いタイプの漫画かもしれないね。そう思って、この間noteを書いちゃったっすけど。

リアルタイムの時は、特に陵南戦の小暮とかに、すごい胸打たれてたわけよ。
大人になってから見る花道は、すごくいいね。
いや、そう、花道なんすよね。眩しい、なんか。どんどん眩しくなっていく、彼が。
ハイキューとスラムダンクは、競馬で言ったらもうハナ差で常に抜き差ししてる感じなんで。
私ももし当時リアルタイムで見てたら、バスケ部入ってただろうなって思いますもん。やりてえ、バスケ。
ファーストスラムダンク見終わった後、めっちゃバスケしたいわって思いました。バスケ部でもなんでもなかったのに。
いつもゆうさんは、何を見ても自分で「やりてえ」が先に来ますよね。
ネウロ、スラダンときて、確実に少年のチョイスですね。
「人にはマジで勧めない」ザ・ワールド・イズ・マイン
私、ここでちょっと趣旨を変えさせていただきます。
これはね、人にはマジで勧めないっていつも言ってるんですけど。2本目はですね、『ザ・ワールド・イズ・マイン』という漫画です。
出た。
連載は97年ぐらいらしいわ。新井英樹さんっていう、僕のすごい大好きな漫画家さんの作品なんですけども。
結構すぐ絶版になっちゃったんですって。単行本が。僕ちゃんとフィジカルで持ってました。
Wikipediaに載ってることだけ言うと、特に理由もなく殺人を重ねるモンちゃんとトシというコンビと、正体不明の巨大生物ヒグマドンが起こす騒動に関わる人々の群像劇。
作中ではインターネットが重要な役割を果たしたり、9.11以前に同時多発テロを描くなど、時代に先駆けた描写が多数存在する。すごい漫画です。
本当にオススメしない理由は、真正面から人がたくさん死ぬとか、そういうシーンが本当にたくさん出てくるので、ちょっと規制が入ってるぐらいです。
これ漫画でやるの本当にすごいなと思うんですけど、「人が人を殺してはいけない理由って何ですか?」みたいなことを、登場人物が問いかけたりするんですよ。
THE WORLD IS MINEはね、それをちゃんと漫画の中で大人が答えを言うんですよね。それはこうですっていう。
僕、単行本2巻ぐらい出た時に、平積みされてたのをパッて手に取って、なんじゃこりゃつって、そっから読んだって感じだったんですけど。結構衝撃だったですね。
新井英樹さんの漫画、他にもいい作品いっぱいあるんですけど、心地よく読み終わらせてはくれない漫画がすごく多いですね。
心にちょっと引っかき傷が残るような作品もあったりするけど、でも最後読み切ると、なんかすごいものを見たな、という読了感。
爽快ではないです。爽快さはゼロじゃないですかね。そのかわり衝撃はすごい。
ヒカルの碁と「まっすぐ頑張る主人公」
この話の流れでこれ出すのはって感じなんですけど…、もうほんと王道も王道っていうか、マジ捻りなさすぎかもしれないんですけど。
こちらもですね、週刊少年ジャンプで連載されておりました、『ヒカルの碁』でお願いいたします。
天才って言われるアキラっていう、プロとかで活躍してるおかっぱの男の子と、もう1人の主人公がヒカルって子なんですけど。
ヒカルがおじいちゃんの蔵を漁ってたら碁盤を見つけて、過去にすごい活躍されてた佐為ってやつの霊に取り憑かれて。
佐為が囲碁にちょっと心残りがあるから、体だけ貸してくれって言って、後ろで指示を出しながら最初はやっていくっていうところから始まるんですけど。
文字通りのゴースティング(笑)。
ヒカルはヒカルで、自分の力で囲碁を打ちたいみたいな気持ちが少しずつ芽生えていって。
花道もヒカルもそうですけど、最初そんなことなかった人が、自分で楽しさを見つけて、勝ちたいって頑張っていくみたいなストーリーに多分すごい弱いんだなって。
あとこれ多分よく言われてますけど、結局最後まで見ても、あんまり囲碁のルールちゃんとわからないっていうか。
逆に言えば、囲碁のルール全くわからなくても面白い漫画っていうのはあるのかなと思ってて。
5年ぐらい前に読み返した時に、ちょっと囲碁やってみるかって言って、アプリでやったんですけど。
すごい、やっぱやるんだな。
全くわかんなかったですね。
あと、なんせ絵がね、とても綺麗なので。
なんせあの小畑健先生ですからね。
(ヒカルの碁は)明らかに碁の普及に、めちゃめちゃ貢献してますもんね。
アニメ版だと確か、毎話ラスト1分ぐらいで、当時活躍されてたプロの方が一言講座みたいなのをやってたとか。
正しいなあ。
でもやっぱ構成ってなると、どうしてもちっちゃい時見てたジャンプに偏っちゃうなって気はしますね。
やっぱまっすぐ頑張る主人公とかキャラクターに惹かれますね。
まっすぐが好きなんだな。
はい、弱い。
「とにかくラストのオチ」さよなら絵梨
これ入れていいのかなって感覚がちょっとあるんですよね。悩みに悩んで、『さよなら絵梨』。
藤本タツキ先生の読み切りですね。これもうね、シンプル大好き、この話。
出た時期は『ルックバック』の後で、『チェンソーマン』第2部の前っていう時系列ですよね。
へー。やっぱ映画が好きだからですか?
もう、とにかくラストのオチ。これに尽きます。そこにそれを持ってくるのも、それで落とすのも、もう本当に最高のオチ。
何がどこまで現実で虚構なのかみたいのが、やっぱタツキ先生お好きよね。お得意よね。
さよなら絵梨も完全にそのパターンで、表か裏かみたいのがよくわかんないけど、最後なんだかよくわかんない大感動が襲ってくるっていう。
さよなら絵梨は全部、1ページを横に4分割しただけの、超テンプレートコマ割りなんですよ。
それは映画をフィルム的に上から下に流してることを表現する意味で、1ページ4分割を徹底するっていうアプローチも、すごく斬新でいいなと思いますし。
何にせよお話が綺麗。ドベタですけどね。
物語のパターンも、最大公約数でまとめていくと、大体十何パターンから三十何パターンしかないって言われてるんで。
次点が止まらない「ハンターハンター」から「ハチクロ」まで
他に選出に迷ったやつ教えてくださいよ。
集英社系でいうと、ハイキューも迷いましたし、あとハンターハンターとか。冨樫義博展も1人で行ってましたし。
これちょっと最近ですけど、『チ。』。私、魚豊先生大好きなので、『ひゃくえむ。』も。
あと『殺し屋1』ってわかります?もう迷いました。
生きるか死ぬかみたいな時の、人間の醜いところとか、そこに関わるエピソードってやっぱ生々しいなと。
『スキップとローファー』。大好き。これ、心があったかくなって泣いちゃうみたいな。
あと『桜蘭高校ホスト部』とかね。私、漫画現物で全巻持ってますからね、ちゃんと。
大林望衣さんっていう先生が描いてる、『エンジェルハント』っていう全4巻の漫画があるんですけど。私これめちゃくちゃ好きで。
当時小学生で、周りに(エンジェルハントを)知ってる人誰もいなかったんで、1人で技の真似とかしてました。
冨樫先生で言えば、僕はハンターハンターよりも、『幽白』の後半よりも、『レベルE』。
絶対やと思った。
レベルEは5冊入れろって言われたら入れますね。あれこそ冨樫ワールドだと僕は思ってるんで。
あとはまあ『寄生獣』入れたいよね。美しい最終回第1位かな、僕の中では。
あと『稲中』とかで有名な古谷先生の『ヒミズ』っていう漫画。10本入れろって言われたら、ヒミズは絶対入れますね。
少女漫画で言えば、僕、矢沢あい世代ではあったんで。『天使なんかじゃない』からの『ご近所物語』。
ガキんちょの時にご近所物語を見て、こういう仕事を目指す方向性いいなって思ったのを強烈に覚えてるんで。
割とまともな道を歩まなくなっちゃいましたね。この漫画(ご近所物語)をちっちゃい時に読んだせいで。
あと、5冊だったら入れるかもしれない漫画としては『ハチミツとクローバー』ですね。
人生のサバイブ術で大事なことの7割は、ハチクロから教わってると言っても過言ではないですね。
好きな人が何かあった時に、しばらく何もしなくてもいいよって言えるぐらいの貯金は常に持ってたい、みたいな超かっこいいことを(作中の優男が)序盤で言うんですよ。
当時は、クリエイティブみたいな言葉は一切わかってなかったですけど、なんかずっと引っかかってましたよね。ネクタイ巻くのとかは、ちょっとよくわかんないなみたいな。
完結したらベスト3本に入るかもしれないと思ってるのは『ワンダンス』。『ゴールデンカムイ』も『恋は雨上がりのように』も『うさぎドロップ』もいいです。もちろん『進撃の巨人』も。『鋼の錬金術師』も。
今ね、電子漫画をいろいろぱーってめくりながら、わーって言ってましたと。
皆さんを構成してる漫画も、ちょっと知りたいな。
聞かせてください。ぜひぜひ。性格が出て、これ面白いです。
以降は格ゲー関連の話題が続きます!
まとめ
ゆうさんは『魔人探偵脳噛ネウロ』『スラムダンク』『ヒカルの碁』を挙げ、「まっすぐ頑張る主人公」に弱い自分に気づいたと話しました。パジマさんは『ハイキュー!!』『THE WORLD IS MINE』『さよなら絵梨』と、王道と「人に勧めない」作品を混ぜた選び方に。
- ゆうさんの3選は、種族を超えたバディと、まっすぐ努力する主人公への愛が軸
- パジマさんはハイキューを「センテンスの漫画」、スラムダンクを「コンテクストの漫画」と対比






